若き Henry David Thoreau は1837年(20歳)10月22日にエマーソンの助言により、日記を書き始め、それは死の直前まで25年間続いた。最初は著作(たとえば『森の生活』)の材料として書いていたが、次第に日記を書くこと自体が目的となった。
『 Selections from the journals 』の編者による note の冒頭による。https://archive.org/details/selectionsfromjo0000thor/page/n6/mode/1up
若き Henry David Thoreau は1837年(20歳)10月22日にエマーソンの助言により、日記を書き始め、それは死の直前まで25年間続いた。最初は著作(たとえば『森の生活』)の材料として書いていたが、次第に日記を書くこと自体が目的となった。
『 Selections from the journals 』の編者による note の冒頭による。https://archive.org/details/selectionsfromjo0000thor/page/n6/mode/1up
『人文学のためのテキストデータ構築入門 TEIガイドラインに準拠した取り組みにむけて』
監修 人文情報学研究所
編者 石田友梨/大向一輝/小風綾乃/永崎 研宣/ 宮川 創/ 渡邉 要一郎
ISBN 978-4-909658-84-5 C0020 B5判 424頁
昨日Amazonで注文し、今日届いた。
なるべくはやく目を通したい。この本の目指すところと自分の若き頃(入社直前?)の目標がおなじなのかを判断したい。(マザー・コンピューター。)
こんな感じだけでもいいと思い始めました。所感も気が向けばつけます。
9784863855175 | 左川ちか全集 | 左川ちか/著 島田龍/編集 | https://cover.openbd.jp/9784863855175.jpg |
9784000248334 | 正岡子規伝 わが心世にしのこらば | 復本一郎/著 | https://cover.openbd.jp/9784000248334.jpg |
9784087207996 | 科学者は戦争で何をしたか | 益川敏英/著 | https://cover.openbd.jp/9784087207996.jpg |
9784065204528 | 日本印刷文化史 | 印刷博物館/編集 | https://cover.openbd.jp/9784065204528.jpg |
9784860114664 | 古本屋的! 東京古本屋大全 | 中山信如/編集 | https://cover.openbd.jp/9784860114664.jpg |
9784582762389 | エゴン・シーレ : 二重の自画像 | 坂崎乙郎/著 | |
9784065271339 | サン=テグジュペリの世界 〈永遠の子ども〉の生涯と思想 | 武藤剛史/著 | https://cover.openbd.jp/9784065271339.jpg |
9784582829440 | 書かれる手 | 堀江敏幸/著 | |
9784004200871 | 東西書肆街考 | 脇村義太郎/著 | |
9784860114664 | 古本屋的! 東京古本屋大全 | 中山信如/編集 | https://cover.openbd.jp/9784860114664.jpg |
読書リスト
9784772220194 最後の博物学者アレクサンダー=フォン=フンボルトの生涯 古今書院 古今書院
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784772220194
ポルタ文庫
真夜中あやかし猫茶房 ありがとうのカケラ 椎名 蓮月(著/文), 冬臣(イラスト) 978-4-7753-1835-5 650円+税 発行/新紀元社
書店発売日
2020年6月22日
ポルタ文庫 真夜中あやかし猫茶房 ありがとうのカケラ | 椎名 蓮月(著/文), 冬臣(イラスト) | 650円+税 | 書店発売日 |
このブログ「りんかん老人読書日記」の内容を変えようと考えています。身辺雑記が最近多すぎたのを反省し、初心にもどり、趣味としての読書をテーマとするエッセイ中心とします。読み物感をだすため、毎日でなく週刊にして書き下ろしはやめ、推敲を加えたものを公開します。
出直し1号は7月28日(木曜日)公開を目指したいです。
本日、12時から19時まで〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉にて店頭スタッフを務めました。トピックとしては、ドネーション本棚に、62冊という大量の寄付があったこと。浩瀚なロベール仏和辞書やフランス語の読み物、もちろん日本語の本も含めた寄付本は質量ともに素晴らしい。値付けはスタッフが担当したが、いろいろな本の内容を推測し、適切な値付けをしていくのは大変だが、非常にオモシロイとスタッフ担当者同士で意見一致。こんな作業を地道に続けていくことで、古本屋として成長することが出来るのだろう。
以下は火曜日のメルマガ巻頭言の冒頭だが、これと上記の作業は符合する。
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一棚店主を手探りで3月にはじめた私が、4ヶ月後ようやく一棚店主としてどう振る舞うべきか考えるようになった。品揃え、値付け、買ってくれるお客様の好みなど。それらをよく考えることが重要だし、少しずつでも工夫をこらしていくのが楽しく思えるようになってきた。(以下略)
以下はメルマガ巻頭言の梗概であり、明日中にはまとめないといけないです。
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4ヶ月たってようやく一棚店主としてどう振る舞うべきか考えるようになった。書棚の構成、値付け、販売先への考慮など。考えるのが必要だし、少しずつ工夫をこらすのが楽しく思える。
そんな折に、7月3日に日比谷図書文化館で行われた、荒俣宏さんと鹿島茂さんの対談『天使はほほえみ、悪魔はささやく-終わりのない古書探しの旅(2)』を切っ掛けに反町茂雄の事績を調べようと思いたった。
その翌日偶然虔十書林さんで入手したのが、『一古書肆の思い出』全5巻のうち4巻まで。まず『一古書肆の思い出 1 修行時代』を読んだ。反町茂雄は、「修行時代」を終えるにあたって丁稚からたたきあげた、なつかしの職場の一誠堂を離れて独立し、無店舗で目録を用いた通信販売を開業する。
その前の修業過程、店員としての成長過程が描かれており、一棚だけではあるが、古書を「販売」している自分としては、おおいに勉強になる。
反町茂雄が重視したのは、古書店界隈と学者界隈に知人を作り、知識を吸収すること。
このあとも読むのが楽しみな本。これを機会に鹿島茂さんの『神田神保町書肆街考』も読むことにした。
*
脇村義太郎の『東西書肆街考』は既読だったがまた読み直してみる。
https://allreviews.jp/column/5758
で紹介されたこの本↓
https://allreviews.jp/column/5758
読みたい。手配済み。
