朝8時 35.7度
朝食の支度、風呂掃除、入浴、床上げと部屋の掃除。
常態に戻った!
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早速、自治会のオシゴトを行う。小学校卒業祝いの配布先調査レター作成。例年やっているので前年のものを微修正するだけなのだが、このときだけ古いWindowsPCを起動させないといけない。起動も修正作業ももっさりした動作で、イライラする。このイライラをうまく受け流すような修行をしないと、将来似たような感情爆発で自分をコントロールできなくなってしまう。良い練習材料だ。時間に余裕をもつことが大切。音楽を聞きながら作業するのも良い。明後日の200枚強のプリント作業も余裕を持って進めよう。
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寒くなる前に買い物を済ませようと、15時半に最寄りスーパーへ向かう。空いているし、特売の商品もまだ売切れずに残っている。果物や野菜もまだ新鮮さを保っている。帰りにスーパー内のパン専門店で、おやつの「カツサンド」を買う。ここのレジはいつも混んでいて、前回などは小銭を落として少しパニックになった。今回はレジが空いていたし、現金でなくクレジットカードで払ったし、レジ係の言っていることもすべて明瞭に聞き取れた。心の余裕が大切なのだと考えながら、気分良く帰る。
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『池波正太郎の銀座日記(全)』(新潮文庫)を読み続ける。断続的だが、ここ数日読んでいる。これを読むのはもう10回目くらいだろう。とにかく気に入っている。
306頁。
夜はベッドで〔レ・ミゼラブル百六景〕の挿絵をたのしむ。
とある。鹿島茂さんのこの著書は1987年(昭和62年)に出ているはずだ。池波正太郎は自分の本や随筆の挿絵も書いているので、専門家の目で、この本を調べたと思われる。このころ池波正太郎はよく山の上ホテルに泊まって仕事をしていたらしい。奥様の体調が優れないので、ご負担を減らすという意味もあったのだろう。
371頁。
この夏は仕事を減らし、のんびりできるかと思ったが体調を崩してしまい、予定通りには行かなかった。……秋からの仕事が詰まって来て、なかなか銀座へも出られないし、試写にも行けない。
悲観的になっている。負のスパイラル。気の毒だ。他人事ではないのだが。
391頁。
ワインは、ボジョレの新酒でうまいのだが、のめない。酒は、すっかりのめなくなってしまった。
ここも身につまされる。酒のうまさがわかりながら体調のせいで飲めないというのは、本当につらいものだ。酒飲みはつらいよ!
400頁。
自分の古い小説の文庫版を、このところ毎夜、読んでいるが、とても自分が書いたものとはおもえないほど、おもしろい。こんなことを自慢しているわけではないが、むかしの自分は、いまの自分ではない。
ここも考えようによっては、哀しい記述だ。後ろ向きにならざるを得ないのはつらい。
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池波正太郎は句読点の使い方が上手だ。
そういえば、次回2月の「文舵会」の練習問題は、「複雑な場面の描写を句読点無しで書いてみろ」というものだった。
この回答を工夫しないといけない。
参考:
https://japanknowledge.com/psnl/display/?lid=30010zz150960
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%86%E3%83%B3