『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』(シルヴィア・ビーチ 河出書房新社)を読み始める。半日で100頁ほど読んだ。
21頁。
私はA・モニエの書店、つまり「書物友の会」の会員として一年間登録しました。――その後も私は長くこの会の会員として留まることになりました。
23頁。
久しく、私は書店を開きたいと思っていました。そして、今ではこの願いが執念の様になっておりました。
26頁。
この小さな店を本屋に改装することはとても楽しいことでした。
30頁。
アドリエンヌのお気に入りの英書、『船に乗り合わせた三人の男』も展示されていました。
32頁。
私の(貸し出し文庫)店にはカタログがありませんでした。――私は、寧ろどれだけ本が欠けているのか利用者自身に発見させる方を選んだのです、カード・インデックスもありませんでした。……もしも誰に本を貸し出したのか想い出せない時には、その本がどうなっているのかを知るためにすべての会員カードをめくって調べなくてはならなかったのです。
54頁。
突然、犬が吠えてジョイスの顔色が真っ青になりました。
59頁。
……ヘミングウェイ、……フィッツジェラルド等々……ジョイスはこうした若者たちの神様でした。しかし、彼らのジョイスに対する態度は崇拝の態度というよりは、寧ろ友情から生れる態度でした。
68頁。
私は「シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店であなたの『ユリシーズ』を出版させて頂けないでしょうか」と尋ねてみたのでした。
*
これを読んでいると、シルヴィア・ビーチの春風駘蕩としかつ率直で民主的な態度こそが、書店を発展させるうえで重要だったのだろうと思う。
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ブログに「翻訳ガジェット』を付けてみた。オモシロイ。読む人がどこまで使えるのはわからないが、(自分の語学の)勉強にはなる。
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