https://allreviews.jp/video/5797
観た。面白かった。身近に。
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『歴史の風 書物の帆』(鹿島茂さん)
「書評を纏めてみれば、至って便利な読書案内ができあがるということである。とりわけ、フランスの社会史や文化史の紹介には、意識的に力を入れてきたので、この方面のガイド・ブックが皆無の状況では、思いのほか重宝な本になるのではないかと思い至った。新刊本が書店に「滞在」する期間が最長でニカ月というような現在の読書状況では、新刊本の書評が本に収録されて、「旧刊本」の書評になっていても、それは逆に、本を注文で取り寄せる際の参考資料になるだろう。」
↓
われわれの書棚は「書評集」でもある。その評価をもとに値付けする。反町茂雄はそれを真剣に生涯かけてやった。インターネットの驚異とその恩恵。
第7回「文舵会」無事終了しました。お疲れ様でした。参加者: (初参加の方の回答の出来に、皆素晴らしいとうなりました。)日時:7月15日20時30分〜22時00分。(予定通り……)内容:『文体の舵をとれ』第7章の練習問題(POV)を実施。(ただし。5人の回答のうち、3人分しか合評(がっぴょう)できなかったので、残りの合評は次回(8月19日)に行うことにした。)・POVの書き分けは単なる文章テクニックにとどまらない、ストーリーの記述には重要な総合的技術と感じた。それをうまくこなす小説家はやはり凄い。・問4のPOV、潜入型の作者視点が、必ずしも良いとも限らない。(繰り返しになるが「書き分ける」力量が大切。・論評の途中で出てきた作家や作品。水村美苗。「良きサマリア人」(聖書)『人間の土地(大地)』サン=テグジュペリ他。・次回は8月19日20時30分(日本時間)。上記の事情により、今回の続きをやるので回答提出締切はなし。\(^o^)/☆引き続き、新規参加者・オブザーバーをお待ちしています。私からは、以上です。必ず、追加コメントしてください。内容は何でもOKです。 > 参加者様
「BOOKS HIRO通信 創刊2号」を書いて、送信予約しました。明日金曜日22時配信予定です。
申込みはこちらからどうぞ。
とりあえず、創刊号と同じ構成にして、序文の部分を充実させました。徐々に、しつこくない程度に、内容を充実させたいです。継続することも大切。毎週というのは意外に大変なので、無理のないように簡単に出来るものにしたいです。
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ALL REVIEWS友の会の執筆研究部の練習問題回答合評会「文舵会」のZoomミーティング開催のセットアップを行いました。少しは慣れてきたかもです。
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ALL REVIEWS友の会のメルマガ編集の仕事を行いました。客観的に見て、一週も休まず3年続いたのは偉いと自画自賛。この半年の総集編を作る必要があるが、時間がみつからないです。
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週のうち、土曜日は終日孫のお世話をやります。日曜日と月曜日、水曜日は〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉で店番のバイト作業。終日自由になるのはそれ以外の3日間。この中で好きな本を読み、上記のような作業も行う必要がある。そのすべてを、やらされ感なく、楽しんですすめるには、今以上の「さとり」が必要でしょう。
稚拙でも、「書くこと」が、良く「読むこと」につながるようにしていきたいですね。
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今週は、メルマガ「週刊ALL REVIEWS」巻頭言執筆作業が残っています。『一古書肆の思い出』を読みながら、書棚主の修行との関わりを書いてみるつもりです。明日金曜日に第一稿作成、土、日で推敲し、月曜日にチェックに回す予定です。
本日の読書行動記録。
午前10時半に電車に乗り、神保町に向かいます。途中、〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉でお店番をやる旨のTweetをしました。「いいね」を押してくれる棚主さんがおられるのを確認。Twitterで少し会話をしたあと、持参した『一古書肆の思い出 1』を読む。
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12時少し前に〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉に着き、開店のお手伝い。今日一緒に作業するスタッフのYさんが、私の書棚から『入唐求法巡礼行記(全二巻)』を購入してくださった。
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バックヤードに4冊私宛の本が置いてあったのを教えていただいた。今日は来ていないスタッフのFさんの執筆資料用に先日プレゼントしたミカ・ワルタリ『エジプト人(全三巻』のお返しに、椎名蓮月先生のファンタジー小説『あやかし屋敷で夕食を』、『真夜中あやかし猫茶房(三冊)』が手に入ったわけです。
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夕方、業務終了時に自分用にドネーション本棚から、昨日のブログで言及した『正宗白鳥全集 第十三巻』を購入しました。
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計算すると、私の本は3冊増えたことになります。困るけれど嬉しい。
なにより、「読書は見知らぬ友をもたらす」(バルザック)のだから。
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帰りの電車で『一古書肆の思い出 1』をまた読む。ほぼ終わりそうなので、来週書くメルマガ巻頭言の題材は神保町古書街のことで決まりとなりました。鹿島茂さんの『神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで』も注文しているので、こちらは目だけは通します。
そろそろ寝ますが、こんな一日でいいのでしょうか。いいんです。
『正宗白鳥全集第13巻』には「日記」が含まれています。たとえば、93ページに「二十歳の日記(抄)(明治31年)」があり、日記を書く意義についての考察が記述されていて、興味深いのです。「日記・紀行」の書棚をPASSAGEで持っている私としては手に入れたい一冊です。昨日、ドネーション本棚に搬入された本で、私が値付けしました。「日本の古本屋」さんなどで調べると意外と高価で、それなりの価格をつけて棚に置きました。買いたい気持ちを抑えるために、一晩考えることにしました。探してみたら、国会図書館デジタルコレクション(個人送信)で見つかりました。これを読めばいいのですが……
それで眺めているうちに、やはり紙の本が欲しくなりました。なぜだろうか?
