2018年3月12日月曜日

南方熊楠が素でできることを、ブログのサイト検索でなんとか真似る

 「森のバロック」を読み進む。

 昨日読んだところだが、博物学や民俗学を含む広範な読書や実地研究を行いながら、彼は膨大な記録や記事や論文や手紙を書き残す。書きながら考えていたと思われる。

 「読書」については「修行時代」に、例えば子供時代の和漢三才図会の驚嘆すべき筆写や、大英図書館大英博物館での仕事のなかでの多くの文献の読み込みで、彼の頭脳にはこれらが正確に入っている。

 高速で「書く」ときにこれらの頭に入っていた文献を正確に引用する。おそろしい、そしてスバラシイ。でも(映画)「レインマン」で電話帳を記憶したお兄さんを少し思い出させる。

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 「森のバロック」を読むに当たっては、カバーを取り外している。このほうが読みやすいためだが、面白い絵が表紙に描かれている。



 少し考えたらわかったが、これは「粘菌」のイメージ画だ。調べないとわからないが、熊楠の発見した粘菌かもしれない。あとで調べる^^;

 表紙の厚紙も凸凹がついた、凝ったもの。装幀は奥村靫正さん。YMOや山下達郎などの音楽のジャケットも手がけている。あとで調べる^^;

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 このブログページの右側に検索窓があるが、これを使うとキーワードでブログ内を検索できる。読者のための機能だが、これをもっとも活用するのは私である。

 「森のバロック」で検索してみると、以前この本を読んでいた時の感想が読める。関連事項としてなにを考えていたかもわかる。

 熊楠ならこんな機能はいらないだろうが、私のようなボケかけた老人にとっては、より深く・広く、読み・考え・書くための強力なサポートツールだ。

 いい時代になったものだ。

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