むりはせず、軽い読書とジャム作りを行う。
昨日いただいてきた『クルやお前か』(内田百閒)の、「クル」の部分だけ読んだ。失踪した「ノラ」とちがい、クルは病気になったら医者にも往診を頼み、手厚く(ほとんど徹夜で)看護したが、亡くなってしまう。止むをえない次第なのだが、百閒先生の嘆き悲しみはノラのとき以上だ。でも悲しみの期間は短くて済んだようである。読んでいると涙が出てきた。
このあと、再放送の「ゲゲゲの女房」を観たが、ちょうど弟が突然なくなったところをやっていて、こちらももらい泣き。
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カタルシス。かえって気持ちよくなったので、頂いた花梨で、ジャムを作り始めた。今後のために作り方を記録する。
堅いので先にまるごと茹でておく。
柔らかそうな部分の果肉を細かく刻む。
芯の周りは繊維ばかりなので(石細胞?)使わない。
種とその周囲(いわゆる芯の部分)からは、良いエキスが取れる。別途水を少量加えて煮ておく。粘りのある蜜のようなものが抽出できる。ジャムを煮る時にこの蜜だけ加える。
刻んだ果肉にグラニュー糖をまぜる。同重量というのが定説だが、甘すぎるので、今回は4割位にした。花梨300グラムに対し砂糖120グラム。
砂糖をまぜてしばらくすると、水分が出てくる。先程の蜜と適量の水を加えて、ゆっくり煮る。
次第に、紅い色がついてくる。焦げる前に火を止めて放置。何回かこのプロセスを繰り返す。
このあとにおわったら、冷蔵庫でよく冷やして出来上がり。
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今季二回目、今、冷やしの工程に入ったが、味見するとよく出来たようだ。
アルミ鍋は酸で溶ける恐れがあるそうなので、じっくり煮込む前にステンレス鍋に移した。最初からそうすべきだったがもう遅い。ステンレス鍋は味噌汁作成用なので、空いてなかった(ToT)
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