寄付(ドネーション)にもなるし、明日PASSAGEで買おうと思います。雀百まで踊り忘れず……
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「文舵会」の7月課題をなんとか完成させました。視点を固定した具体性を持った記述から、神の視点をもった抽象的記述へ、なんとか移行することができた、かもしれません。
こうしてみると実はこの「文舵会」はグインの『文体の舵をとれ』の読書会であると言えます。グインさんの教え方の良いところを味わう必要があるのです。すべての本を、このように読むことはできませんが、でも実は頭の中でこの操作(練習問題を解く)をしながら読むということを、めぼしい本について、本能的に人はしていると思います。金曜日の合評会が楽しみです。
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昨日PASSAGEである書棚主の方と話していて、ふと頭にうかんだ疑問、サフォンの『風の声』4部作の最終作は、いつ翻訳が済むのか。数年来の疑問がまた気になり始めたので、今朝30分ほどインターネットで情報を探りました。
集英社文庫で8月に出る予定の、『精霊たちの迷宮(上・下)』。出たら、即買いです。楽しみ。
読書の楽しみは個人的なものですが、その良さを語り合う楽しみも捨てがたい、そして発見に満ちた行為なのかもしれません。
反町茂雄の『一古書肆の思い出 1』の268ページに書影がある、『玉屑』(ぎょくせつ)誌。これは反町茂雄が中心で、一誠堂の店員が終業後おこなっていた勉強会から発生した、「勉強雑誌」です。1931年に第一号が出ています。それまで、取り扱いの経験がなかった和本・古典籍の勉強をして店で正当に取り扱うことが出来るようになっていく勉強の過程での成果をまとめたものです。当時は店員は皆店に住み込んでいたため、寝る前の自由時間を勉強に費やした、その結果一誠堂は不慣れだった、和本や古典籍を取り扱えるようになり、しかもそれを主力商品に育て上げたわけです。
国会図書館で読めます |
〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉でも、今取り扱っている本のジャンルに甘んじることなく、もっと違う種類の本を取り扱うようにできないか。単なる例にすぎませんが、理系の本とか、広い分野の専門書とか、漫画、美術書、洋書、和書など。スタッフのみの力ではできませんが、現在・未来の棚主さんたちの協力を仰ぐ必要があるのは、言うまでもありません。この方向が正しいのかという議論も含めて、考えていきたいです。
ALL REVIEWS友の会有志でやっている「文舵会」は『文体の舵をとれ』の練習問題の回答を持ち寄っての合評会です。今年1月にはじめ、今月は7回目。毎月1回開催のペースは守られています。
今回の練習問題は「〈練習問題⑦〉 視点(POV)」、一つの物語の記述を「視点(POV)」を変えて行ってみるというものです。
今、回答作成途中だが「視点」を変えると書くべき内容が、かなり違ってくるのに、改めて驚きました。例えば、『吾輩は猫である』の猫の視点と苦沙弥先生の視点は違うので、それをうまく書き分けないといけないわけですが、原稿を書きながらそこを的確に書き分けるのはまさしくプロの技です。練習問題をやってみるとそこがクリアになってくるようです。
昔勤めていた会社にYさんという超優秀な幹部社員の方がおられて、社内研修などでお話を伺う機会も多かったのですが、つぎのようなお叱りを受けたことがあります。「あなたの言っていることは具体的すぎてわかりにくい……」、つまり自分の狭い体験だけを振り回していると、他の人には通じない・役に立たないということのようでした。「具体的」にではなく、それを皆にわかるように「抽象化」して話さないといけないのです。
「視点」を変えて記述をすると、各「視点」ごとに「具体的」な書き方がまずは必要になります。そして練習問題の回答は最後に、「潜入的」視点で書くことが求められます。「潜入的」視点で書くには、各視点で書いた「具体的」な文章を全部吟味して、そこから「抽象」された全体的な意味を持つ文章を工夫しなければなりません。夏目漱石ではない私達は、各センテンスをどの「視点」で書くか意識するという困難で神経を使う書き方をしなければなりません。「書き下ろす」のとはちがい、一語一語を最新の注意をはらって書かなければなりません。
森有正先生の「体験」と「経験」のちがいも、この練習問題をやることで、わかるような気がしてくるようです。『文体の舵をとれ』の練習問題をやることには、とても大きな意味があると、毎回気づきます。これは素晴らしい、気付きやヒント満載の本だと思います。私のような素人でもそう思わせるのは、著者のアーシュラ・K・ル=グウィンさんの偉大さのおかげです。またそれを(特に練習問題を)訳した大久保ゆうさんも素晴らしい。
***
と、偉そうなことを言っていないで、早く問4をやれと、誰かが叱ってくれているような気もします。
反町茂雄の『一古書肆の思い出 1』を、238ページまで読み進めました。珍しい東大出の古書店員として当時の「一誠堂」に入った反町茂雄は、数年で書店主が認める存在となりました。そこには子供の頃からの豊富な読書体験が大きな役割を果たしていたらしいです。「東京古書会館」で行われた古書のセリの模様の描写には興味深いものがあります。販売に関しては、「目録」を充実させて、それを持って大学図書館など、大口の注文の取れる顧客のもとに出かけていく積極セールスをはじめました。大震災後の図書不足により需要が多かったのは幸運だったらしい。販売が好調になると、仕入れが問題となってくるが、新聞に大広告を出して、こちらも積極的に大口の仕入先を開拓するなど、とても野心的だったようです。
いわゆる古本や、洋古書などは、反町茂雄個人の過去の読書体験を生かして販売・仕入れを行えたが、和書の古書に関しては、経験が不足しており、仕入れ・セリ・販売に支障をきたすことがわかったようです。それを実務経験でどう解決していくかというのが、230ページ以降の読みどころでしょう。経験の深い他の先輩古書店主や、専門学者に教えを請う、というのが解決策の手がかりとなったようです。
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ともかく、偶然に「虔十書林」さんの均一棚で見つけたこの本は、鹿島茂さんや荒俣宏さんが最近の公開対談でおっしゃっていた通り、とても示唆に富むものでした。良い買い物でした。
明日から配信する予定のメルマガがまだできていないのです。作成経過をブログに書くという禁じ手を使わざるを得ません。
昨日考えた項目案。
(0)〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉における活動報告(一日店長、お店番など)
(1)今週入荷品(書影・説明付き)
(2)今週販売品
(3)次週入荷予定品
(4)在庫目録(書名、価格、状態、入荷日、数量)
(5)オンライン販売の案内
なかなか、いい。自画自賛しながら、これを膨らませばいいですね。
***
日記・紀行文学専門のBOOKS HIRO、「BOOKS HIRO通信」を週イチ、金曜日22時に配信することにしました。神保町すずらん通りの〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉内の店舗にいらっしゃる方と、オンラインで注文したい方、どちらにも読んでいただきたいと思っています。
*
(1)みなさまこんばんは。BOOKS HIRO店主のhiro、今週は月曜日の12時から19時までお店番(バイト扱い)をやりました。以下今週(創刊号)の内容です。
(2)今週入荷した本は2冊です。
①『岩合光昭デジカメ日記』(1,000円)
岩合さんのお得意は、猫や動物だけではありません。自然をありのままに切り取る写真が秀逸です。
②『デジカメで記録する海野和男の里山日記』(500円)
写真日記は読んで(見て)楽しいですが、真似をして自分でも写真日記を書くのはもっと楽しいです。
(3)次週入荷予定品は以下の3冊。紀行文学です。価格はこれから決めます。
