2018年4月30日月曜日

リンゴの保存技術に脱帽したい



 ちょっとそうは見えないが、シナノゴールドを今朝のリンゴとして食べる。先日も書いたが、リンゴは朝の食卓に欠かさない。

 この時期までとっておいたとは思えないくらい、新鮮な感じで、爽やか過ぎて酸っぱいくらいだった。CA貯蔵とやらを行っているのだろうか。

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 「随筆集 地を泳ぐ」(藤田嗣治 1984年 講談社) 58ページによると、1940年にドイツ軍占領直前のパリを脱出してマルセーユから乗ったのも伏見丸だった。1919年と同じ船か、老朽船と言えよう。

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 並行して「父のこと」(吉田健一 2017年 中公文庫)も読む。父とはもちろん吉田茂。この二人のやりとりは面白い。そして吉田茂の読書範囲の広さが印象的。

 言いたくないが、吉田茂の孫の麻生副総理の昨今の言動は情けない。吉田茂もあの世で嘆いているだろう。教養が遺伝しなかったと見える。

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 今夜のタケノコ料理は土佐煮と豚肉との炒め物。タケノコはまだまだあるぞ。

2018年4月29日日曜日

旬の筍はうまい



福島にいる兄から、筍が届いた。大量に。新鮮なうちに食べようと、すぐにさばく。(筍はさばくと言っていいのか? 要するに皮を剥ぐ)

 コメのとぎ汁で茹でて、一部を、若竹汁と筍ご飯にする。柔らかくてうまい。昨年は病気の直後で食べられなかったが、今年は美味しく食べられる。健康のありがたさを感じる。

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 「評伝 藤田嗣治」(田中穰)を読み終えた。読みながら考えたが、やはりこの本は新聞屋の書いた本で、三面記事的な面白さはあるが、フジタ本人や君代夫人が読んだら、怒るだろう。フジタの性格の記述に遠慮がなさすぎる。

 なお、1929年に凱旋帰国した時にフジタが乗ってきたのは、客船、伏見丸。一万トン。

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 昨日の(本の)「発掘作業」のおかげで今日は、疲れがとれていない。発掘本の「異国残照」(渡辺一夫)を読みながら、寝るとしよう。



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 あ、「PTAグランパ2」を観ないと、いけない。

2018年4月28日土曜日

「国吉の青」と、「四川美女谷の自由」に酔う

 今日は、「白堊紀の地層」までたどり着こうと、物置部屋で発掘作業を行った。

 その成果1.



 「国吉康雄展(1975年 ブリジストン美術館)のカタログ」。やはり、この時に展覧会を観ていたのが実証された。うれしい。感動した。

 さっそく、ページをめくって見つけたのが、お目当て「Forbidden Fruit」。ところが、なんとしたことか、モノクロ写真だった(T_T)

 この絵の何とも言えない青が印象深かったので、落胆した。

 しかし夕食後、絵の題名を手がかりに、インターネットを検索してみたら、それらしい画像が見つかった

 もう一度カタログに当たると、1950年に描かれたもので81.3cm×127.0cm、The Syracuse University Art Collectionとある。

 なんとか実物をもう一度見たい。Syracuse Universityに行くべきだ。

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 成果2.

 「異国残照」(渡辺一夫)。

 成果3.

 「レオナルド・ダ・ヴィンチの方法」(ヴァレリー)。

 成果4.
 
 「学生時代の読書ノート」 ^^;

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 図書館に行き3冊(コクトー)を返し、4冊借りる。

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 夜、NHKBSPで「四川美女谷」というドキュメンタリーを観る。1時間半。素晴らしい。1年間かけて砕石と泥で四階建ての瀟洒な家を家族だけで作り上げたあとの若く美しい主婦が、「私達は自由だ。食べたいモノは、自分で栽培し収穫し料理して食べる。」という感激的なコメントを言う。

 再放送(5月26日)もまた観たい。4000メートルの幸せ。ここの女性は全員美女(明眸皓歯)で堂々としている。夫を意のままに操る。周時代の羌族の末裔。
 

2018年4月27日金曜日

コクトーとフジタの一日

 「コクトー詩集」(堀口大學訳 1973年 角川書店)の解説(も堀口大學)を読む。コクトーは天性の詩人。詩、小説による詩、評論による詩、脚本による詩、絵画による詩を書いた旨の記述がある。演技による詩、映画の監督による詩ももちろんのことと思う。

 そして、コクトーの生涯を貫くのはあくなき好奇心。その対象はたとえば死後の世界。死の世界への入口は、鏡、睡眠、夢…

 心臟発作で亡くなったが、こないだ読んだジバゴを思わせる。コクトーは晩年医者に詩作を禁止され、絵を描いたのだそうだが、詩を書くのは心臓に悪いのかしら?血圧は上がりそうだ…



