2020年6月28日日曜日

The Complete Works of Virginia Woolf(Kindle版)を買いました

『心の青あざ』を読み終えた。
ご本人が、(75頁)、「ハッピー・エンドで終る偉大な小説はありません。」と書いている通り、余韻を残す終わり方だ。もっとも、大抵の小説はそうであると思う。『モンテ・クリスト伯』もほぼハッピーエンドなのだが、ダンテスとエデの船出のその先はよくわからない。

128頁。やっと本来の小説の主人公(の一人)、エレオノールの内面が書かれる。
夢想家である彼女は想像力に欠けていた。このことがちょうど、彼女の本に対する愛情と恋人に対する冷淡さを説明している。彼女は犬よりも猫に好かれていた。猫は自分らのもつ無限のもの、消滅した温かさ、燃えると同時に鈍い生命力を彼女の中に見つけたのだった。

132頁。
エレオノールは俗物である恋人から一時避難し、恋人が追ってくると、自宅のベッドでのんびりと『ピクウィック・ペーパーズ』を読んでいるところを見せつける。

***

今日の、収穫。

その一。
『The Complete Works of Virginia Woolf (Illustrated, Inline Footnotes) (Classics Book 3) (English Edition) Kindle版』を実質150円で入手できた。完全版の日記を捜していたのだが、もっといい。Kindle版なので、本文検索もできる。



その二。
『プロット・アゲンスト・アメリカ(字幕版)』がamazon prime videoに降りてきた。まだ第一話のみだが、無料。第二話以降は今の所有料(T_T)

これから、観る。



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