①『入唐求法巡礼行記』1〜2(東洋文庫)
②『法顕伝・宋雲行紀』(東洋文庫)
(4)在庫目録(7月6日 21時現在)
(5)オンライン販売の案内
https://passage.allreviews.jp/store/ZSJMWHNBS7PEHUP3UVHHTALJ
***
以下にメールアドレスを入力し登録ボタンを押して、その後の指示に従ってください。無料配信登録できます。明日金曜夜22時に創刊号を発信します。
***
できるだけ早く、以下のメルマガを作って毎週配信することにします。記事は同時にWebサイトにも掲載します。
「BOOKS HIROメルマガ」 (古書店の目録的なものにしたい)
週刊(金曜日夜発行)
内容案
(0)〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉における活動報告(一日店長、お店番など)
(1)今週入荷品(書影・説明付き)
(2)今週販売品
(3)次週入荷予定品
(4)在庫目録(書名、価格、状態、入荷日、数量)
(5)オンライン販売の案内
以下で配信登録できます。はやければ今週金曜夜に第一号を発信します。
***
他に、ブログを週単位・月単位でまとめた電子書籍を作りたい。(プライオリティまだ低い)
***
ただいま読み終わったばかりのアーチャーの『遥かなる未踏峰』(新潮文庫)。面白かったです。
この本によると、マロリーは登山や旅の途中にたくさんの本を読んでいます。
ジョイス『ユリシーズ』(下巻243ページ参照)
ウェルズ『タイム・マシン』(下巻220ページ参照)
ホメロス『イーリアス』(下巻239ページ参照)
他にトマス・グレイの詩(下巻254ページ参照)
*
このあと、反町茂雄の『一古書肆の思い出 1』を読み始める。50ページまで。裕福な家に生まれた若き反町茂雄が小遣いをすべて書籍購入に使い、読みまくるのが痛快です。
暑さは一段落ですが、本格的な夏はこれからです。
架空避暑(自宅安楽椅子避暑)について考えています。
過去の架空避暑先と関連書籍は以下のとおりです。
ダヴォス(トーマス・マン『魔の山』)
ブルターニュ(コレット『青い麦』)
野尻湖(堀辰雄『晩夏』)
今年はこれで決まりです。
エヴェレスト(ジェフリー・アーチャー『遥かなる未踏峰』)
***
昨日虔十書林さんで購入した『一古書肆の思い出』(1〜4巻)を読み始めたら、反町茂雄さんの事績の素晴らしさに感激しました。第5巻もぜひ欲しいので、TwitterのPASSAGE棚主コミュニティで、棚主さんたちにお持ちではないか尋ねることにしました。Amazonで安易に手に入れるより、PASSAGEで購入したいのです。
こんな形の棚主間交流があっても良さそうです。 そしてもっといろいろなアイデアを出しながら、自然な形で棚主コミュニティを盛り上げていきたい。
今日は〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉のお店番アルバイトと、新規の本2冊の搬入を行いました。その行き帰りの道すがら、『遥かなる未踏峰』(ジェフリー・アーチャー著 戸田裕之訳 新潮文庫)を200ページまで読み進めました。さすが、名手のジェフリー・アーチャーです。ストーリー展開がうまく、主人公のジョージ・マロリーが驚くほど生き生きと描かれています。映画を観ているような感じ、これにはどんな記述上の秘密があるのか、どこかで立ち止まって考えてみたくなります。でも一回目はひたすらその魅惑的な感触を楽しみながら読みたいです。
***
お店番は12時から19時まで。途中一時間の休憩があります。体調を崩して以来、初めての出勤だったので、後半のスタミナが心配でしたが、杞憂でした。顔なじみの棚主さんたちから、ねぎらいの声をかけて頂いたおかげで、かえって後半に元気が出てきた感じです。ありがとうございます。
***
休憩時間には遅い昼食(親子丼)を店の向かいの「小諸そば」で頂きました。美味しい。食後の腹ごなしに「虔十書林」さんの店頭200円本のなかから、『一古書肆の思い出』(1巻〜4巻)を買わせてもらいました。1冊200円、3冊まとまると500円。計700円。これは安い。全5巻で、第5巻が無いので安くなったとご説明いただきました。日曜日の荒俣宏さんと鹿島茂さんの対談で、神保町の(つまり日本の)古書店を語るなら、反町茂雄さんのことを知らなくてはいけない、とおっしゃっていたので、今日のこの本との出会いを演出されていたような感があります。
本来は5巻本です。 |
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なお、平台に陳列して頂いた本『どくとるマンボウ航海記』が売れました。ありがたい限りです。この本の魅力がまた評価されて欲しいです。
日比谷図書文化館で行われた、荒俣宏さんと鹿島茂さんの対談『天使はほほえみ、悪魔はささやく-終わりのない古書探しの旅(2)』を聴きに行ってきました。楽しかったです。
他人の目から見たら「ゴミ」でもコレクションしていくと大切な(自分にとってだが)ものになるというお二人のご意見に賛同します。私の本のコレクションはまだ「ゴミ」かもしれません。これを「お宝」に変えるのは、目的(テーマ)を持った意志的なコレクション作業だろうし、そうなるには「読み方」をもっとかえなくてはなりません。漫然たる読み方ではいけない、これは以前から気づいてはいました。集めたものや読んだものについて「書く」ことは、ここでも重要な役割を果たします。
最後に荒俣宏さんがおっしゃった、コレクションの究極のコツは「長生き」という言葉に、周囲から笑いが漏れていましたが、荒俣さんと二歳しか離れていない私としては切実な問題と捉えざるを得ません。長生きしたい。
途中で出てきたパリ・マレ地区の「ギカンテ GICANTE」という古本屋さんにはぜひ行ってみたくなりました。また長生きのための目標がひとつ増えました。
https://www.niche-museums.com/29
***
『そして謎は残った 伝説の登山家マロリー発見記』(文藝春秋)を読み終えました。ほぼ一気読みです。謎がもっと深まってしまったマロリーの事績に関してはもっと知りたくなり、今日も買い物ついでに図書館で借り出した本を読みます。
***
PASSAGEには明日(7月4日)に行く予定。体調がやっと治ってきました。お店番はしばらくぶりです。
『鹿島 茂「PASSAGE活用術」講座|著作のオンライン展示即売会も!』というYoutubeイベントを視聴しました。もともとは月刊ALL REVIEWSという、友の会会員限定のイベントですが、今回は特別に一般公開されています。
下記のリンクのページから視聴できます。
https://allreviews.jp/news/5895
〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の本質を語って頂いたので、棚主兼PASSAGEスタッフとしてはありがたい限りです。今後棚主のコミュニティが発展するだろうとのコメントも追加でいただきました。私としては、棚主だけでなく、本を購入した人や出版社、他の共同書店、書店なども含めた一大コミュニティを育てることに尽力したいと思います。
***
熱中症と夏風邪の恢復期なのですが、こんなときは肩のこらない読書が一番です。今回は『神々の山嶺』、1000ページを2日間で読みました。毎年7月下旬の最も暑い時期は、「架空」避暑と称して、涼しい場所(ダヴォスやハワイなど)にちなんだ本を読んでいるのですが、今年は6月末にしてこの猛暑、エヴェレスト山頂付近の記述を読んでいるとまさに「架空」避暑そのものです。
*
ただし、エヴェレスト初登頂に関する謎、マロリーの事績に関して興味が猛然と湧いてきて、それにより「熱く」なってしまったのは、誤算でした。ともかく、今日図書館で2冊借りてきたのはその関連本です。
『ヒマラヤ名著全集 3 エヴェレストへの闘い』(あかね書房)
『そして謎は残った 伝説の登山家マロリー発見記』(文藝春秋)
他に以下の5冊も予約しました。これだけマロリーに関する本がある、人気があることは今まで知りませんでした。
