今朝、ひょんなことから、ピエール・カミを思い出した。Twitterだったかしら。カミのシュールな短編は子供の時に読み、その奇妙さのおかげで記憶に残っていた。
こんなサイトも見つけた。
「ピエール・カミを読む」
彼の本はなかなか見つからなかったが、奇跡的に図書館にあったので、早速予約。わりと最近再版されたらしい。
他に、フランス語版だが、Kindleに2冊あった。とりあえず、おためしでダウンロードしておいた。あとでゆっくり解読したい。挿絵(本人の作品?)も入っていて、眺めるだけでも楽しかろう。
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コクトーの「オルフェの遺言」(1960年)を観る。「オルフェ」(1949年?)よりははっきりした画面。黒白の対比が美しい。コクトーが監督だけでなく、主演もしている。そして最後の方にはブリンナーも出てくるし、ピカソもちょっと顔を出す。字幕も吹き替えも無いが、なんとか分かる。
これはソフトが欲しいが、DVDは高くて手が出ない。VHSなら1円なのだが…
コクトーのドキュメンタリーも観た。面白いおっさんだ。
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午後、ようやく「ドクトル・ジバゴ」を読み出す。最初の10ページぐらいを我慢すると急に主人公たちが立ち上がってきて、動き出した。午後4時間ぐらいかけて、上巻をほとんど読み終えた。全部で850ページ以上あるが、この調子なら明日には読み終えそうだ。
読みはじめて調子が出るまでに、大昔の版も勘定に入れると55年以上かかったことになる。プルーストより難物だったということになる。
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