2021年7月26日月曜日

鶴見俊輔の書評はみなマジメ


鶴見俊輔『書評10年』(潮出版社)を読んだ。「あとがき」より。

「本を読むのは、3歳くらいから70歳の今日までつづいている私にとってのやまいである。」

鶴見俊輔が書評を書いていた媒体。書評への考え方。

鶴見俊輔は書評を50歳をこえてから書き、『週刊ポスト』、『朝日新聞』の書評委員を歴任。『信濃毎日新聞』、『思想の科学』、『エコノミスト』、『母の友』、『ちくま』、『算数教育』、『本の窓』、『朝日ジャーナル』なども書いたものがこの本になっている。

つきあいのある人の本の書評はしない。小説の書評は自信がないのでしない。不都合な点、まちがった所があったらフェア・プレイで批判・攻撃するべきである。

上記のような記述は「書評研究」の方法の一つにできる。

『書評集』を読み。書評家の書評への考え方を調べる。おもに前書きや後書きにまとまっている。書評ごとの初出媒体を調べる。これを書評家の「書評集」ごとに行い、一覧表にする。これは書評探索の手がかりになるし、まとまった一覧表自体が貴重な研究資料になる。

『書評集』をキーワードとして、Amazonや図書館やTwitterで探すとうようよ出てくる。あと、自分の書棚にもその気になって探すとかなりの収穫が。あとは古本屋さんを回る。

明日は戸坂潤に挑戦。 

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『妖怪少年の日々』第4章に入り、ようやく小学校・中学校での読書の様子がわかる。なつかしさを覚えるラインアップ。荒俣さんとこのころ趣味がほぼ一致する。日本社会の同質性?

・小学校の映画見物授業

・『ゴジラ』、『沈黙の世界』、『砂漠は生きている』、『緑の魔境』

・「ヒッチコック劇場』、『世にも不思議な物語』

・中学校の学校図書館で『現代人の読書』(紀田順一郎)をリクエスト!

・『リプレーの世界奇談集』(庄司浅水)、『趣味研究 動物妖怪譚』(日野巌)

・ケネディ暗殺と『世にも不思議な物語』のリンカーンエピソードの一致

・黒沼健の著書

・『海の奇談』(庄司浅水) タイタニック

・魚の飼育が趣味

・森の石松(この話は掲載誌『怪』の読者へのサービス……)

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コロナ禍のなか、はた迷惑な国際運動会は「仕方なく」ときどきテレビで見るが、今夜の卓球混合ダブルス、伊藤美誠の自ら作る「笑顔」が印象的。精神力の強さを感じる。見習う。

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