「百年の散歩」(多和田葉子 2017年 新潮社)を読んだ。
私ごときが言うと生意気なのだが、彼女の筆力はすごい。文章の向こうにベルリンの街角がありありと立ち上がる。
ベルリンの街は東西ドイツの壁が崩壊して以来、相当に魅力的な街になったようだ。2002年にドイツ観光旅行(印象記のページ)をしてベルリンに一泊したことがあるが、街歩きはほとんどできなかった。また行って喫茶店に入ってぼんやりしたい。
「百年の散歩」は図書館で借りた本だが、身近に置きたくなる。価格(1700円)とスペースを考えると、読みたくなったら図書館で借りることにしよう。
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そのあと、ボルヘスの「バベルの図書館」をやはり図書館本(ボルヘス「伝奇集」)で読む…
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祝日なので朝のテレビで「教養番組」をやっている、最近ブームの葛飾応為の話が出てきた。彼女の吉原の夜景の絵の光の表現がすばらしい。Wikimediaでダウンロードして眺める。
(By Katsushika Ōi, Japanese Ukiyo-e artist of the 19th century - Ōta Memorial Museum, パブリック・ドメイン, Link)
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