今日のメルマガ「週刊ALL REVIEWS」の巻頭言担当は私。書いたのはこんな感じ。
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ALL REVIEWSでは今夜9時大ニュースが掲載された。
『「Twitter文学賞」の志を継承する文学賞 「みんなのつぶやき文学賞」が創設』
https://allreviews.jp/news/5118
「みんなのつぶやき文学賞」の運営には何らかの形でお手伝いできればと思っている。
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大岡昇平『成城だより』の続きを読む。
1980年3月9日。
新聞や雑誌記事評に快気炎。
3月10日。
駅前まで散歩し、満開の梅を眺め、中華料理店で鶏ソバを食べる。本屋で、ベストセラー書を見かけたが気に入らず買わない。「読むと書くほかに、することなき人間なれど、断乎読まざる本もあるなり。」と元気が出てきた。
3月12日。
順天堂大で定期診察。関西への旅行の許可が出た。
新宿住友ビルの営業所でカシオトーン201を試し、買う手配をした。
付き添いの妻と50階のパーラーで一服。目が悪いのであまり高い感じがしないのが残念。
3月14日。
ジョセフ・ワイゼンバウムの『コンピュータ・パワー』を読む。コンピュータと人間の知能の区別が明快に書かれている。机上でメモをとりたいが、寒くて起きられない。
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頑固親父的意見が多いのだが、広範囲な読書を続けているのには脱帽だ。
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『トーマス・マン日記』も読書再開。
1951年1月8日。
長編小説の校正(済み?)刷りを書肆に発送。
クルルの(第2部)第6章を書きはじめる。
1月11日。
クルル、「死の鳥」の章(第6章)の改稿。注、によると、クルルとローサの辻馬車の道行き。
1月18日。
クルルの新しい第7章を書きはじめる。「パリへの旅と最初の出会い」だ。
1月20日。
クルルの第2部第7章を書く。「これは行き当たりばったりの旅なのだ。…毎日の午前が、起こることをもたらしてくれるだろう。」
書くべきことは頭にあるので、物語は自由に語っているということか。
1月22日。
早くに目覚め。第7章を書き進める。
午後長時間眠る。1月29日。ネヴァダ砂漠で原子爆弾爆発実験。
眠らないと、自由に筆が運ばないのだろう。よくわかる(エラソーだが)。
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