『太陽王ルイ14世 ヴェルサイユの発明者』を233頁まで読み進めた。今週土曜日の鹿島さんのサマースクール(第一回)までには読み終えられそうだ。昨夜から熱中症(または寝冷え)で体調が悪いのだが、かえってそのおかげでゆっくり読書ができて、捗った。
この本の冒頭はルイ14世が、専制君主になる過程をスピード感をもって書いていて、それはそれで興味深い。その後は、彼の女性遍歴を書きながら、その過程でというか、つぎつぎと変わる愛姫に気に入るようなヴェルサイユ宮を作り上げていく様子が書かれていて、おもしろい。「元祖構造主義者」ルイ14世が、ヴェルサイユの構造を始めとして、ヨーロッパ全体を自らの「構造」、統治の巧妙な仕組みによって、支配しようと考える。
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夕方、なんとか勇気を奮い起こして、買い物に出る。二度目の夕立があがる。虹が出て、スーパーの二階から見た、西空に夕日が輝く。35年前の空はもっと晴れていた。そのときは新任の勤め先である渋谷の高層ビルの窓からやはり西の空の夕日を眺めた。747が飛んでいくのを見たような気がする。
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