『パリに死す : 評伝・椎名其二』(藤原書店)を昨日あたりから読み始め、200頁すぎまで進んだ。寝ずによむというほどではないが、いろいろ興味深いことが書いてある。
39頁〜43頁。森有正と椎名其二との交遊。「バルザックのような魁偉な風貌に破顔一笑が加わって風格があった」と森有正は著者(蜷川讓)に評されている。森有正は椎名其二に製本を習ったらしい、ものにはならなかったらしいが。
90頁。ふたたびフランスに向かった椎名其二が乗ったのはフランス船ヴェトナム号。
126頁。ルクリュ家での石川三四郎との出会い。石川は1913年にベルギーに亡命していた。(129頁)
石川三四郎の話は、栃折久美子さんの本を読んだときに、少し出てきた。
https://hfukuchi.blogspot.com/2019/12/blog-post_11.html
これを読んでおくべきかもしれない。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1173543
131頁。著者はドンムのルクリュ家を訪ねる。さらに127キロ離れたサン・フォワ・ラ・グランド(ルクリュの生家がある)へ、そして15キロ以上離れたモンテーニュの館へ。
144頁。江渡狄嶺との関係。『土と心とを耕しつつ』(叢文閣 1924)参照。(#この本はなかったが、江渡狄嶺の本は数冊有るので調べてみたい。)
218頁。ルグロ著椎名其二訳『ファブルの一生―科学の詩人』(叢文閣)、これは国会図書館デジタルコレクションですぐ読める。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1018260
***
午前中は市役所分室に行き、印鑑証明書を入手。午後はディーラーに行き車検証の所有権解除の申請手続き。車がないので、全部徒歩。今日は一万歩歩いた。車なし生活は体に良い。
***
夜は豆まき。我が家では「福は内」しかいわず、「鬼は外」はいわない。
豆(落花生)と恵方巻を食べる。美味い。
0 件のコメント:
コメントを投稿