2021年9月24日金曜日

『『失われた時を求めて』への招待』は大変に為になる本

朝読書。


『『失われた時を求めて』への招待』の後半。

第7章 「私」とドレフュス事件および第一次大戦

1894年~ドレフュス事件

145頁。
プルーストは、「人びとの主張を決定づけるのは各個人の思想信条であるよりも、むしろ各自の我執や本性である」ことを示す。

第一次大戦

「銃後の生活は窮乏を強いられるとはいえ、人間の営みの基本は変わらない」とプルーストは示す。(151頁。)

第8章 「私」とユダヤ・同性愛

#吉川一義さんは『失われた時を求めて』を非常に冷静に捉えている。この新書は論文に準ずると考えているか。

168頁。

「差別する側の目で自己を見つめている」プルースト。
ソドム、男性同性愛。ゴモラ、女性同性愛。

181頁。
「最も必要にして最もよく使われる自己保存の道具」(プルースト)

第9章 サドマゾヒズムから文学創造へ

190頁。
「あまりにも審美的に読まれてきた」

最後の引用だが、吉川さんはあまりに突き放した見方を『失われた……』にしているような気もする。研究者的見方?

巻末 BnFのGallicaでは草稿が読めるとのこと。

http://www.item.ens.fr/fonds-proust-numerique/

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来週の巻頭言第1稿、1300字書いた。11時〜12時。書籍の小宇宙の説明が必要だと、読み直して気づく。明日朝作業する。

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UDデジタル教科書体が読みやすいのを、ひさびさに起動したWindowsPCで確認する。それにしてもこのPCは立ち上がりが遅い。

Macで使うには、以下。
https://pcclick.seesaa.net/article/482965829.html

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『ファウンデーション』配信開始。AppleTV+で。やばい。観ている時間がないはずなのに、観てしまいそう。と、観始めたのだが昨日の孫の世話疲れですぐ寝てしまい、かなり観たのに内容がまったく頭に入っていない。原作とのつながりがまだつかないし。観直しだ

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