2018年2月7日水曜日

晴れた日に永遠が見える On A Clear Day (You Can See Forever)

 予約した本が近所の図書館分館に届いたとメールが来た。よく晴れていたので、日光浴と運動を兼ねて出かけてきた。



 「晴れた日に永遠が見える」らしいので、集合住宅の8階まで階段を登り、西の方角を眺めた。大山の向こうに富士山の百分の一くらいが見えるはずだが、雲がかかっているらしく確認はできない。しかし、本当に永遠が見えそうな青空だった(*^^*)

 借りてきた本はこれ。




 植草さんの「コラージュ日記(東京1976編)」(2003年 平凡社)から読み始める。「全集」の付録についた手書き版の日記。字がきれいなのは、清書したかららしい。

 ヒモで本を結んで整理するやり方に関する記述と古本を買う記述が目についた。何枚か「ページの写真」を撮って読み直してみた。曰く

 「戸棚の本を取り出して揃え直しヒモで結ぶ…」

「1月中に買った本は一八五冊ある…いいものは三二冊くらい…」

 「(お弟子さんのたかひらてつおさんの評)『したくないことをしない自由』と『リラックスして生きる』…」

「廊下にある本の積み重ね方の整理をしたり紐でゆわえたりしているうちに、途中でやめられなくなり…」

 面白い。植草さんはこの当時、経堂のマンションの二区画を借りていて、その一方は書庫にしていたらしい。ときどき書庫にこもって、本の山を崩したり、ヒモで結び直したりして、「遊んで」いたらしい。一方で、ほぼ毎日出かけては古本をたくさん仕入れてくる。この年の1月だけで古本を185冊(!)買っている。もらう本もあるだろうし、毎年数千冊づつ本が増えただろう。

 いまその本たちは何処にいったのか。知りたくも有り、「怖い」ので、知りたくないような気もする。

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 「空海の風景」も読み続ける。司馬さんは、空海の「俗物性」が嫌いらしい。誰でもそうかもしれないなと思う。俗人は空海の思想を完全に理解することは不可能かも…でも、ともかく本質や真理に突き進むということなら痛快だ。

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 祝島ひじきを頂いた。柔らかくて美味しい。おすすめです。


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 夜、このブログを書いていたら、白川義貞さんのドキュメンタリーを衛星放送でやっていた。八二歳でまだ山に登ってすごい光景を撮る。写真に「永遠」が見えるのが素晴らしい。やはり山は晴れていて老写真家を苦しめる。

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