小津安二郎『僕はトウフ屋だからトウフしか作らない』を少しだけ読み進める。
21頁~
伊勢松阪の少年時代、米の映画、「シヴィリゼーション」にしびれた。
あまりにも古いので、良さがすぐにはわからない。https://youtu.be/UwU035gIGO8
このあとの小津監督の話、失礼ながら意外と理屈っぽくなってきた。
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大岡昇平、『成城だより』も読み進める。
1980年5月3日。
大西巨人の『神聖喜劇』(光文社)がやっと完成した。さかのぼって全巻を6日かけて読み、疲れたが、凄い大作。
5月3日。
チトー死去。
5月8日。
評論集を出す相談。
YMOのLPを買った。いける。
5月9日。
サルトルへの正しい評価が必要。
評論集のゲラ直し。
5月13日。
神風時代以来の相撲観戦。禁を破ってビールをのむ。
琴風が若乃花を破る。
5月14日。
順天堂で検査。心臓肥大他。三日間安静後再検査。
仕事も延ばさなくてはならない。
5月16日。
内閣不信任案可決、解散。
5月17日。
韓国非常戒厳令、金大中氏連行。
帰化人、渡来人に関する連想の記述見事。
5月19日。
夕食のビールをやめてゲラ直し。翌朝4時まで。完了せず。
5月21日。
再診。良くなっている。
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『トーマス・マン日記』
1951年4月2日。
昨日から頭の中で彫琢を続け、今日愛の章に僅か数行を付け加えて完成させた。
書いたものを家族に読み聞かせ、好評。これ以上何を求めるか。この長編小説はほとんど先に進むことはできない。これは本来私に十分に満足を与えてくれたのだ。
(# これは私としては困る。)
4月3日。
昨日朗読した部分の修正。
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以上が、朝読書。
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昼食前にTwitterをみていたら、映画『ひまわり』に関する話題が友人から流れてきた。学生時代の「思い出の」映画だったので、思わず反応。パンフレットもあるかも知れないと知らせた。ここから話が急展開。
ぜひ見せてほしいと友人に言われたので、捜してみると返答し、物置部屋の発掘作業を始める。一時間ほどかけて、1970年代の映画パンフレットを数十部発見。同時に当時の日記類も見つけ出した。『ひまわり』のパンフレットはなかったが、それ以外のものは専門家である友人の役に立つかもと思い、表紙の写真を送ってみた。幸い、話がまとまって引き取ってもらえることになった。自分では買って以来開いたことがない、宝の持ち腐れ状態だったので、良かった。
日記も何冊か開いてみた。新刊書をどんどん買い、映画もよく観に行った「幸せ」な独身時代が蘇った。これらは、今後、ブログにまとめてみたい。会社と家庭に時間を取られていた40年間が夢のような気がしている。
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備忘。これ、買わなくては……
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