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 「評伝 藤田嗣治」を読み進める。

 それによると、1913年にフジタがマルセーユに向けて乗船したのは三島丸らしい。客船好きとして、少し調べた。
 日本郵船の関連ページ

 東京海洋大学にはモデルシップがあるらしい。見たい。

 比較的小さな船だ。船酔いしただろう。

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 筆者によるフジタ像はかなり「エグい」。私としては面白そうなのでフジタの著書を2冊ほど、図書館で予約してみた。



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 朝日新聞の夕刊に大岡信の連載記事が月曜日から載っているのに今日気づいた。スクラップのかわりに写真を撮っておいた。

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 朝鮮半島の南北首脳会談が行われた。ともかく、恒久平和への第一歩が踏み出されたことを素直に祝福したい。

2018年4月26日木曜日

展覧会では無理してでもカタログを買おうと思う、駄目ならブログに記録しよう

 掃除とワックスがけが同時にできるウエット・モッブで床を磨く。3ヶ月に一遍くらいやる。今回はコタツを片付けてフローロングの床の露出面積がちょっぴり増えたので、思い立った。しばらく汗をかいたらきれいになった(気がする)。

 床に、昨夜借りてきた本を並べて写真を撮った。




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 「評伝 藤田嗣治」(田中穣 1988年 芸術新聞社)。面白そう。著者はというより日本の美術界は、フジタと奥様に嫌われていた。うすうすは知っていたが、これを機会に真相に近づきたい。

 入社早々、フジタの絵に触れて感激したが、そのきっかけを思い出せない。この評伝の最後の『参考資料』をみると、1977年に展覧会があったらしいが、それを見たかもしれない。でも記憶があやふやだ。多分当時は独身でリッチだったので、カタログは買ったと思われる。捨てた記憶もないので、カタログを探し出したいが、物置部屋の一番奥深く埋もれているようで、すぐには見つからない。連休にでも捜索隊を出して、「古生代の地層」から掘り出したいと考える。

 そのころ観た、やはり日本人画家での少年の顔を書いた絵の、なんとも言えず美しい青が目に残っているが、画家の名前すら思い出せない。「国吉」さんだったかしら???

 いま、グーグルに探してもらったら、国吉康雄でマチガイないようだ。感動した絵の画像は、まだ確定できない。明日、酔いが(さっきまで飲んでいた)さめたら、探してみよう。この展覧会のカタログは買っただろうか。忘却の彼方。もし買ったとすればフジタのカタログを探せばついでに発掘できるかもしれない。

 無理してでも、展覧会のカタログは買っておくべきと反省する。展覧会を観たという自分の大事な過去が、脳の老化とともに失わてゆくが、それを食い止めるものが必要だ。せめて、写真や感想を日記にしておくべきだった。いまは、ブログを書いているので少し安心。

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 もう一冊、「小松左京コレクション2」(1995年 ジャストシステム)は「果てしなき流れの果に」を読むつもりで借りた。その冒頭を試し読みしたら、恐竜が出てきた。恐竜と言えば白堊紀(小松左京先生は 白亜紀でなく白堊紀と表記されておられる)。

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 フジタのカタログも「古生代」でなく「白堊紀」の地層に埋まっているのかもしれない。フジタも当時の日本人から見ると恐竜に近い存在だったのだから。

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 床掃除と飲み会とで、今日も十数ページしか読めていない。反省しきり。

2018年4月25日水曜日

弘法大師とセンチメンタル・ジャーニー

 午前中は大雨。午後は上がったが変わりやすい天候。

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 「空海の夢」(松岡正剛)を読み続ける。なかで、「生命の海」、「沙門空海」、「弘法大師著作全集」などが紹介されてる。本を選ぶ趣味が合ったので喜んだ。
 ところで、自分はこれらをどうやって選んだか、思い出そう。

 「著作全集」は神田の古本屋『東陽堂書店』で見つけて買った。裏表紙にラベルが貼ってあった。



 他の二冊を選んだ理由は他の本の引用によると思われるが、それはなんだったか? 聖徳太子→梅原猛の他の著作→「生命の海」→沙門空海かもしれない。40年ほど前の確か会社に入ってすぐの事と思える。

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 「空海の夢」に、記憶した場所と、記憶の想起の間のメカニズムについて素晴らしい引用があった(33ページ)。たしかに、さっき何を考えていたかは、「さっき」考えていた場所に戻ると、思い出すことがある。

 すると『センチメンタル・ジャーニー』にも意味がある。昔のことを思い出すにはその場所に行ってみるべきだ。

 ここで『センチメンタル・ジャーニー』とは、そもそもなんだろうという疑問が湧いてきた。唄の文句や小説や映画の題名としてのうろ覚えでしかない。ググってみた。いくつかあったが、ローレンス・スターンの晩年の小説にも「センチメンタル・ジャーニー」がある!

