2020年8月6日木曜日

中村真一郎『江戸漢詩』(岩波書店)は「楽しく」読めて面白い

『共同幻想論』対談の感想note記事を、今朝も読み直し、いろいろと手を加えてみた。この記事をなぜ書くかと言う部分を直す。文字起こしの経緯を書いた部分は、不要なのでほぼなくしても良さそうだが、まだ残っている。見出しを工夫しないと途中でだれる。など、読み直すたびに不備がみつかる。ただし、続けて直してすぎると、支離滅裂になる。毎日、読み直して、よく考えてから直すべきだ。あと数日は直しを続けて、その後識者の意見を聞きたい。

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中村真一郎『江戸漢詩』を少し読みすすめる。「散文の世界」の章がたぶん読者トレーニング(漢文の)としてあり、その後に「詩の世界」がはじまる。読み下し文がついているので、とりあえず辞書など引かなくても、楽しめる。短い詩なら、漢字の字面だけで理解できるだろうと思っていたが、そうでもない。中村真一郎「先生」の解説が、うまい、というかご本人が「楽しんで」書いたことが伝わるので、詩の世界にうまく入っていけるようだ。



自前本なので、表紙の裏に漢詩(文)作者の名前を書き出して、自分用の索引を作りながら読む。なんでもないことだが、こうすると、この本を読む楽しさが倍加するように思う。あとで、これらの作者の著書を国会図書館(デジタル)で捜して、眺めるのも面白いだろう。

ちょっと熱が上がってきたようだ。『頼山陽とその時代』をもう一回借りることにした。『四季』も読みたいが、少し後回しにする。

『木村兼葭堂のサロン』を引っ張り出してきて、「序章」を読む。中村真一郎がどのように、死に至るような孤独を癒やしたかが書かれていて、何度読んでも感動的。吉本隆明がなぜ現代に意味があるか、という問題の答えにも通じそうだ。

今、思い出したが、note記事の末尾の「参考書」に『遠野物語』も追加しておかなくてはならない。中村真一郎も、追加してもいいかも。

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