今日は、ポール・オースターの「孤独の発明」(柴田元幸訳 1991年 新潮社)を読む。借りるときは気付かなかったが、2つの作品が収められた本。前半の「見えない人間の肖像」がお目当ての、父親のことを書いた作品。
深刻な過去を持ちそのせいか皮相的な暮らしをする父親に反感ももちながらも、どこかで温かい目で見ようとする息子の視点から書かれている。親子だが、他人でもあるという人間の宿命をうまく表現している。自分も息子からこのような見方をされているかもしれないと思える。
二番目の「孤独の発明」は難しくてよくわからない。例の「100回読むべき」作品かもしれない。
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ともかく、ポール・オースターはもっと読みたくなる。前回読んだのはいつか、自分のブログを検索してみた。2016年の10月だ。「トゥルー・ストーリーズ」を読んでおり、良い評価をしているのだが、ブログでは内容に触れていないので、なぜ良い評価なのかわからない。記憶にもない(*^^*)
また借りなくては。以前行っていた図書館なので、注文しなくてはならない。もう一冊「空腹の技法」というのもあったなあ。
そのとき中古で買った、そしてまだ読んでいなかった「シティ・オブ・グラス」という本が出てきたので読み始める。探偵小説仕立て。面白そうだ。たまたまだが、ハイドンの「マン・イン・ザ・ムーン」のレコードをかけて聞く場面がある。こんなの本当にあるのかしら?
これのことか? Youtubeではこれ。
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夕方、いつもの図書館に行ってみたら、「ティンブクトゥ」と「幻影の書」を発見。借りてしまった。
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