 ローレンス・スターンを少し調べ、小説の「センチメンタル・ジャーニー」が手に入らないか調べた。すると…

 素晴らしいサイトがヒットした。ここは凄い。(岐阜大学の内田勝先生の)
 「電脳空間のローレンス・スターン

 素晴らしいリンクも大量にリストされている。

 入り込むと相当な時間がかかりそうで楽しいが、グッとこらえて、「センチメンタル・ジャーニー」の翻訳版を読ませていただいた。

 *お・も・し・ろ・い*\(^o^)/

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 もともと調べたかったのは『センチメンタル・ジャーニー』の意味だが、全く違う楽しい世界が広がった。内田勝先生ありがとうございますm(_ _)m

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 これから買い物のついでに図書館に行き、本を取り替えてきます。

2018年4月24日火曜日

タコ、空海

 今夜は「タコ炒め丼」を作ってみた。大体はインターネットでレシピを検索し、これと思ったものを印刷して作ってみる。うまくいったレシピの紙はクリアファイルに保存しておく。今日はファイルの中から探し出して作った。



 体調や材料の在庫や天候や直近のメニュなどを考慮して、レシピを勧めてくれる「AIおすすめレシピ」アプリを作ると売れそうだ^^;

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 読書は、ちょっと「端境期」。昨夜は個人向け図書館の構想を考えてみたが、以下はその続き…#意識の流れを書いてみた、これをデータベース化したい気もする

トイレの前と後で考えていたこと11時10分

 (1)知識 蔵書 図書館
 (2)図書館とインターネット融合
 (3)未来の図書館について勉強したい

 (4)図書館学の学習ではない
 (5)困ったときの松岡正剛さん
 (6)「空海の夢」(松岡正剛 1995年 春秋社)
   空海は図書館を持ってきた 
   そして日本文化の創造
   #税務署での確定申告の帰りに古本屋で買った本450円 傍線たっぷり有り





 (7)空海関連本 をまた引っ張り出して 空海ミニ書庫を作った
 (8)熊楠のも作りたい(まだほとんど本を持ってないけど)
 (9)ともかくJKPの全文検索はいいのでもっとやろう^^;

 ところで、空海のは救いの仏教じゃない。もっとでかい。

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 「古仏のまねび」も読むのはおいといて、明日?。

2018年4月23日月曜日

若い時読んだ本は捨ててはいけない



 「天文月報」2018年5月号の、なかの記事「杉本大一郎氏ロングインタビュー」を読む。杉本先生は放送大学で教わった先生である。(テレビを通じてだが。)

 12歳ほど年上の方だが、(名古屋)大学につとめはじめた時に、国家公務員として憲法を守りますという書類にハンコを押したとのこと。いまでもこうなのかしら。学生時代には、資本論や武谷三男の「弁証法の諸問題」を読んで面白く思ったともおっしゃっている。

 「弁証法の諸問題」は私も学生時代に読んだ。なにしろ薄い本だったので読めたのだろう。就職時のどさくさでなくしたので、図書館で借りて読み直そうとしたが、うちの図書館には*ない*。買うと今では高いので、図書館取り寄せか??


 天文月報はバックナンバーなら、かなりオンラインで読めるが、最新号はログインしないと読めませんm(_ _)m

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 そうこうしているうちに、ハーディ(数学者)の「ある数学者の弁明」が読みたくなった。実は、昔の会社の上司の上司が、この小冊子を「ある数学者の生涯と弁明」という題で翻訳されている。当時知っていたら本をいただけたと思うが、ぜんぜん知らなかった^^;

 幸い、著作権切れで私家版としての翻訳がここにある。

 功成り名遂げた学者でも、自分の生涯に疑問を持つこともある。しかしなんとか自分なりに、学問に貢献したと自分を慰めるという内容だ(と思う)。

 俗人の私は、自分が技術の進歩に役立ったのか多分そんなこと無いと思うだけで、あまり慰まない。しかたない。

 エライ方の訳した本にはC.P.スノーのハーディの紹介が併録されているらしい。これも面白そうなので、「ある数学者の生涯と弁明」もぜひ読みたいが、まだ安く手にいれる方法を思いつかない。やはり図書館取り寄せ?大きな本屋さんにいき立ち読みと言う手もありそうだ。

 スノーの「二つの文化と科学革命」もなつかしいので、読み直したいが、手元にない。英文ならInternet Archiveにある。借り出しには、順番まちが必要だ。待っているうちに忘れるのがおちだろう。

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 エライ方は、天下の大企業(自動車会社)にシステムのトラブルの説明(要するにお詫び)にお連れすると、ちょっと説明しただけで、相手を黙らせるほど威厳があった。質問するスキが無かったのだろう。
 技術的(学問的)には、妥協は絶対に許さない。社内の部長連中を相手にすると、「キミたちの話は具体論過ぎてわからない、もっと抽象論で話してください」と言ったり、「議論するには土俵(前提条件)を整えてから…」と、手厳しかった。

