2019年9月24日火曜日

どれを使うか、装丁・装訂・装釘・装幀、はたまたブックデザイン?

『本当のような話』(吉田健一 香月泰男装画 1973年 集英社)を読み始めた。オモシロイが、昨日の『瓦礫の中』のように一気に読了とまではいかなかった。でも80頁まで読んだので、なかなかいける本ではある。
最近のTwitterBOTの吉田健一引用で「民子さん」がよく出てくるのだが、この本の書簡集の読書が好きな主人公だった。76年頃読んだはずなのに忘れていた。
冒頭の目覚めのシーンはプルースト的。しばらく進んで話が展開しそうになってきたが、今日は時間切れ。

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ところで、吉田健一は「装釘」という言葉を使っている。装幀や装丁がフツーと思っていたが。英語でいうとブックデザインか? 少しこのあたりを明確にしたいと思う。とりあえず、インターネットや蔵書(布川角左衛門、栃折久美子)にあたってみても全然わからない、いや、初心者にとってはなかなか奥深くてオモシロイ。
花森安治は「装釘」派という説を見つけた。掛け軸を仕立てたら最後にしっかり釘で止めるだろうとのことらしい。
http://www.1book.co.jp/004846.html

忘れてはいけない(私にとっては忘れられない)本、『バビロンの流れのほとりにて』では、森有正先生があとがきで、「装幀をしてくださった栃折さん」にお礼を述べておられる。

植草さんの遺稿が収められている『退屈の利用法』には、「ブックデザイン 平野甲賀」の文字が…

他のいろいろな本をあたると、いろいろな表記がされている。それぞれのケースでそれぞれの言葉を使う意味やニュアンスがあるのだろう。そこを汲み取れるようになりたい。

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勉強のため『書物とともに 富山房百科文庫』と『書物學 1 書物学こと始め』を図書館システム(第二書棚の…)で予約。楽しみだ。


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節約しようと、医者に行くのを延期していたが、とうとう今日定期診断を受けに行った。節約生活のおかげで中性脂肪の数値が珍しく正常値になった。ともかく目的の抗アレルギー薬をもらったので、飲んで昼寝。皮膚のいやな掻痒感は劇的に、なくなった。

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夜、BSでリスボンの紀行番組を観る。鰯の塩焼きを赤ワインで食べるのがうまそうだ。マカオでも食べたな(遠い目…)。リスボンに滞在して「詐欺師フェーリクス・クルル」の続編(!)を構想するのが夢だ(もっと遠い目…)。


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