そこで、どんなものだったろうと、「帝國圖書館」で検索してみた。植草さんの持っていたと同じものはなかったが、別の版は出てきた。
堺利彦も投獄されるたびに、外国語を勉強したり、普段読めない本を読んだりしていたらしい。「楽天囚人」という本が見つかったので読んでみた。独逸語や仏蘭西語を勉強したり、和洋の名著を読む話が書いてある。やはり気が散らない環境で勉強がはかどると、一種の「強がり」を言っている。驚嘆すべき意志力だ。
房内に侵入する蟻を観察して、蟻の世界にも奴隷制がありそうと推測したりしている。ファーブル昆虫記を訳した大杉栄のことも思い出す。大正時代の本だが、第二次大戦当時よりは、囚人に対して人間的な扱いがされていたかもしれない。
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ところで、「帝國圖書館」はまったく便利なアプリだ。助かっている。
国立国会図書館デジタルコレクションの概要がここに…— 隠居老人こと福地博文 (@hfukuchi) 2018年2月4日
これだけでも素晴らしいが、iOS上のアプリ「帝國圖書館」を使うともっと読み易い。 https://t.co/wYxd7LyfA9
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植草さんの「コラージュ日記」(全二巻)は、「スクラップブック」付録に収録された手書き日記をまとめたもの。月報を掻き集めれば、読めるのだがまとめて読みたくなった。ひとまず、図書館で借りることにした。南極越冬のコックさんの本も含めて、予約済み。明後日には手に入りそうだ\(^o^)/
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