 一方、私のようなペーペーには優しい。重役なので、出先でタクシーを呼びますと、言ったら、「自分で呼ぶよ…キミは忙しいだろう」とおっしゃって、本当にご自分でタクシー会社に電話して黙ってさっさと帰ってしまう。それはそれで困るのだが^^;

 朝の出勤は誰よりも早い。始発でやってきて、仕事を始める前に古美術の写真集などを眺めておられる。

 いまはどうしておられるのか。まだムツカシイ論文を書いて楽しんでおられるのかしらん。

2018年4月22日日曜日

「物語の娘 宗瑛を探して」を読んだけど、堀辰雄を嫌いにはならない^^; なにしろ半世紀前からのファンなのだ

 「物語の娘 宗瑛を探して」をほぼ読み終えた。片山廣子と娘(宗瑛)は文学の心得はあったが、結局は上流階級の(俗人の)生き方を選ぶ。一方、芥川は自殺し、堀辰雄は文学と「心中」する。「トニオ・クレーゲル」の日本版みたいな事態になったわけだ。

 堀辰雄と芥川龍之介が主題なので、いろいろ彼らの著作の名前がでてくる。すると当然、かれらの著作が読みたくなってくる。

 とくに、「堀辰雄全集」(新潮社版 装幀が素晴らしいとか…)が欲しくなった。あー欲しい。古本屋のページを当たってみると3千円くらいで出ている。買える範囲ではあるが、置き場所も捻出しなければならない。要検討。

 堀辰雄の書棚の話題も出たので、写真を探してみた。あった。でも完成したのは本人が亡くなったあとらしい(T_T)

 堀辰雄は寝たきりになっても、奥様にあそこの棚の何段目の何番目の本をもって来てと命じていたらしいが、まあ、普通ですね。私もできる。

 芥川の短編をいくつか、「物語の娘」と併読。青空文庫で。「死後」など、恐いが(ので?)味わい深い。「三つのなぜ」(ソロモンとシバの女王の話)も。シバの女王は片山廣子なのだと川村さんは述べている。年上で知的だったと。



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 BGMはリヒテルのバッハ。味わい深い^^;

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 季節的には、「草枕」を読む頃かな、という義務感で「草枕」を読んだがおもしろくない。内的必然性(?)がないといけないね。

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 コタツをついに片付けた。もっとも、置き場所がないので、布団をしまっただけで、本体は座卓として引き続き使用する。下にものを押し込めるので、少しだが片付いた気がする。

2018年4月21日土曜日

料理の新しいレパートリー「トマトと卵の中華炒め」、はじめて作ったのに旨い\(^o^)/

 なぜか中谷さんが夢に出てきてくれた\(^o^)/

 なので、敬意を表して彼女の出演作品を観ることにした。Amazonビデオでいろいろ探して、見つけたのは…

しあわせのかおり」。主演:中谷美紀、藤竜也、八千草薫。藤竜也がオーナー件料理人ちして経営していた中華料理店に、中谷美紀が弟子入りする。夫に死に別れ、精神に傷を負った彼女が、脳出血で半身不随となってしまった藤竜也の指導のもとに、苦闘しながら一人前の料理人となる。

 映像の中で作られる種々の料理が超絶にうまそうに見える。中華鍋を振り回すのは細腕には難しいが、とにかく中谷美紀が演じる主人公が頑張る。

 この店の上得意の八千草薫の孫の婚約祝が行われ、はじめて中谷美紀がフルコースを一人で料理する。

 最後に特別なリクエストでトマトと卵の炒め物を、八千草薫が注文する。これは不自由な手で藤竜也が中谷美紀に助けてもらいながら完成させる。

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 ミーハーな私は、今日の主菜として「トマトと卵の中華炒め」を作ってみた。はじめてなのに簡単にできるし、とても美味しかった。



 中谷美紀さんありがとうございました。

2018年4月20日金曜日

参照する本はすぐ手に取れるようにしたい

 昨夜図書館から借りてきた本、「私的読食録」(堀江敏幸、角田光代 2015年 プレジデント社)の中に、「御馳走帖」の書評がある。内田百閒の昼食の蕎麦のお話が紹介されており、これは何度読んでも面白い。「御馳走帖」は書棚のすぐ手に取れるところにある。こちらも読んでみたくなる、関連本を次から次へと読み漁る危険な流れに吸い込まれそうになった。踏みとどまった。

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 懸案の書棚の整理を少しだけ(一段だけ)やった。「トーマス・マン日記」や辻邦生の日記、アシモフ自伝など、すぐ手に取れるところに移して、順序よく並べた。「トーマス・マン日記」はやはり5冊しかないことが判明。あと5冊を死ぬ前に入手して読みたい。



 はみ出した文庫本は枕元に固める。3列に並べるという暴挙。後ろの列の本の背の写真を撮って、前に貼ったほうがいい。



 整理したら疲れたが、精神的には良い気分になった。

 森有正の著作、辻邦生著作集、森鴎外選集、寺田寅彦選集なども手近に並べたい。あ、植草甚一スクラップブックも。近いうちにやろう。なお、トーマス・マン全集はさっきの日記の棚の2段下にすでに並んでいる。

