2019年10月7日月曜日

『評伝バルテュス』、メモを取りながら読みたくなる

『評伝バルテュス』。続きを読む。今日は125頁まで。いつもの読書ペースより遅いが、京大式B6カードにメモをたくさん取るせいだ。普通の読書だと禁じ手だが、(感興が薄れる、)この本の場合、メモを取らずにいられない。今日で、カードは4枚になった。全部読み終わったら10枚くらいになりそうだ。

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99頁。自分のは単なるジャポニズムではない。そしてシエナ派に通じるところがある。最近だとクールベ。晩年の「モンテ・カルヴェッロ城」参照。「隠居の自然」は大きな安らかさ。
104頁。ロッシニエールのグラン・シャレー(晩年のアトリエ兼住居)はまるで日本の大建築のような雰囲気だ。そして、京都での授賞式で日本の「モダン」な女子学生に会う。これが節子さん。1992年。
107頁。「風景画」、想像力において人間は自然に勝てない。
109頁。1940年。シャンプロヴァンスの「さくらんぼの木」その調和を見よ。
110頁。1943年。「ゴッテロン峡谷」は暗い絵。「美しい日々」は暗い中の明るさを見せる夜の絵。
111頁。「モンテカルヴェッロの風景」、「山」、「羊小屋」。
115頁。デッサンをきちんと保存しなかった失敗。
116頁。デッサンの快楽は晩年に意識した。それは「心の日記」だ。118頁。

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朝食後に、何気なくBSプレミアム再放送で観た、「運河の暮し」。定年直後のフランス人夫婦(年金月20万円)が、パリからアムステルダムまで800キロを住宅を兼ねた船で旅する話。時速8キロなので、100時間航行、2ヶ月位かかる。そこに「自由」な暮しを見つける。このビデオ番組は放映当時人気があった。今見てもオモシロイ。ちょっと憧れる。もう遅いが。しかし、流れる水に身を任せるのは良いことだ。こちらも、彼らと同じような気持ちで生きてみたい、いや生きている。
この二人、この初めての旅(2001年初放映)で、日記を書き始めたが、今でも書いているのだろうか。

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SIMカードが届いた。iPhone7Pに入れてみたら、あっけないくらいに、すぐ繋がった\(^o^)/

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