2019年7月8日月曜日

『田園の憂鬱』時代の佐藤春夫より、本は読めている(エヘン)(^^)

『真実 パトリシア・ニール自伝』をさらにさらに読み進める。ゲーリー・クーパーとは、別れることになった。ふたりとも、心身ともに傷ついた。精神分析医にかかったのは、当時の流行か? ともかく、未練いっぱいだ。

ブロードウェイに戻り、キム・ハンター(後に「猿の惑星」ジーラ役を演じた大女優。)などとの舞台に出演しながら傷を癒やす。そんななか、ついにロアルド・ダールと出会う。パトリシアは年上の男性が好きなのか。話が面白いので、気晴らしになっただろう。今回は、好意的に言うと大人の恋。燃え上がらないが、結局結婚式をあげる。イタリアへの新婚旅行の帰りにイギリスの、ダール家を尋ねる。ダールの母親とは案の定うまくいかない。ダールはマザコンだった。しかし、ダールの甥や姪は可愛いと思った。ダールの子供はほしい。

「大人の恋」、そして「結婚」の顛末を語る文章は、みごとにダール風になっている。皮肉交じり。影響されやすい性格なのか。一方、この頃の収入はパトリシアのほうが多かったので、ダールは面白くなかったようだ。

ダールの執筆方法が書いてあった。緑色の布を貼った手製の板の上で、手書きする。トーマス・マンがカリフォルニアでやっていたのと似ているなあ。

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朝、寝床を離れる前に、青空文庫で、『田園の憂鬱』(佐藤春夫)を読んでしまった。国木田独歩よりは洗練された筆致。昔勤めていた藤が丘の書店で、『田園の憂鬱』が平積みされていたのを思い出した。

2001年撮影。私の「田園の憂鬱」。

『西班牙犬の家』と、『李太白』も午後、読んだ。少々かぶれてきたようだ。

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2019/6/18 日本語書記技術WG報告書(2019年3月31日付)
https://docs.wixstatic.com/ugd/eb8538_e921485ff03b4900aff942b28019d9f4.pdf
というのを紹介された。ちょっと読んで勉強したい。

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