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 気を良くして「物語の娘 宗瑛を探して」(川村湊 2005年 講談社)を読み始める。

 宗瑛は片山廣子の娘で堀辰雄が慕っていた、堀辰雄の師匠芥川龍之介は片山廣子に想いを寄せていた… なんと華やかな世界。

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「70歳の日記」はめでたく読了。メイ・サートンは愚痴も正直に書くので日記が読みやすい。他の日記もいずれ借りて読むことにする。



2018年4月19日木曜日

春の西空で三日月と宵の明星金星が美しい

 夕方、買い物に出ようとすると、西空に細い月と金星が見えた。快晴。あわててiPhoneで写した。



 あとで気づいたが木星も南西の空に出ていた。

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 その1時間ほど前にNASAの月面4K画像を見ていたので、月が身近になったかも。ともかく、このビデオは凄い。

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 買い物の前に、図書館に寄り、予約本を4冊ゲット。貸出機に置いたら、3冊しか認識しない。



3回ほど繰り返したが駄目。館員に相談したら、バーコード読み取り機で処理してくれた。ICタグの貼り忘れでしょ?と言ったら、「そうです(*^^*)」とのことでした。





 白く細長いタグが貼ってあるやつと、そうでないやつ。



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 「70歳の日記」(メイ・サートン)は読み終わるまであと一息。

 彼女は有名作家だったので、サイン会や講演会で頑張り、疲れては田舎の住居に戻り、数日休息して元気を取り戻す。日常生活と花の手入れに戻って、執筆にも手が出るようになる。紙時代だったので、原稿やメモや資料が戸棚にたまる。それを整理するのも大変で手伝いが必要だ。でも整理するとやる気が出る。身の回りには、好きな写真や絵や花を飾って自分好みにする。

 ごみ捨てや雪かき(ブリザードがくる土地柄)には、周囲の助けが必要だが、ともかく一人で独立して暮らし続ける。

 楽しみは、読者からの賞賛の手紙を読むこと。返事もたまに出す。

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 有名作家ではないし、タイプライターも使わない私だが、ブログを書き続ける上で参考になることが多い(*^^*)

2018年4月18日水曜日

「宇宙からみた生命史」を著者の「ネームバリュー」で借り出す

 夕食の買い物がてら、図書館に寄り、借りたけど読まなかった本を2冊返した。ついでに、13日に予約した本(「西脇順三郎詩集」)がまだ届いてないか聞いてみた。やはり、前に借りた人が返していないらしい。仕方ない。この本が人気なのはいいことだ。

 書棚を少し探索して、新書版を2冊新たに借り出す。「宇宙からみた生命史」、「ロシア革命史入門」。前者の著者は、50年位まえに蔵王でスキーを教えてくれたインストラクターだと思われる。



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 帰ったら、JapanKnowledgeから、通知が来ていた。紙で通知が来るのがレトロ感あり。コンテンツが今年も増える。喜ばしい。このサービスは使い方を工夫すればもっと役立つ。うまく活用したい。




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 今日もまだ疲れが抜けず、体調はあまり良くない。昼に、ヨーグルトを入れてボリュームアップしたパンケーキを焼いて食べたら、美味しかったが、すこしもたれた。買い物の帰り道で気分が悪くなった。また、早寝しよう。

 

2018年4月17日火曜日

「70歳の日記」が面白い、俺もじきに70歳だから^^;

 今日も引きこもって、読書と昼寝の一日。体調は大分恢復した。

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 メイ・サートンの「70歳の日記」を、三分の一まで読む。かなり著者の生活ぶりが分かってきたので、じわじわと面白くなってきた。

 120ページ、長年書き続けることの原動力は、と訊かれる。すると、現状を理解し、問題の解決策を見つけたいからと答える。そのための手段が「書くこと」なのだ。カオス(混沌)からコスモス(秩序、ちなみに著者自身はコスモスというコトバは使っていない)へ移行する手段が芸術であり、著者にとっては書くことなのだと。

 137ページ。著者は人嫌いではない。それどころか、大変だと愚痴を言いながら、田舎の住居を訪れる人をもてなす。それも、短時間の訪問ではなく一泊以上を勧める。夕暮れに海岸に一緒に行き静かな波の音をゆっくり聴く。これが最上のもてなしだという。

 老体に鞭打って、庭の手入れにも精を出す。一方、著者に心酔する若者が、黙って手伝いに来る。猫もいるし、かなり理想的(天国的)な環境だ。執筆は電動ではないタイプライター(故障しがちだが)で行う。友人への電話も頻繁にかける。通じないとパニックになる。

