2002年の写真。セセリチョウの仲間。ジェット機みたいに飛ぶ姿に魅せられていた。
同じく2002年の金木犀の写真。やはり今年も咲いて香っている。この香りをかぐと、なぜか漱石の「こころ」を読みたくなる。
***
朝は、珍しく天文学の勉強をした。大阪大学理学部大学院の講義のスライドを見せていただいた。この講義くらいのことを理解できれば天体物理学の謎(私にとっての)が解けるかもしれない。
主系列星のスペクトル。同じパターンで暗線が見える。これでこれらの星が同一の構造をしていることがわかるのだろう。
連続スペクトルは荷電粒子が加速度運動をしているから。うーむ、よくわからないが、なるほど。
X線発生装置。卒業実験で使ったのとほとんど同じ。なつかしい。それだけ。
***
図書館から借りている、「失われた時を求めて 5」(高遠先生訳)の貸出期限が近い(10月1日)ので、中断していたところから読み始める。全く違和感なくすぐ内容に溶け込める。これも訳文のわかりやすさと、詳細な(かつ面白い)訳者注釈のおかげだ。
戦術史の議論のあたりを読んでいると「戦争と平和」を思い出してしまう。とにかくこの主人公は饒舌。つまりプルーストの筆は縦横無尽。これを手書きしていたとすると、そして修正をくりかえしていたとすると、すごい能力だ。
残りは100ページ弱となった。読み終わったら、最新刊(6)を読み始めよう。これは紙の本で買ってある。
0 件のコメント:
コメントを投稿