先日〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の書棚L'orageさんで購入した、夢枕獏さんの『神々の山嶺』(2000年 集英社文庫版)を読みおえました。ラストでは感動で涙が出てきました。
何よりも雄大なストーリーが素晴しいのですが、ネタバレせずに紹介するにはまだ(自分の)元気が足りないので、印象に残つた文章を少しだけ書き抜いてみます。
下巻339ページ。
「山に登るというのは、あれは、自分の内部に眠っている鉱脈を捜しにゆく行為なのかもしれない。あれは、自分の内部への旅なのだ。」
下巻519ページ。
「シーシュポスじゃない人間がこの世にいるのだろうか。」
シーシュポスの歩みを続けることは困難ですが、実は生きていれば誰でも多かれ少なかれ毎日やっていることだろうと、私は思います。
この本を読み終えると、新田次郎の本も読みたくなってきます。昨日ブログに書いたように、マロリーについては先に読んでおきたいです。
***
ところで、この本は〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉で入手したものですが、あまりに素晴しいので他の人にも読んでもらいたいと思い、自分の書棚に近いうちに搬入して、売りたいと思います。お安く購入させて頂きましたが同じ値段で。
金銭に換算するとわずかな経済効果しかありませんが、この本の素晴しさ、この本が読む人に喚起する感動は正にプライスレスで、読み継がれていけば莫大な精神的経済効果をよびおこします。
過去の偉大な本はその金銭的価値でなく、無形の価値によって流通し、そのことによって人類の進歩がもたらされたのだと確信しています。それを少しでも助けることが、〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉に出店し、本をやり取りすることで可能となるなら、素晴しいことです。出版・流通のルネッサンスへの希望も湧いてきます。
先日〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の書棚L'orageさんで購入した、夢枕獏さんの『神々の山嶺』は文庫本ながら上下巻合わせて1000ページ強の、それこそエヴェレスト級の読み応えある本です。下巻の200ページまで読み進めました。クライマックスは近づいています。
1924年6月にマロリーとアーヴィンはエヴェレスト登頂に成功したのではないか?という仮説をめぐって描かれた物語です。読んでいると「酸素ボンベ」が欲しくなるほど、息詰まる記述。人間の身体はそこまで鍛えて強くなれるのか。若ければそんな訓練もしてみたくなるような、魅力のある筆致です。
明日には読み終えられそうですが、このあと、昨日書いた『マナスル登頂記』と『エヴェレストをめざして』を読み直すよりも、マロリーのことを書いた以下の本を国会図書館デジタルコレクションで読みたくなりました。
『ヒマラヤ名著全集 3 エヴェレストへの闘い』(1967年 あかね書房)
念の為、図書館をあたってみたら、蔵書にあったので、即予約しました。昔は登山に関する本も人気があったのですね。この関係の本も〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の私の書棚に入れることを検討します。小さな書棚が無限の広さに膨れ上がりそうです。
(追記:以下の本も図書館で予約しました。ドキドキです。
『そして謎は残った 伝説の登山家マロリー発見記』 )先日、〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の平台で行われた「どうぶつ会議」フェア。そのアイデアを思いついた棚主の方はもちろんケストナーの『どうぶつ会議』が頭にあったと思います。岩波書店から1954年に刊行された本は、子供の頃の愛読書だったと記憶しています。戦争に反対するという思想をこどもにもわかりやすく教えてくれるこの本は、戦後の名著であったし、この思想が現在軽視されているのは残念なことです。
そのケストナーの『終戦日記一九四五』が酒寄進一さんの新訳で今月、岩波文庫として出ました。『トーマス・マン日記』の内容と比べてみたくて、注文していたのが、本日届きました。読むのが楽しみでもあるし、怖くもあります。旧訳とも比べてみたく、図書館で高橋健二(!)訳も予約しました。
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単なる夏風邪(または孫と同じプール熱)という病気中なので、娯楽作品が読みたくて、これも〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉で入手した『神々の山嶺』(かみがみのいただき)は、上巻の半分まで読みすすみました。夢枕獏さんのストーリー展開が素晴らしいのですが、背景となっているエヴェレスト初登頂の謎にも不思議にひかれました。この謎の「魅力」を際立たせるのが、やはり、子供の頃に読んだ、
ジョン・ハントの『エヴェレストをめざして』(1954年 岩波少年文庫)
これも20歳のころの自宅火事で焼けてしまい、忘れかけていましたが、今夜、国会図書館デジタルコレクションで見つけました。
装幀はもっと地味だったかも |
この頃ワクワクしながら読んだのが他に2冊あります。
『マナスル登頂記』(槇有恒他 1956年 毎日新聞社)と
『南極越冬記』(西堀栄三郎 1958年 岩波新書)。
後者は最近(2018年1月)に図書館で借りて読みました。
https://hfukuchi.blogspot.com/2018/01/blog-post_23.html?q=%E5%8D%97%E6%A5%B5%E8%B6%8A%E5%86%AC%E8%A8%98
『マナスル登頂記』と『エヴェレストをめざして』は、『神々の山嶺』のあと読み直します。
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今日は〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉のお店番予定をまた代わっていただき、かかりつけ医にまた行って喉の炎症を直す薬を貰ってきました。早く直って欲しいが、ゆっくり読書ができるのは嬉しい。この機会にいつでも「ゆっくり」読書を楽しめるような境地を自分のものにしたいと思います。新しい本ももっと読みたいです。
この2016年12月7日のブログの内容を読むと、さっきシャワーをあびながら考えたこととほぼ同一です。
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いま、体力が落ちているのですが、こんな時期でも「書くこと」を続けるためには、老境に達したアシモフが考えたように、エネルギーをあまり使わずに書ける方法を考えるしかないでしょう。
好きなこと「読書」中心の生活についても、同じようなことが言えそうです。体力が落ちていても読み続ける方法、それを先日買った『堀辰雄全集』を参考にして考えたいです。
毎年末に忘年会を兼ねた人間ドック入りを元会社の先輩としています。毎年たくさん指摘事項がありますが、年に1つくらいはクリアしようとしています。今年は「前立腺肥大気味なので、PSA検査を勧める」という指摘事項をクリアすることにしました。4月にかかりつけ医で血液検査をしたところ、値が4.75でした。4以上が異常ですから、泌尿器科で精密検査を受けました。先週金曜に予備的に受診すると、症状的には前立腺肥大と思うので、翌週エコー検査と尿の出かたを調べようということになりました。
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重症ではなさそうなので、今日、気楽な気持ちで出かけました。検査前2時間はトイレに行ってはいけません。膀胱にたくさん尿がたまっている状態が検査に必要です、といわれました。病院で受付後、エコー室の前に呼ばれ検査技師の方に、大丈夫か?(貯まっているか)と確かめられ、もちろんと胸を張ってベッドに上がりました。
ところが、超音波エコーでみると、尿がほとんど膀胱にたまっていないとのこと。