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 13日に図書館システムで予約申し込みをした本、「西脇順三郎詩集」が用意できたと言ってこないので、明日は読み終わった本を返しがてら、届いていないかのチェックに行ってくるつもり。先週はカウンターの中を覗き込んで、事務作業に慣れない館員より先に予約本(カミ)を見つけたから。

2018年4月16日月曜日

コクトーの精神はナチスなんかに負けない

 法事のための小旅行の疲れで今日は元気なし。

 朝食はサラダと紅茶だけ用意しておき、マクドナルドの朝食をテークアウトで。
 昼食は引出物のうどん(乾麺つゆ付き)をゆでる。美味しいうどんだった。



 夕食のみいつものようなものにした。普段のなにげないものを食べると安心する。

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 コクトーの「占領下日記1」とメイ・サートンの「70歳の日記」を交互に読み進める。コクトーがドイツ占領下のパリで、旺盛に芸術家としての活動をしていたのに驚く。形だけにせよフランスの政府が存在したからか。ドイツの検閲もコクトーのような大物には甘かったということか。コクトーの反骨精神が強力だったのか。

 日本の終戦直後の様子と比べてみたい。これ、新たな宿題。

 「70歳の日記」の自然を愛し読書に勤しむ境地は、身近で参考になることが多い。

***

 片山廣子の随筆を色々読んで、ほかに関連本はないのかとAmazonを検索。こんな本が見つかったので、図書館で予約。面白かったら後日報告します。

 「物語の娘―宗瑛を探して」。


 こんなのもあったが、うちの図書館の蔵書にはない。

 「越し人 芥川龍之介最後の恋人」
 

2018年4月15日日曜日

ホテル客室のBGMシステムは消え去るのか、古い記憶は消え去らないのに

 郷里のホテルで目覚める。なれないベッドで、良く眠れなかったが。

 枕元にベッドサイドテーブルが有り、BGMの装置が内蔵されている。試しにスイッチを入れたら、なんと動いたじゃなくて聴こえた。最近では珍しいことだ。若い頃は、ホテルに泊まることなど殆どなかったが、BGMが聞けるのは、何となくゴージャスな感じがして大好きだった。そこで、最近はホテルに泊まるたびに試してみる。殆どの場合なにも聞こえない。



 このホテルのようなきちんと動くBGMがシステムは珍しい。感心して、ホテルのアンケートにBGM装置はぜひメンテナンスをして欲しいと書いた。無理だろうとも思いながら。

 ただし、音が頼りない。低音が足りない。テーブルの裏を覗き込むのは辛いので、iPhoneを突っ込んで写真を撮ってみた。

 案の定スピーカーのエッジが傷んでいる。我が家のもとメインスピーカーとおんなじ(T_T)




 これを直すのは手間がかかりそうだし、各部屋のスピーカーを交換する予算はないだろう。このシステムも早晩消える運命なのかもしれない。

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 なぜ、ホテルのBGMが好きだったのか。自動的にムード音楽が聴けるからであり、そのような環境は当時ではあまりなかった。テーブルにはめ込まれた、押しがいのある丈夫なスイッチの感触が気に入ったということもある。

 もっと分析して、これににたシステムを自宅に自分で作ることを考えてもいいかもしれない。宿題にしよう。

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 ホテルの旨いバイキング式朝食を食べ、姉の一周忌に参列。

 お寺のそばの、60年以上前にある事情で住んでいた(今で言うハウスシェア)、邸宅を訪ねてみた。昔の記憶がおぼろげに甦る。小学校入学前なので本当にかすかな記憶。



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 ホテルに戻り、一周忌の会食。やはり海産物が旨い。

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 帰りの新幹線では、ほとんど眠ってしまった。速度が早すぎて寝不足解消の前に、東京についてしまった。

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 24時間しか出かけなかったのだが、数日間不在だったような感覚を覚えながら帰宅する。センチメンタル・ジャーニー。

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 この小旅行中の読書は大部分片山廣子さんの随筆を青空文庫で。

2018年4月14日土曜日

中谷治宇二郎の著作その2

奥付

「日本石器時代文献目録」。これを先に作って、重要なコトバを収集し、そのコトバを使って「日本石器時代提要」を書いたらしい。若い(20代)ににあわない重厚な仕事ぶり。そして「提要」の文章は軽快。

どう考えても夭折したのは残念…
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 早暁、根室沖で地震。大事ないことを祈る。

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 iPhoneのアプリから投稿した写真は、Macのブラウザで見ると巨大化してしまう。サイズ設定がうまくいっていないようなので。Macから写真を送り直しました。アプリの設定で調整できると思うのだが、あとで実験してみます。

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 中谷治宇二郎の著作にはこんなのも…
 「日本先史学序史」。

 そしてこんな記事も読まないと…

 岡潔(パリで一緒)の線からも調べるべし…

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 新幹線で八戸に到着。雨。寒い。ホテルに着いて、部屋のスリッパをさがしにロビーへ。どうもルームメークの時忘れたようだ。
届けてもらい、部屋の暖房を効かせてやっとまったりとする。

