朝、外を眺めたら、近所の自転車置き場の自転車に貼られた反射シールからの光線が、スペクトルに分かれてきれいに見えた。
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「シティ・オブ・グラス」(ポール・オースター 山本・郷原訳 1989年 角川書店)を読了。
初期の代表作と言われている。わかりやすい筋の展開、簡潔な語り口で書かれているのがその理由だろう。探偵小説の形をとっている。主人公の書いた「赤いノート」を題材にして、作者が書いたという(よくある)体裁をとっている。
一昨年の秋に古本で購入したが、なぜか読まなかった本。体調が悪かったせいか…
主人公のマネをしてハイドンの「月の世界」とかいうオペラをYoutubeで聴きながら読んだ。
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ポール・オースター熱がこうじてきた。青柳さんのドビュッシーの本を少し読んで休憩した後、「ティンブクトゥ」(ポール・オースター 柴田元幸訳 2006年 新潮社)を、三時間かけて一気読み。
これも、ポール・オースターにしてはわかりやすい小説。(ところで「わかりやすい」の定義をしておく必要はありそうだ。あとで…)
犬が主人公。結局、非業の死をとげる飼い主を慕う悲しい物語だが、やはりポール・オースター流のペーソス溢れる話となっている。
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このままいくとポール・オースターの図書館本はすべて読みつくしそうだ。30冊弱あるようだ(*^^*)
それとは別に、2冊借りた。ソール・ライターの写真集は3週間かかってやっと入手。
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