ARの新書店の予定店舗を見てきた。ここから全く新しい書店文化が始まるだろう。
神保町すずらん通り |
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昨日、自分に課した作業の計画。
(1)仮題「丸谷才一の書評に関する考えを探る」
(2)このブログを検索して上記に当てはまるものを素早く読む。
(3)何も見ないで第一稿を書き下ろす。
(4)ブログと丸谷才一の書評集(蔵書)を使って内容微修正。
(5)3日おいて、第二稿を書く。
(6)(4)と文章の推敲。
(7)最終稿にする。
(8)ARの仲間に読んでもらう。
(9)必要なら修正。
(10)ブログで「公開」。
(2)で拾い出した単語。
・1975年 小説
・和田誠 「ひとりの本好きが、本好きの友だちに出す手紙」
・ラーメンまたはいろんな色
・「構え」の大きさがある、つまり文明批評
・読書の宇宙
・向井、読書という快楽への誘惑者
1.格式や序列を無視。差別から遠い。
2.ディテイルを大事にした。
3.大局観。(教養と博捜のたまもの)
⒋新人を見出す眼力。(鹿島茂、村上春樹、池澤夏樹など)
・まとめると「好きこそものの上手なれ」。
・思考の道具としての日本語
・書評の帝王
・書評は文化の批評として大切
・高価な学術書
・読書人でない人も読む
・座談会という形式は菊池寛の創案。
・書評ワンダーランド
・藝のない書評は書評ぢゃない
・『ロンドンで本を読む』を拾い読み。
丸谷才一がまえがきなどで述べている通り、スケールの大きな書評を読むことができる。たとえば、プリチェットの書いた『ウェイリー訳 源氏物語』。日本語訳で16頁近い。内容を流麗に紹介し世界文学の中の位置づけも十分に述べる。この書評を読むのは自分と同等の知識と経験を持った読者だと考えているようだ。書評としての品位を重要なものとし、本の拡販だけを考えているのではない。正統的なアプローチだが。
・『ロンドンで本を読む』で丸谷才一は(8頁)、書評には……
「紹介や評価とかよりももつと次元の高い機能もある。それは対象である新刊本をきつかけにして見識と趣味を披露し、知性を刺激し、あはよくば生きる力を更新することである。つまり批評性。……一冊の新刊書をひもといて文明の動向を占ひ、……世界を眺望する……」
・書評は受け売りを可能にするためのツール(鹿島茂さん)
・書評三原則(丸谷才一作)
(1)マクラは三行で書く。
(2)要約はきちんとする。
(3)けなし書評は書かない。
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これは別口、勉強会のメンバー向け。
『ブック・カーニヴァル』
鹿島茂さんの高山宏評「卓越した問題集に解答はない」が掲載されている。これを読むと、「世の中には「解答集」と称する凡庸な本が満ち溢れて」いるのだが、高山宏さんの本は「斬新な問題を満載した」そして「卓越した「問題集」である」とあり、なるほどと膝を打つ。
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年末恒例人間ドック(兼忘年会)の申し込み完了。全身調べられた後に解放されて飲むビールの味は格別なのだ。
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