『麥秋』(1951年公開)。北鎌倉駅ホームの朝のシーン。丸の内に通う原節子と戦死したその兄の親友で医師の二本柳寛が会話する。二本柳寛は手に持っていた本のことを聞かれて、『チボー家の人々』の4巻目の半分まで読んだと答える。
これは新版の書影 |
確かに当時、『チボー家の人々』は流行っていて兄や姉は読んでいたようだ。少しあとになるが、子供向け版の『チボー家のジャック』を買い与えられて読んだ経験が私にもある。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000000788229-00
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000000815020-00
小津安二郎は1903年生まれ。私の父は1906年。似たような年格好だ。
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