先日観た『愛は霧のかなたに』の主人公のモデルとなった霊長類学者ダイアン・フォッシー。その著書『霧のなかのゴリラ マウンテンゴリラとの13年』を、先週図書館で借りていた。まえがき、あとがきをチェック。本文もざっと見たが、知りたかったこと、なぜ34歳の子供向け作業療法士の彼女がアフリカの山中でのゴリラの生態の研究を志したのかが、本人の筆では十分に描かれていない。
他の本を先に読んで、アフリカに行く前の状況を知ろうと思った。Internet Archiveで易しそうな本を探した。『Dian Fossey Friend to Africa's Gorillas by Robin S. Doak』が良さそうなので、読んでみた。易しい英語で書かれているので読みやすかった。彼女のことを知りたい人にはおすすめだ。以下簡単に内容を紹介してみる。
サンフランシスコで1932年に生まれた。何不自由ない家庭だったが、子供の時両親が離婚し父とはその後会っていない。母親は裕福な実業家と再婚。身長が高すぎるというコンプレックスを持っていた。母親は取り合ってくれない。愛情の持っていき場所は動物に対してだった。でも犬や猫を飼うことは禁じられた。6歳の時乗馬を始めた。大学を出た後、34歳まで障碍を持つ子どもやサナトリウムの患者の作業療法士として働く。人付き合いは嫌いだった。1963年に銀行から8,000ドルを借りて、7週間のアフリカ旅行に出かけた。借金を返すために、この旅行で得た体験を新聞や雑誌に記事を書いた。
そして、またアフリカで野生の動物と暮らしたくなる。喘息という持病を持ちながらも、アフリカに戻り、ルポ記事を書いていたが、ルイス・リーキー博士と巡り合う。博士の勧めで世界で初めてマウンテンゴリラの生態研究をすることとなった。ゴリラの平和な生活に溶け込んだが、それを乱す密猟者とは果敢に戦う。
1983年に『霧のなかのゴリラ マウンテンゴリラとの13年』を出版。1985年末に何者かに襲われ殺害された。
*
『霧のなかのゴリラ マウンテンゴリラとの13年』はこれからななめ読みするつもりだ。
***
トイレの換気扇が回らなくなっていたが、今日は少し体調が良くなったので、取り外して調べてみた。ホコリがたまりすぎたかと思っていたが、そうではなかった。肝心のモーターそのものが回転しなくなっている。交換せざるを得ないようだ。35年ぐらいたった古いものなので部品はなさそうだ。換気扇ごと交換することにする。電気工事の専門家に頼まないといけないようだ。がっかり。
0 件のコメント:
コメントを投稿