2019年6月7日金曜日

ダールの皮肉もいいが、ニューヨーク図書館の試みにも惹かれる

ロアルド・ダールの短編集を拾い読みしていると面白い。ブラックなユーモアに満ちている。「南から来た男」というのがあって、歯車火花式のライターを10回失敗せずに着火できるかをかける話。これは落ちが秀逸。ダールはこのような「賭け」を書くのが好きなようだ。モームがたしか、この話をどこかで引用していた。まだ、探してないけど。「雨」だったか?(植草さんだったかしら、健忘症なのでわからなくなりました…)

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ALL REVIEWSのオシゴトは、OCRを2件やった。これで書評家Kさんの、あるフォルダーの中身が全部完了した。ちょっとした達成感。作業手順をまとめてみた。しばらく離れていると、コツを忘れてしまうので。
(1)OCR対象の画像をフォルダーからダウンロード。
(2)「プレビュー」で表示し、段組などないように、単純なブロックに画像を分割する。
(3)分割したPNG画像は連番を振って保存しておく。
(4)「ONLINE OCR」のページを開き、分割済み画像を一個ずつ変換する。
(5)変換結果を「テキストエディット」に順次貼り付ける。
(6)半角スペースを一括変換で消去。
(7)結果をざっと整形し、校正用の作業ファイルにアップロードする。

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この画像は「書影ったー」でいただきました!

昼寝がてら、昨日借りた『未来をつくる図書館−ニューヨークからの報告』(菅谷明子 2003年 岩波新書)を読む。これは面白い。図書館を利用することの、概念がガラリと変わる。9.11後の不況を乗り切るために、失業したビジネスマンをサポートする場面まで読んだが、金がなく当然資料やPCもない人たちが、図書館のサポートで失業以前より有能なビジネスマンに自己改革している。広範囲なデータベースをアクセスして既業プランを作る。米国の草の根ビジネスの強さがここにある。
私も、年金しか収入源がないから無理と言わず、なんとか、手段を見つけて、自分のやりたいことを実現したい。そのために、図書館を中心としたシステムを改革していきたいものだ。そう、思わせる力のこもった本だ。
映画「ニューヨーク図書館」もぜひ、見に行きたい。ついでに覆麺にもいくぞ!

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