「継ぐのは誰か?」を「小松左京コレクション2」で読む。
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二日連続の雨しかも寒い。出かけるには不都合だが、読書には最適。
「小松左京コレクション2」は、「果しなき流れの果に」を読むために借りたが、一緒に掲載されている「継ぐのは誰か?」も面白ければ読んでおこうと、気軽に読み始めた。
近未来物。クラークの小説の香りもする物語で、「果しなき流れの果に」よりはずっと読みやすい。ストーリーが単純である。テーマは同じくらい重い。楽天的ではなく、悲観的。「継ぐのは誰か?」という題名の「?」が意味するところは、人類の後継者は誰になるのか解らないということのようだ。
小松先生は厭世的な作品を書くが、ご本人が大変だったろうといつも思う。
小松左京の著書を集めたいが、場所がないので、電子図書と図書館併用を考えたほうが良さそうだ。電子図書で持っているほうが正解と言える作家かと、思い始めた。さまざまなアイディアが散りばめられた作品が多いので、ストーリーの細部としてすべて記憶は出来ない。検索を繰り返しながら、百科事典として読むのがいいだろうとの判断。
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