2018年9月27日木曜日

気分がすぐれないときに読むべき本もある

 秋だけど、「夜来風雨声」だった。午後になって晴れてきた。今朝は気温が下がり、金木犀の花が香りだした。



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 2015年の今日にどこかで撮った石垣の写真が、今のお気に入り。「路上写真」の延長。



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 昨日の飲み会の後遺症(二日酔いとも言う)で、今日は仕事にならない。頂いた内田百閒関係の文庫本を整理してみた。

 内田百閒著の旺文社文庫は39冊くらいあるようだ。このページ(「夢現半球」)にお世話になり、知ることが出来た。ありがたい。今回頂いたものと以前から自分で持っていたものを合わせて22冊、手元にある。来月あと10冊位頂けるようなので30冊くらいになりそう。こうなると、男の子としては全部集めたくなるだろう。誘惑に負けない強さが必要となる^^;


 2冊ほど試し読みした。一冊はお弟子さんの平山さん(「ヒマラヤ山系」さん)の「実歴阿房列車先生」(これはさっきの39冊の範囲外)、もう一冊は「芥川龍之介雑記帳」(河出文庫)。



 ペーソスと言うか、あまり景気が良くないお話を読者をそらさず読ませるテクニックがすごい。遅筆だったと言われるがむべなるかなである。二日酔いのときに読むのに丁度よい。

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 朝ドラ「半分、青い。」では、親友が津波で亡くなったのを悲しむ主人公に、病気で奥様を亡くした近所のおじさんが、「悲しむのをやめなくていい。悲しみを受け入れて暮らせるようになる」と諭していたが、内田百閒も同じようなことを文章の中で述べている気がした。

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