水分とって来いと一たん外に出されました。30分かけろとも。「いろはす」555mlを一気のみしました。15分位で戻り、大丈夫と自己申告し、検査再開。
水を飲みながら見上げる空にオスプレイが(怒) |
ところが、技師さんは最初は首をひねられて、まだたまっていないですとおっしゃる。いや、あんなに飲んだのでそんな筈はないと押し問答。エコーで胃をみると、水と空気の境がキラキラして綺麗だそうです。
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そのうち、膀胱にも急にたまってきました。大きくなってきました。これで検査ができました。尿意も増してきたので、たまらず尿の流量検査に移らせてもらいました。単位時間あたりの尿量を自動的に測り、それをすぐクラフにしてくれるキカイです。エライ。数学で習った積分の図解そのものです。
その後事後のエコー検査もすませて、医師の診察待ち。
診察前にもう一度トイレに行ってしまいました。どうも緊張するといっそう出が悪いようです。
さっきは緊張していたのが、診断結果をきくのが楽しみになってきました。
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となりの救急処置室には次々と救急車で患者さんが運ばれてくるので笑っていることはできません。
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15時55分、病院にきてから2時間で、やっと先生の診察開始です。
以下、結果。
前立腺は少し腫れている。しかし悪性ではなさそう。前立腺の腫れを抑える薬と、前立腺内の筋肉の力を弱める薬を出す。まれに肝臓に影響することがあるので、1ヶ月後に血液検査をする。そこでOKならその薬を続ける。とのことでした。きちんと検査に来る人に、悪性の人はほとんどいませんともおっしゃいました。ついでに、尿が出きるまで1分かかっている、若い人の3倍以上だそうです。ショックです。
一安心し、会計をすませ、帰りに薬局で薬をもらい、家に帰ってコーヒーをのみました。
病院は歩いて5分のところにあります。尿のたまるキョリではないのが敗因でした。(*^_^*)
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ところで毎日飲むべき薬がいろいろとりまぜて8種類になってしまいました。管理が大変です。
昨日届いた『堀辰雄全集』の第四巻559頁に「芥川龍之介論」が収録されています。解題によると昭和4年3月に提出された卒業論文です。冒頭に、「批評する事は他人の作品を通じて自分自身を表現する事であります。……芥川龍之介を論ずるのはそのやうに僕にとって困難であります。」とあるように、近しかった、しかも、亡くなって間もない恩師を批評するのは大変だつたでしょう。でもこれを書くことにより、芥川のように生き急ぐのでなく、じっくりと少数のテーマを追い求めることにした掘辰雄の生活が定まったことはよろこぶべきことだったかも知れません。
ところで私はいつごろから芥川や掘の作品を読んでいたのか、二人の師弟関係に気付いたのはいつからか考えてみました。すぐには思い出せず、若い頃どの本でこの二人を読んだのかを調べてみました。
芥川龍之介の春陽堂版全集は昔から持っていて、奥付を調べると1966年発行です。高校生のときに自分で買った記憶があります。
堀辰雄については1954年発行の『現代日本文学全集. 第43 (梶井基次郎,三好達治,堀辰雄集)』筑摩書房を読んでいたのですが、これは父親が全集を買ってくれてあって、応接間に並んでいたのを覚えています、大学入学直後に自宅が火災に遭い、焼けてしまいました。今持っているのはその後日吉の古本屋で買ったもので、1973年発行です。1954年版はいま、国会図書館デジタルコレクションの個人送信でよめるようになりました。
この「堀辰雄集」の末尾の年譜を読むと、芥川と掘の師弟関係が書いてあり、作品の「聖家族」を読む堀から見た心理まで書いてあるので、そんなものかと思った次第です。
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大学時代から就職し、結婚する頃までは、どうも堀辰雄の生き方を真似していた気もします。
今回『堀辰雄全集』を入手でき、楽しめるようになったのは、これらの素地のおかげです。
『堀辰雄全集』が届きました。月曜日に神保町澤口書店さんで購入したものです。もちろん古書で2万円でした。送料込みの価格で、状態も良いので、良い買いものと思います。筑摩書房版です。
今どき全集か、と言われそうな気がします。この全集は1977年から刊行されたものですが、当時の私は入社5年目で忙しく転勤もあったりして、学生時代から好きだった堀辰雄の決定版とも言える全集を買って読む余裕がなかったのです。金銭的な余裕や時間的余裕だけでなく、精神的な余裕がなかったのが大きな理由でした。
45年後にこの全集を買うことができ、美しい装幀(岡鹿之助)の本を拾い読みしていると、若いころの自分が戻って来るような気がします。一方、この45年の生涯も愛おしく思えるのが不思議です。
別巻2の末尾に、堀多恵子さんの筆になる「蔵書目録」があります。新しく建てた書庫に本を分類して入れ、病床から堀多恵子さんに指示をして必要な本を持って来てもらうために、作られたものです。その「見出し」をながめると、最近手に入れた『稀書探訪』の序文に鹿島茂さんが書かれたことを思い出します。
「分類」によって「アルものを集めて、ナイものをつくり出す」という鹿島茂さんの考えと同じようなことが、はからずも堀辰雄の「蔵書目録」に見て取れるのです。
〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉で、棚主さんたちが持ち寄った「アルもの」つまりいろいろな本たちが、360の書棚にあつまると今までこの世の中には存在しなかった「ナイもの」が、忽然とあらわれるのも同じことなのだなと、一人で感心しています。
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夏風邪でこの2日間は寝たり起きたりしていましたが、明日からはもっとシンケンに読書をしたいものです。
本日(月曜日)は12時から15時まで、〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉でお店番を行いました。有名出版社の編集部の方々がお店を見にいらっしゃいました。棚主になっていただけるといいなあと思いました。
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15時に店を出てすぐに、自分の書棚を目立たせようとLEDランプを設置することを思いついたので、近くのダイソーで見つけたものを設置してみました。実は設置して眺めてから気づいたのだが、仏壇のお灯明代わりに使うものらしい。2個セットでした。少しクラシックすぎる形なので、別のオブジェと一緒に飾ることを検討することにしました。たとえばパリで買ってきたエッフェル塔のオブジェとか、綺麗な色のコップとか。
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軽い食事をパン屋さんでとり、古書会館に向かいました。なにかフェアをやっていないか見に行ったのですが、今日はお休みの日でした。まあ、初めてなので、場所がわかっただけでも良しとします。古書即売展一覧という紙を頂いてきました。
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ついに意を決して、澤口書店へ入りました。3ヶ月ほど神保町に行くたびに見に行っていた筑摩書房版の『堀辰雄全集』を購入するためです。補巻も含め11冊、2万円です。とても持って帰れないので自宅に送ってもらうことにしました。1万円以上の買い物の場合、送料はお店持ちです。ありがたい。明日、発送なので水曜か木曜には届くでしょう。楽しみです。置き場所があるのかと、帰ってから配偶者に笑われました。なんとかします。この全集はたしか1977年ごろに出版されており、その頃から欲しかったのですが、ついに45年ぶりに購入できたことになります。感無量です。
