昨日読んだところだが、博物学や民俗学を含む広範な読書や実地研究を行いながら、彼は膨大な記録や記事や論文や手紙を書き残す。書きながら考えていたと思われる。
「読書」については「修行時代」に、例えば子供時代の和漢三才図会の驚嘆すべき筆写や、
高速で「書く」ときにこれらの頭に入っていた文献を正確に引用する。おそろしい、そしてスバラシイ。でも(映画)「レインマン」で電話帳を記憶したお兄さんを少し思い出させる。
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「森のバロック」を読むに当たっては、カバーを取り外している。このほうが読みやすいためだが、面白い絵が表紙に描かれている。
少し考えたらわかったが、これは「粘菌」のイメージ画だ。調べないとわからないが、熊楠の発見した粘菌かもしれない。あとで調べる^^;
表紙の厚紙も凸凹がついた、凝ったもの。装幀は奥村靫正さん。YMOや山下達郎などの音楽のジャケットも手がけている。あとで調べる^^;
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このブログページの右側に検索窓があるが、これを使うとキーワードでブログ内を検索できる。読者のための機能だが、これをもっとも活用するのは私である。
「森のバロック」で検索してみると、以前この本を読んでいた時の感想が読める。関連事項としてなにを考えていたかもわかる。
熊楠ならこんな機能はいらないだろうが、私のようなボケかけた老人にとっては、より深く・広く、読み・考え・書くための強力なサポートツールだ。
いい時代になったものだ。
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