2017年11月6日月曜日

「ピアニストは指先で考える」が、サリンジャーはアタマで考えすぎたかも

 「ピアニストは指先で考える」の最後を読んだ。

 209ページからの「さまざまなピアノ」を読むと、簡単な近代ピアノの歴史が見えてくる。

 1904年ごろのドビュッシーが駆け落ち先で購入したブリュートナー。彼は自宅にはプレイエルやベヒシュタインを持っていた。両方アップライト。

 リストが好んだのはエラール。ショパンはプレイエル、「蜂蜜色の音」だそうな。

 往時のエラールに似ているのがウィーンのベーゼンドルファー。

 ホロビッツ等亡命ピアニストが好んだのがスタインウェイ。

 安川加寿子先生は戦後、ヤマハとブリュートナー。

 スタインウェイにはハンブルクとニューヨークがある。

 ベーゼンドルファー・インペリアルの音はいいが、弾きこなすのは難しい。

 アルド・チッコリーニ(誰だろう?)はファツォーリ。

 223ページ。湿度はピアノの鳴りに影響すると言われるが、楽器そのものもそうだが、ピアニストの指先と鍵盤間の滑りが絡んでいるらしい。野球のピッチャーの指先とボールの関係に似ているのか?

 284ページ。全盛時のポリーニの完全無欠な演奏。アラウは完全すぎると批判。体操のコマネチもそうなのだと(*^^*)

 全体として楽しい話題が満載の本だった。ピアノ好きにおすすめ。

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 リビングに散乱した息子殿の本やCDやパンフレットなどを片付ける。本棚
内のスペースが足りない。入り切らないのは紐でくくって「納戸」部屋へ。前よりこちらは乱雑だ。エントロピーを減少させるのは巨視的には不可能だが、局所的短期的には減らしたいものだ。あまり頑張ると疲れるので、少しずつやることにしよう。このお皿もどこかのみやげ品。



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 先週図書館から借りた本のうちの5冊目。「サリンジャー 生涯91年の真実」を読み始める。Webでお馴染みスラウェンスキーさんの本。4600円で手が出なかったが、図書館で見つけてラッキーです。でも600ページ😅

 青柳さんの本の写真はこちらを向いてニッコリしているが、サリンジャーの写真はそっぽを向いて難しげな顔だ。ピアニストと作家の違いだと青柳さんが書いていた。



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 人間ドックの予約をした。毎年年末恒例。終了後の忘年会が楽しみ。

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