2019年8月13日火曜日

映画「シャイニング」の、「シャイニング」の意味がやっとわかった

『献灯使』、残りの作品を全部読み終えた。

「不死の島」。「彼岸」。どちらも、「献灯使」に関連するエピソードと言える。災害後の日本に残るのも、出ていくのも地獄的。『日本沈没』も思い出してしまった。

「動物たちのバベル」。大洪水後に動物たちだけが生き残り、会話をかわし、「バベルの塔」も建てようとする。そんななか、生き残った人間が…

挿入されている絵もまた、迫力を感じさせる。

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以下、かなりネタバレなので、まだの方は、読まないでください。



タイプライターというキーワードで調べていたら、映画「シャイニング」もヒットした。短縮バージョンらしいが、Amazonプライムで観た。怪談だが、お盆なので丁度いい。売れない作家を演じるジャック・ニコルソンが熱演・怪演。怖いストーリーなのだが、子どもが準主役でもあり、死ぬほど怖くはない。子どもは超能力(「シャイニング」)を持つが故に、危機を招くが、助けも呼べる。
タイプライターはたしかに出てくる。そして、ジャック・ニコルソン扮する作家が、「仕事」と称して延々とタイプしていたのは、
「All work and no play makes Jack a dull boy」
というフレーズの繰り返しだけ。

ここは少し身につまされる。5ヶ月間の冬ごもりで、これしか書けなかったら、頭がおかしくもなるだろう。

まったく独立に読み、かつ観たのだが、『献灯使」のほうが、「シャイニング」よりずっと怖い。本質的な怖さ。

(後記:翌日ググってみたら、
KUBRICK.Blog.jpさんに、このタイプライター(ADLER)の素性が書いてあった。)
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ALL REVIEWSのシゴト、書誌編集を少しやってから、買い物ついでに、図書館で一冊借りてきた。


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夕食は、お盆なので、というよりは家計を考えて、精進料理。まずまず満足。ご近所からいただいた北海道産トウモロコシも美味しかった。

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8月3日からご滞在の若いアシダカグモくんは、本日昼、外に出たがったのでドアから出ていただいた。一回戻ってきたので、丁重にまた外に誘導した。これは今朝の写真。

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