 こちらの桜はこれからだ。

2018年4月13日金曜日

青空文庫と帝國圖書館で、「日本石器時代提要」(中谷治宇二郎)を捜す楽しみ

 3月に目を楽しませてくれたベランダの梅。4月になってやっと葉が出てきた。新しい葉は赤くて美しい。今後大きくなるが、風に吹かれて傷ついていく。


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 昨日(2018年4月12日)の朝日夕刊に、ある文芸記事が載った。芥川龍之介が瞠目した無名の若者の短編の話だ。この「無名」の若者は、中谷宇吉郎の弟の中谷治宇二郎のことだという。



 文才があった彼は、長じて考古学をやった。パリにも留学した。しかし、34歳で夭折した。

 今朝、出かける用事(飲み会だが)があって、電車に乗りながらiPhoneで、青空文庫を検索し、中谷宇吉郎が弟のことを書いていないかと、捜してみた。

 すぐ見つかった。iPhoneの画面キャプチュアが以下。




 ここで見つかった「日本石器時代提要」(中谷治宇二郎)を、やはりiPhone の「帝國圖書館」で捜した。すぐ見つかった。やはり画面キャプチュア。



 
 このように、トントン拍子に資料が見つかるのは、嬉しい。過去の文学遺産をコツコツと電子化していただいた人々のおかげだ。

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 毎年、梅は律儀に咲き、目には見えないが確実に大きくなる。梅に負けず緩やかで確実な歩みを人間も進めるべきだ。

2018年4月12日木曜日

中谷宇吉郎先生の美しい随筆を再読、そして「ジバゴ」読了

 青空文庫の昨日新刊(なのだが読んだことはある)。「御殿の生活」。
子供のように聞き入る旧藩主の老奥方の前で中谷宇吉郎が三国志を語る。古い御殿での夢幻の幼年期の記述が魅力的だ。

***

 「ドクトル・ジバゴ」の後半を、読み終えた。たしかに首尾一貫した記述ではなく、当時の状況に詳しくないからか、興味がわかない部分もすこしあるが、全体としては「読ませる」小説だ。ロシアの風土の描写がこよなく美しい。そして登場人物が皆いきいきと描かれている。(ジバゴは主人公だからか狂言回し的部分もある…)

 ロシア革命について勉強したくなったのは昨夜と同じ。昨夜見つけた資料以外に、廊下の書棚で「ロシア革命史 5」(トロツキー)を見つけた。息子の買ったものらしい。1から4までを探し出さなければならない。



 ロシア革命のなかでユダヤ系やアジア系などの人々の果たした役割にも目を向けたい。

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 夕方、買い物のついでに駅ビルの図書館に行き、「ドクトル・ジバゴ」と「須賀敦子の手紙」を返却するとともに、「エッフェル塔の潜水夫」(カミ)と「占領下日記1」(コクトー)を借りてきた。この図書館は私の「拡張書棚」である。


2018年4月11日水曜日

散髪しながらパステルナークの考えていたことを推測する

 床屋さんに電話したが、なかなか通じず苦労したが、ごごイチでやっと散髪をしてもらった。最近は2ヶ月に一度の散髪なので、遅れると頭が鬱陶しくてかなわない。

 話は弾むが、顔そりのときは静かにして考えを巡らす…

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 おかげで、「ドクトル・ジバゴ」の読書はまだ終りません(T_T)。今下巻の150ページ。読み始めると速いので、明日には終わるか…

 当時のロシア情勢と、ソビエト連邦がどんな経緯で成立したかに興味が沸いてきた。調べてみたい。参考書として息子や義父の蔵書が役立つかもしれない。発掘作業が必要だ。

 ジャパンナレッジも役立ちそうだ。たとえばこれ…



 このように思わせるというところが、パステルナークにノーベル賞が与えられた理由であり、当時のソ連政府が授賞に反対した理由なのだろう。

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 コクトーの日記を読んでみたくなり、一冊を図書館で予約した。

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 日記といえば、まだ半分しか読んでいない「トーマス・マン日記」も残りを手にしたいものだ。前半の5冊はたくさん出回ったらしく、古本の価格もリーズナブルだったのだが、後半の5冊はどれも2万円前後。とても自分で買うわけにはいかないので、図書館の在庫を調べる。ざっと見た限りでは、国会図書館から借り出してもらうしかなさそうだ。来週あたりトライしてみよう。


2018年4月10日火曜日

カミ、コクトー、ジバゴ

 今朝、ひょんなことから、ピエール・カミを思い出した。Twitterだったかしら。カミのシュールな短編は子供の時に読み、その奇妙さのおかげで記憶に残っていた。

 こんなサイトも見つけた。

ピエール・カミを読む

 彼の本はなかなか見つからなかったが、奇跡的に図書館にあったので、早速予約。わりと最近再版されたらしい。



 他に、フランス語版だが、Kindleに2冊あった。とりあえず、おためしでダウンロードしておいた。あとでゆっくり解読したい。挿絵(本人の作品?)も入っていて、眺めるだけでも楽しかろう。




