今日見かけたTwitterの記事。
#国会図書館個人向けデジタル化資料送信サービス
— 読書猿『独学大全』13刷24万部(紙+電書) (@kurubushi_rm) February 6, 2022
ぶっちゃけ、どれくらいのものが見れるようになるの?
この表の、赤で囲った部分が自宅で(自分の端末から)みれるようになります。 pic.twitter.com/PA2aV8dzat
これは嬉しい。
今までは、電車で出かけて送信対象の図書館に行かなくてはならなかったが、自宅で閲覧できるのだ。
子供のときに読んで胸を踊らせた本。たとえば、『金星の謎』、『ロンドン−東京5万キロ』、『欧州スクーター旅行』、『まあちゃんこんにちは』、『世界の船』などを読むことができそうだ。どれも、50年まえの実家の火事で焼けてしまったもの。当時の装丁も見られそうなので楽しいだろう。5月が待ち遠しい。
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『読書とは何か』を読み終わった。まだ一回目ではあるが。
「4.3【歩読】移動読書に終わりなし」。
224頁。
リズミカルな移動は歩行だけにかぎらない。車や鉄道での移動もまた快適な読書空間を私たちに提供してくれる。
このときに読む本も旅行に関する本がよさそうであると。たとえば、田山花袋の『温泉めぐり』をあげておられる。これは国会図書館DCで探してみたら、『温泉周遊』という名前で見つかった。内田百閒先生の『阿房列車』も挙げられているが、これは国会図書館内限定。でも文庫版は持っている。内田百閒の他の本は数多く図書館送信限定扱いで存在するので、こちらに期待する。
「4.5【未読】未来の境界知に触れる」が最後の節。
251頁。
本を読んでいるときに、それまでわからなかった”内側”と”外側”の”境界線”を超えたことに気づく経験はよくある。
これには完全同意。この時感じる違和感は良いことなのだ。気持ち良いだけが読書の醍醐味ではない。
エピローグで紹介されている青木正兒の『酒中趣』も5月には読めそうだ。
さて、この『読書とは何か』について、再読しながら、自分の意見も考えていきたい。今週末までには巻頭言の第一稿を書こう。「書く」(「打つ」)ことが理解への早道だ。
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