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/) |
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夕方6時40分ごろから、NHK総合TVの首都圏ネットワークという番組内で、〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の紹介がありました。6分ほど。よくまとまった内容で、明日からお店に来る人が増えるのは確実と思います。忙しくなりそうです。
金子光晴の『どくろ杯』と『ねむれ巴里』を羊葉文庫さんから購入しました。これから読むのですが、先のことを心配すると、つまりもっと金子光晴の自伝的作品を読もうとすると『西ひがし』や『マレー蘭印紀行』などがあるのだそうだが、PASSAGE内で考えると鹿島茂さんの出品されている、『金子光晴全集』を入手するのが早道かと考えてしまいます。
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PASSAGEの意味付けを考えていると、避けて通れないのがブローティガンの『愛のゆくえ』です。この本も含むような「PASSAGE書店の意味付けを考える際に読む本」という書棚を作るとすると、この本や、「シェイクスピア書店」をめぐる本を入れなければなりますまい。
他に思いつくのは村上春樹さんの『ふしぎな図書館』かしらん。6月24日にPASSAGE店内で開く予定のALL REVIEWS友の会の「推し本を語る読書会」のテーマとしてこれは良さそうです。
孫とその父親が10時半にやってきて、今夜はお泊りなので終日お付き合いできて、嬉しかったが、しんどい一日でした。なんとか(二人共!)寝てくれたので、手短にブログを書くことにしました。
自宅は共同住宅なのですが、近所に地域猫が10数年いて、ご近所のアイドル猫になっています。昨夜、今日は孫が来るとつたえておいたので、孫と散歩していたら、挨拶に来てくれました。知らない人には絶対に体を触らせないのですが、孫が無造作に触ったら、緊張しながらも我慢してくれました。
そのうち、横になってくつろいで触らせてくれたので、孫は大喜びでした。でも、ほどほどのところでやめさせて、戻って(孫の)手をよく洗わせました。
孫は、犬も大好きなようです。全然怖がらないで寄っていくので、ちょっと心配したりします。
ここ、いい。国会図書館内の電子展示会「近代日本人の肖像」
このページは内田百閒ですが、他にもたくさん肖像があるようです。
https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6240
「ご利用について」はここ。
https://www.ndl.go.jp/portrait/about
一部抜粋。「リンク このコンテンツへのリンクは基本的に自由です。
コンテンツの転載 電子展示会「近代日本人の肖像」に掲載している肖像画像は、著作権保護期間が満了したものを利用しています。画像の転載等のご利用にあたって、国立国会図書館への申込みは必要ありません。
ご利用にあたっては、出典の記載をお願いいたします。詳しくは「電子展示会利用規約」をご一読ください。
(出典記載例)
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/) 」
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午後、ドキドキしながら近所の中規模総合病院の泌尿器科へ。先日の検査でPSA値が少し上がったため。初診なので簡単な尿検査しかやりませんでした。でも先生はPSA値が大したことないし、以前(5年前)のCT検査では前立腺肥大はまだ顕著でない。時々頻尿という症状から見ても軽い前立腺肥大だろう。次回尿の出るスピードの検査をおこない、もう少しはっきりすれば、投薬を行います。とのことでひとまず安心しました。
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夜はZOOMでALL REVIEWS友の会・執筆研究部の勉強会。以下はその報告書の一部です。
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第6回「文舵会」無事終了しました。お疲れ様でした。
参加者:5名(一名増加しました。\(^o^)/ )
日時:6月17日20時30分〜22時45分。
内容:『文体の舵を取れ』第6章の練習問題(人称・時制を変えて「時間飛躍」を書く)を実施。
・各人の個性と書くテーマによって一人称と三人称の使い分けが必要であることが理解できた。どちらかが好みということはある。
・時制については必ずしも十分な理解に達したとは言えない。日本語の性格(時制が曖昧?)にも起因する。
・「時間飛躍」を明確に表す工夫が必要ではあるが、上級のわざとしては、あえて飛躍前後をぼかすやり方もあろう。必ずしも段落分けなどが必要とも言えない。熟練者なら内容で十分表現できる場合もある。
・回答はみな力作揃い。短編小説の域に達しそうなものも散見。
・論評の途中で出てきた作家、作品。
瀬戸内寂聴『場所』。
村上春樹、例えば『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『騎士団長殺し』他。
辻邦生『海そして変容 パリの手記1』。
ヘミングウェイ、他。
・次回は練習問題⑦視点の問1から問4まで。追加問題は行いません。
☆引き続き、新規参加者・オブザーバーをお待ちしています。
以上です。
追加があればご自由にどうぞ。(というかぜひ追加コメントしてください。) > 参加者様
『科学者は戦争で何をしたか』を少し読みました。かなり耳が痛くなることが書いてあるので、毎年の花粉症の後遺症でまだ、耳鳴りがしている身にはきついようです。少しずつ読みすすめるようにしたい。アインシュタインが原爆製造に手を貸し、その原爆が本来の(ナチス対抗という)目的ではなかった日本に落とされたことを湯川秀樹にあやまったというエピソードも書かれていました。
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『ルビコン・ビーチ』。第一部でかなり難航したが、いま読んでいる第二部はわかりやすい(ような気がしています)。ストーリーを追えるという意味で「わかりやすい」のだが、そのストーリーが何を示唆しているかはわかりにくいです。わかりにくても読ませるにはストーリー展開を工夫すべきということがわかって嬉しいと、負け惜しみをいいつつ読んでいます。
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『エゴン・シーレ』は本日お休み。先に彼の絵をもっと見ておくべきかなとも思いつつ、先も読みたくなっています。
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『左川ちか全集』も中断中。
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そんな中で中野翠さんの『アメーバのように。 私の本棚』を借りてきてめくってみる。「おそるべし、日記文学」という一文があり、喜びました。ここにあげられた日記については、PASSAGEの書棚に入れるか否かの判断をしたいです。
それとは無関係に『アルジャーノンに花束を』は「日記」ではないかと思い始めました。
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ひょんなことから、「ジェイムスン教授」というキャラクターを知り、"The Jameson Satellite"(日本語題「機械人21MM-392誕生! ジェイムスン衛星顛末記」)を探してみることになった。結局すぐ読めるものがプロジェクト・グーテンベルグにあった。挿絵もついているので、「オリジナル」な「ジェイムスン教授」に出会うことができました。
ALL REVIEWS友の会関連とPASSAGE棚主コミュニティ活動と個人の構想で6月中やるべきことを書いてみます。
