2020年11月19日木曜日

大岡昇平とトーマス・マンと自分の日記を並べるのは不遜かも

『成城だより』を読み進める。

1980年7月1日。
カート・ヴォネガット・Jr の『母なる夜』(白水社)。訳者池沢夏樹は福永武彦の遺児だ。朝までかけて読む。「海」75年1月・2月号のヴォネガット特集も取り寄せる。(#これ探せば本棚のどこかにあるはず。)

7月7日。
『ハムレット日記』校正を新潮社ヘ渡す。

7月8日。
レントゲン画像良し。

7月9日。
大平首相葬儀。

7月12日。
山小屋へ持って行く本を整理。

7月13日。
娘の運転にて、河口湖の山小屋へ。中央高速はこんでない。

7月14日。
故武田泰淳の武田山荘によるが車がない。赤坂の百合子さんのマンションに電話したが応答なし。

***

『トーマス・マン日記』も読み進める。

1951年7月1日。
『クルル』小説を書き続けることに「意味」があるのか? 芸術性は没趣味でしかない。エラスムス=ルター=フッテン計画が浮かんでくる。でも長編第3部の2章、3章にかかる。短縮、変更、少し書き進める。

7月2日。
進行中の章を少し書き進める。

7月4日。
夕方7時出発。列車は9時発。

7月7日、シカゴ、ホテル・ショアランドにて。
列車スーパーチーフ号特別室で『ロードジム』を二晩読みながら、『ノストローモ』も再び読み始める。7月6日3時にシカゴ駅に到着。メーディが出迎える。

7月11日、汽船ド・グラスにて。

8日午前にシカゴ発、夕方にニューヨーク着。10日午前9時半港へ。

7月15日、船上にて。
おととい、映画『ウェストポイント(物語)』(1950)を見た。主役の士官学校生は美貌。裸の姿は現れない。船は19日晩にプリマスに着く予定。

7月22日、チューリヒ、ボル・オ・ラク。
19日にル・アーブル到着。列車でパリに向かいホテル・スクリープへ。20日にミンクスでディジョンへ。一泊。21日、ベルン経由でチューリヒへ。運転はエーリカ。

クルルはジッドの『背徳者』に近づくかも。

7月24日、チューリヒ。
Kの68歳の誕生日。でも風邪をひいている。

7月27日。
自分も風邪をひいた。

7月29日。
ミュンヒェンへ出発の準備。(ホテルの)申し込みにあたり厳密に身分が外に漏れないよう念をおす。

***

私の日記。

1976年3月14日(日)
『自註鹿鳴集』 会津八一 新潮文庫 240円 
『西郷隆盛語録』 角川文庫 380円
『日本霊異記』 角川文庫 300円
『沙門空海』 渡辺照宏・宮坂宥勝 筑摩書房 1000円
『日本古典文学大系 三教指帰・性霊集』 岩波書店 2100円 三鷹三省堂書店

3月18日(木)
『哲学講義 1』 フルキエ 筑摩書房 1800円
『弘法大師空海』 和歌森太郎 雄渾社 1200円
『仏教の思想9 生命の海 <空海>』 角川書店 900円 渋谷三省堂書店
『狼たちの午後』 渋谷東急(東急文化会館5F) 1200円

3月20日(土)
『長安の春』 石田幹之助 平凡社 700円 小宮山書店
『入唐求法巡礼行記 1』 円仁 平凡社 810円 八木書店

3月21日(日)
『恐竜の島』(原作 E.R.バロース) 渋谷東急レックス 800円
『入門PL/I』 竹下亨 オーム社 1000円

3月30日(火)
『悲将ロンメル』 岡本好古 講談社 850円
『虞美人草』 夏目漱石 岩波文庫 400円 三鷹三省堂書店

4月8日(木)
『翔ぶが如く 4』 司馬遼太郎 文藝春秋社 980円

「ソニー・スカイセンサーICF5900」 23500円 三鷹三平ストア

4月20日(火)
『植草甚一スクラップブック 1 いい映画を見に行こう』 晶文社 780円
『植草甚一スクラップブック 13 バードとその仲間たち』 晶文社 780円
『空母プロメテウス』 岡本好古 講談社 650円
『巨船』 岡本好古 講談社 680円 三鷹三省堂書店

4月21日(水)
『APL入門』 長田/内山 丸善 2300円
『PL/I入門』 司馬/吉川 培風館 1500円
『プログラマのためのPL/I』 森北出版 3800円
『図説PL/I』 朝倉書店 3800円 吉祥寺東急9F紀伊國屋書店

4月22日(木)
『ラッキーガール』 スタンリー・ドーネン ライザ・ミネリ 新宿スカラ座 1300円

4月25日(日)
『風とライオン』 ジョン・ミリアス キャンディス・バーゲン 新宿ミラノ座 1200円

5月24日(月)
『カッコーの巣の上で』ミロス・フォアマン ジャック・ニコルソン 新宿文化 1200円

6月19日(土)
『アリスの恋』マーチン・スコルセーゼ 渋谷東急名画座

6月27日(日)
会津若松へ。図書館で柴五郎のことなど調べる。一泊。


7月4日(日)
『グリニッチビレッジの青春』 ポール・マザースキー 1200円

7月17日 (土)
『バリー・リンドン』スタンリー・キューブリック ライアン・オニール 新宿ピカデリー 1300円

7月24日(土)
『森山良子リサイタル』 日比谷日生劇場 4000円


7月25日(日)
『バルチック艦隊の壊滅(ツシマ)』 ノビコフ・プリボイ 原書房 980円 吉祥寺光陽館書店

7月27日(火)
『絵空ごと』 吉田健一 河出書房新社 1200円
『旅の時間』 吉田健一 河出書房新社 1200円 第九書房

7月31日(土)
『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』 新宿松竹 1200円
『移郷の人』 岡本好古 講談社 新宿紀伊國屋書店 850円


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