「カサブランカ」がとくにお好きだったらしい。記事が3つもある。
「ゆうべどこにいたの?」
「そんなに昔のことは憶えていないね」
「今夜会ってくれる?」
「そんなにさきのことはわからない」 (10頁)
「十年前、君は何をしてた?」
「歯にブリッジをしていたわ。あなたは?」
「職をさがしてた」(20頁)
ブリッジとは歯列矯正のハリガネのことだそうだ。映画を見たときには私は気づかなかった。二人の年の差をあらわすのですね。
「ルイ、これが友情の始まりだな」(240頁)
最後の場面。このあと、本当に友情が続くかはギモンだが…
やはり、土曜日の『パリ左岸…』の対談を聞いたから、フランス戦中戦後のことに関心が向いた。この本を借りたのは和田誠さんの訃報をきいたからだが、潜在意識は常に私の行動に口を出してくるようだ。
表紙は「サンセット大通り」のグロリア・スワンソン。これも素晴らしくいい映画でしたね。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