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 コクトーの「オルフェの遺言」(1960年)を観る。「オルフェ」(1949年?)よりははっきりした画面。黒白の対比が美しい。コクトーが監督だけでなく、主演もしている。そして最後の方にはブリンナーも出てくるし、ピカソもちょっと顔を出す。字幕も吹き替えも無いが、なんとか分かる。

 これはソフトが欲しいが、DVDは高くて手が出ない。VHSなら1円なのだが…

 コクトーのドキュメンタリーも観た。面白いおっさんだ。

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 午後、ようやく「ドクトル・ジバゴ」を読み出す。最初の10ページぐらいを我慢すると急に主人公たちが立ち上がってきて、動き出した。午後4時間ぐらいかけて、上巻をほとんど読み終えた。全部で850ページ以上あるが、この調子なら明日には読み終えそうだ。

 読みはじめて調子が出るまでに、大昔の版も勘定に入れると55年以上かかったことになる。プルーストより難物だったということになる。

2018年4月9日月曜日

コクトーの日、「ドクトル・ジバゴ」はまたおあずけ

 朝、6時からEテレで「旅するフランス語」(再放送)を観る。昨年度は「ドイツ語初級」をラジオで聞いたが、今年はフランス語にした。観た感じは、少し易しすぎだが、ジャン・コクトーの紹介があるのが良い。もちろん、常盤貴子さんも…

 おかげさまで、ジャン・コクトーのことを知りたくなり、番組で紹介された「オルフェの遺言」のビデオを捜す。すると、これは「オルフェ」の続編だということなので、まず「オルフェ」を観る。日本語吹き替え版があったので、フランス語の勉強にはならないなと思いつつ観た。しかし、おかげさまでストーリーの細かいところがわかり、実に面白い映画とわかった。コクトーの映画監督としての才能は凄い。

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 昼食前に、奥方様たちのお供で車で40分くらいのところにある、園芸センターに花苗の買い出しに出かけた。マンションの玄関脇などの植え込みの装飾用。

 園芸センターのそばは、道路の土手が広くて、野草がたくさんあり、昆虫もいるので、毎回そこをチェックしに行くことにしている。今回は、その土手が醜いシートで覆われているのでびっくりした。



 雑草と思うから、こんなことになるので野草と思えば、無残なことをする気にはならないと思う。なにか開発をするのかもしれない。悲しいことだ。

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 帰ってきてから、実は上記のビデオを観た。観終わったので、「オルフェの遺言」を捜す。しばらくして見つけたが、時間切れなので明日観ることにする。コクトーのドキュメンタリーもある。これも観よう。

 「ドクトル・ジバゴ」の読書はまた延期(T_T)

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 生き別れの息子殿が、近くでの仕事帰りに寄ったので、夕食をご馳走した。

2018年4月8日日曜日

良い本は読む前に予習する、意識しないで自然にそうなるのが名著だが…



「ドクトル・ジバゴ」(パステルナーク 江川卓訳 1980年 時事通信社)を読む前の予習。

 ・江川卓の各編解説。→(済)

 ・映画、TVの種類と評価。→TVドラマや、宝塚でのミュージカルもある(*_*)

 ・パステルナークの略歴。→Wikimediaは読んだが、江川先生の解説のほうが…

 ・同、詩の一端。→「ドクトル・ジバゴ」の末尾にも「ジバゴの詩」があるが、図書館で別途借り出す。

 ・翻訳本の種類、新訳はあるか。→Amazonによるとあるらしい。

 大きな文化的「山脈」を感じる稀有な作家・詩人だと思える。ひどい表現だが…トーマス・マン級。

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 ここまで考えたら、急に、トーマス・マンの「全集」だけでなく、「日記」も(5冊しか無いが)身近にきちんと並べて置きたくなった。本棚の入れ替えをしなくてはならない。トーマス・マンだけでなく、辻邦生や漱石の本、森鴎外選集や寺田寅彦選集もすぐ手に取れるようにすべきだ。植草甚一も…

 老い先短いので、本を探す時間は短縮したい。


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 さっそく取り掛かりたいが、主夫兼業なのでそうもいかない。掃除、食事支度、車の掃除(花粉がこびりついて大変だった)。以上を済ませたら眠くなったので昼寝。起きたら夕方5時だが、家人がAndroid携帯で私の電話連絡先が消えたと騒ぐので、修復サポート。

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 昼寝する前に、肝心の「ドクトル・ジバゴ」を数ページ読む。一級品。

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 話が前後するが、朝起き抜けに「須賀敦子の手紙」前半を読んで、涙が出てきた。今夜はどちらを読み続けるか悩ましい。


 この本は図書館で借りたが、自分でも持っていたい。金を工面しよう。下の画像で自分でポチッとできるように。