りんかん老人読書日記
読書を中心に、人生百般のよしなしごとを語ります。 空想や法螺もまじるのですが、老人の事ゆえお許し下さいm(_ _)m キーワードでブログ内検索もできま〜す。
2019年10月4日金曜日
昭和酒場研究会はいつまで続くか…
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なんとか、夏風邪が治った気がする。飲み会がセットしてあったせいかも知れない(*^^*) *** ということで、「昭和酒場研究会」にでかけた。なにしろ、早めの昼食を兼ねているので、早起きして身支度や家事を済ませて、10時過ぎに家を出た。日本海を遠ざかる台風くずれの低気圧の影...
2019年10月3日木曜日
NDCで遊んでみた
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『かぼちゃと風船画伯』を読了。谷中安規は、終戦直後、焼け出された場所で野宿に近い状態で暮らしていた。1946年の夏、自分で植えたかぼちゃが実るのを楽しみにしていたが、その前に栄養失調で亡くなった。若いのに無念。風船画伯の絵(版画)はなかなかまとまったものが見つからない。町田の版画...
2019年10月2日水曜日
『かぼちゃと風船画伯』を読むと内田百閒の谷中安規への好意をせつないほど感じる
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『ケンブリッジ帰りの文士 吉田健一』は一応読了。 *** まだ、腹が本調子でなく疲れ気味なので、吉田健一攻略は脇において、『かぼちゃと風船画伯』(吉田和正 1998年 読売新聞社)を読むことにする。(ここは、吉田健一の影響で、現在形を使いたい。) 副題が「愛と幻想の...
2019年10月1日火曜日
『ケンブリッジ帰りの文士 吉田健一』の『時間』論は説得力があると感嘆
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『ケンブリッジ帰りの文士 吉田健一』を読み進めた。170頁まで。『時間』(昭和51年)に関する評論が目立つ。他の本たとえば『ヨオロッパの世紀末』にも「時間」に関する話題は多いのだという。ボードレールの詩と時間の関係など。114頁。 115頁。文学は「読める」か「読めないか...
2019年9月30日月曜日
『ケンブリッジ帰りの文士 吉田健一』を読みながら漱石の苦闘も思い浮かべる
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ご近所の工事現場。小規模だが賃貸の集合住宅ができる予定。 これは基礎工事のためだが、地面を面白い形に掘って、コンクリートを流し込もうとしている。迷路状になっているが、これを眺めた後、昼寝したら、この迷路に迷い込んで出られなくなった夢を見た。体は小さくなっていたのだろう。割...
2019年9月29日日曜日
『書物とともに』(寿岳文章)は参考になること満載だし、なによりオモシロイ
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『書物とともに』読了。 Bibliographyを書誌学と訳すか、特定の書誌(例えば個人の著作目録とか)と訳すか、の大論争がマッケロウの『文学研究者のための書誌学入門』(An Introduction to Bibliography for Literary Students)...
2019年9月28日土曜日
『書物とともに』は読んで楽しい本だ
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『書物とともに』を180頁まで読む。朝、昼、午後に分けて。 66頁。「製本師」は「書物の敵」かという議論。必ずしもそうは言えないし、装幀家ばかりでなく、製本をする人も尊重しないとダメである。 68頁。活字の大切さ。寿岳文章さんは、活字の良し悪しが本作りで最も大きな要素だ...
2019年9月27日金曜日
『居候匆々』(内田百閒)の挿画は谷中安規の版画、その素晴らしさにひっくり返った
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朝六時起床後の読書、今日は『居候匆々』(内田百閒 1984年 旺文社文庫)。数ヶ月前に先輩から頂いた文庫本で、読まずに放り出してあったが、何の気なしに手にとった。内田百閒唯一の新聞小説だそうだ。苦学生が学校の先生の家に住み込む話だが、この本には多くの版画が挿入されている。そ...
2019年9月26日木曜日
『天才たちの日課』はミーハー的にオモシロイ
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『本当のような話』は今朝また、6時に起きて読み、無事に朝食前に読み終えた。 『東京の昔』や、最近読んだ『瓦礫の中』のように、戦災前の東京へのノスタルジーを感じる作品だった。 *** 毎朝、本を読むという習慣を数日続けてみた。読書の能率が、朝は上がるような気がする。 ...
2019年9月25日水曜日
吉田健一の『本当のような話』、話は本当でないだろうが、社会批評は本当だ
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また、朝6時起きして『本当のような話』を180頁まで読みすすめる。話の筋はたわいがない。そしてもちろん、筋を追って読むような古風な小説ではない。 83頁。「今の東京は明治以後に一切の計画を抜きにして出来上った町で折角の関東の大震災や今度の戦争中の空襲も区劃整理と町の根本的な改造...
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