2020年4月21日火曜日

現実世界でも物語世界でも危機管理は最重要になってきた

今週末にマンションの管理組合理事会を予定していたが、当然ながら、中止とした。在宅勤務中の管理会社の担当者さんと相談し、紙ベースで連絡と相談を行うことにした。本当はZoomで会議したいところだが、まだ時期尚早。

今後この状態が続くようなら、(多分続くだろうから、)なにか対策をとらないといけない。まずは管理会社のホームページでインフラだけ用意されている理事会システムの活用を考える。

一方、状況が悪化し、完全な外出禁止といったの状況も考えて、緊急体制も考えなくてはならない。地域の自治会との連携も視野に入れる。

この30年間、防災訓練を一回しかやっていないので、茨の道になりそう。杞憂となればいいのだが。

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気分転換のためもあり、『ファウンデーションへの序曲』を読み続ける。二日目。174頁まで進んだ。

この巻の主人公、そして全体としても最重要な役割を果たす、ハリ・セルダンの若き日を描いている部分。まだ、若く、自分の考え出した「心理歴史学」理論の重要性に気づいていない。周囲はそれに気づいて自分の陣営にハリ・セルダンをなんとか取り込もうとする。または危害を加えようとする。皇帝派の手を逃れ、治外法権の大学内に逃げ込む。

ハリ・セルダンを描くにあたって、多分著者アシモフは自分自身をモデルとしている。田舎であるヘリコン(ロシアのことだろう)から、文明の中心トランター(ニューヨークだろう)に出て来た、世慣れない若者が、どうして後世を左右するような仕事ができたのか。

この本はかなり前にしっかり読んだつもりだったが、100ページ目くらいまでは、まったくそう思えなかった。地下生活ばかりのトランターの地上(屋上)で、雪のため遭難しそうになる、『魔の山』を思わせるが、ともかくここで以前読んだ記憶を取り戻した。読書のスピードは上がったが、ワクワク感は薄れる。でも仕方ない。まるっきり思いだせなくなったらヤバい。

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