『モスクワの伯爵』、早くも読了。本当なら「モスクワの伯爵」ロスを避けるために、もっとゆっくり読めばいいのだが、それを許さない面白さ。著者エイモア・トールズは、この本の最後を完全な結末にしていないので、続編を書く気はあるのだと思う。アメリカに亡命するかもしれない。全くの私見なので本気にしないで欲しい。
とりあえず……
340頁。
まかされた子供の世話に戸惑う伯爵に裁縫師マリーナが助言。
もし迷ったら、「大人と違って、子供は楽しくありたいんだってことを思い出して。」と。
347頁。
党幹部のオシプに、仏、英のことだけでなく、トクヴィル『アメリカのデモクラシー』を教える、筈だったが子供の世話で準備できなかった。その後、アメリカ研究には映画を観るという手段が選ばれる。
370頁。
1946年ヘスキップ。このころまでに行列国家になった。その数年前ナポレオンについでドイツ国防軍がロシアの冬に敗退。
375頁。
スクワット15回!年か?
380頁。
60代にならんとする(伯爵)
386頁。
強制収容所から(一時的に)戻った友人。
394頁。
政治局員はトクヴィルをあきらめ、映画でアメリカを研究した。ボガードがお気に入り。『カサブランカ』は別。
「娘」が怪我をし、病院に行くため、はじめてホテルを出る。政治局員に助けられる。戻って米国人のプレゼント、カーネギーホールでのホロヴィッツのチャイコフスキー1番を聴く。
中略
583頁。
1954年。
すったもんだを一応片付けた後、猫(亡霊)に会う。
584頁。
朝、スクワット5回。まあ許せるね。
*
終わった。映画『カサブランカ』的な終焉。
次作書いて欲しい。書くとしたら、どうなるのだろう!Nを探しに行くと推察するが。
*
この本を読みながら、いろいろな曲を聴いていたが、今日はいままでま聴いたことがなかったショスタコーヴィチをBGMにしてみた。ちょっとおもしろそうなので、『ショスタコーヴィチの証言』(水野忠夫訳 中央公論社、1980年)を図書館で借りることにした。
ショスタコーヴィチで思い出すのは、『河岸忘日抄』(新潮文庫)で、「弦楽四重奏曲第四番&第八番」のLPが重要な役割を果たす。ボロディン弦楽四重奏団、マーキュリー・レコーズ。
それはこれのことか……
https://youtu.be/yavWK8tViZI
***
午後、アラン・ド・ボトンの『プルーストによる人生改善法』(白水社)を読み始める。
20頁。
プルーストは、「職業への抱負をひとつも抱いたことがなかった。」
当初、司書になれるか、試しにやってみたが「埃っぽ過ぎる」ので断念。まだ金持ちぼんぼん。
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