2021年8月7日土曜日

『井上ひさしの読書眼鏡』(中公文庫)はインパクトのあるマジメな書評集

今朝のTwitterでジーンズの『神秘の宇宙』が話題になっている。

ジーンズ鄕のことはトーマス・マンや戸坂潤との関連で少しブログに書いたので、今朝のいくつかのTweetを面白くよんだ。ウルフの『波』や『群像』今日発売版をゆっくり読んでみよう。

https://hfukuchi.blogspot.com/search?q=%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA

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孫を預かる土曜日。ワクチン接種の副反応が……などとは言っていられない。さんざん遊んで夕方6時半の電車に父親ごと乗せる。孫は来てよし帰ってよし。

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この眼鏡の絵がいいね! カバーデザイン:多田進さん

昨日読んだのが『井上ひさしの読書眼鏡』(中公文庫)。読売新聞の書評欄に2001年から2004年に書いた書評と、米原万里展の図録に2008年に書いた全著作書評。藤沢周平の追悼文が掲載されている。この本の井上ひさしの書評はどれも単なる本の話題だけではなく、現代社会の持つ問題点を深くえぐる内容である。井上ひさしはつくづく誠実な人間だったのだと思わせる。

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一昨日注文した『いろんな色のインクで』(丸谷才一 マガジンハウス)が届いた。最初のインタビュー記事の題名が「藝のない書評は書評じゃない」と振るっている。楽しみだ。明日のブログで一部でも速報する。


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