(ToDoリストを書くのは、切羽詰まっている証拠ですが。)
ALL REVIEWS友の会
(1)「文舵会」第6回 Zoomミーティング(セットアップ必要)
『文体の舵をとれ』練習問題6回答合評会 6月17日
(2)勝手に読書会部会合 推し本発表会 6月24日
今後の動き方への提案も収集する(読書会、朗読会、他)
(3)巻頭言総集編今期分作成(7月にかかるだろう)
PASSAGE棚主コミュニティ活動
(1)Twitterコミュニティでの発言など 毎日
(2)棚主懇親会 6月25日
PASSAGE棚主としての活動
(1)書棚内容の充実とそれを可能とするテーマの変更
(2)物置部屋の書棚を点検してPASSAGEで売れるものを探す
個人的な構想
(1)仮想図書館の「構築」とその「構成」の文書化
(2)OLD REVIEWS(戦前、大正・明治期の書評の発掘と公表)再開
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本日はPASSAGEでのバイト中に、孫一家が店に来てくれた。騒いだら困ると思ったが、なんと寝ながら登場。店を出る5分前まで寝ていました。昼休みを利用して、駅まで送っていきましたが、別れたそのあと水族館に遊びに行ったらしいです。
帰りに益川先生の『科学者は戦争で何をしたか』を購入しました。これを読んで少しボケた頭に活を入れてもらうつもりです。
今日はすでにVol.157が出ているのですが、先週分のメルマガ巻頭言は私が書きました。以下、自分の備忘のためも兼ねて、再録しておきます。
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(週刊ALL REVIEWS Vol.156 (2022/5/30から2022/6/5)の巻頭言)
5月24日発行のメルマガ週刊ALL REVIEWS154号の巻頭言で取り上げられた柳下毅一郎さんの書評に感動してその対象本、『ゼロヴィル』(白水社)を近所の公立図書館で借りて読んだ。映画フリークの活躍する物語なのだが、その著者スティーヴ・エリクソンに魅せられ、ALL REVIEWSを検索して『ルビコン・ビーチ』(筑摩書房)の書評(牧眞司さんによる)を見つけた。この本は、〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉に棚主として出店しておられる「とみきち屋」さんで発見し、すぐ購入した。
さらに『ルビコン・ビーチ』の書評の中で引用されている『アムニジアスコープ』も、2005年刊の柴田元幸氏の名訳で読めると知り、これを〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉内の柴田元幸さんご本人の書棚で発見し、「怪著である」という訳者コメントに臆しながらも、即決で購入した。柴田元幸さんのサイン入りの本だった。『ルビコン・ビーチ』より先に米国現代の神話的小説と言われる『アムニジアスコープ』を読みおえた。早速『ルビコン・ビーチ』に取り掛かる。気ままな読書三昧にひたれるのも、ALL REVIEWSとPASSAGEのおかげである。
〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の店のお手伝いに通っているのだが、その休憩時間に近所の小宮山書店のガレージセールに行き、池澤夏樹さんの『海図と航海日誌』の古本を手に入れた。その中の一節に「自分の本棚と世間一般の本棚の区別をせず、古書店や図書館や知人の棚まで含めて、本を巡る環境の全体を一つの図書館だと思えばいい」とあるのに気づいた。これは至言であると思う。仮想的な巨大図書館のなかに私は取り込まれている、と考えるのはとても楽しい。
当初、PASSAGEで自分の書棚を借りるとき、自分の書棚に余裕を持たせるためにすでに読んだ本を売れば良いと単純に考えていた。しかし実際に売るための本を選ぶのは非常に苦痛であると気づいた。良い本であればあるほどもっと手元に置いておきたくなる。しかしお金を払って買っていただくには良い本を出品したい。
この悩みを解決するのが、仮想的な巨大図書館に売り手も買い手も同等に平等に存在し本をやり取りするという考え方だ。そこに些少の金のやり取りはあるのだが、それは手数料と思えば良い。良い本は流通のための手数料のあるなしやその多寡を超越した知的存在なのである。売り手も買い手も、貸し手も借り手も「自由」に良い本を流通させれば良い。
仮想巨大図書館の一翼を担う力を発揮するのが〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉であり、そこで司書の役割を果たすのが書評サイトALL REVIEWSなのだ。(hiro)
椎名蓮月『返却はお早めに』を読み終えました。
〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の書棚BOOKS HIROに、入荷。
同、バイト。6時間。長いようでも、他の棚主さんたちと話していると、すぐに過ぎてしまいます。
羊葉文庫さんから、坂崎乙郎『エゴン・シーレ』を購入しました。
陸上の冒険だけでなく、海上の冒険記も仲間に入れることにします。
たとえば、ヘイエルダールの『コン・ティキ号探検記』と『葦舟ラー号航海記』。
3月に書棚に入れた日記類は、人間生活の中の中で危機に面した人々がどう振る舞ったかが書かれていましたが、危機と言う意味ではなんらかの冒険旅行中のほうが直接に感じるかもしれません。
もっと考えると、自分の今の暮らしも、コロナ禍を考えるとわかる通り、危機と隣り合わせです。病気や災害や事故を考えると、一触即発の厳しい危機のなかで生きているわれわれこそ、日記を読んで、あるいは書いて迫りくる危機への対処法を自分で考えなければいけないでしょう。
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他の人と、対等な立場で、良いコミュニケーションをとっておくことが、危機への対処の第一歩です。このことは〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉の向かうべき姿、理念とマッチするし、マッチすべきです。
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PASSAGEの棚主向けのTwitterコミュニティが始まりました。面白そうです。
孫のお世話に出かける電車車中で読書しました。
椎名蓮月さんの『返却はお早めに あやかし文庫へようこそ』を100ページまで読みました。おもしろい。一歳半の孫と遊んでいるとその純粋さに驚き、ますます魅力に捉われるのですが、この本に出てくる式神たちも同様に魅力的です。世の中にはまだ綺麗なところが残っているのだと、嬉しくなるようです。
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自ら求めてあるいは他からの強制で、漂泊の旅に出るひとびとは、苦しい旅の生活の中で純粋なものや美しいものを追い求めているのかもしれません。追い求める過程を日記に書くのだろうと思っています。日記はかならずしも毎日書くものではなく、時間を置いてから書かれることも多いようです。毎日のメモをもとに何年も経ってから書き直すこともあるだろうし、それが表面的には日記の形態をとっていない文章になることもあるでしょう。モンテーニュの『エセー』のように、何度も書き直していると、それぞれの項目の記述が物理的な日付に縛られなくなることもあります。日々の印象と考察の記述を積み重ねるのが日記というなら、論文を除くほとんど全ての文章が日記と呼んでも差し支えないことになるやもしれません。
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某氏に教わって今日から意識的に聴き始めたHaruka Nakamuraの音楽も日記と言って良さそうです。
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ということで、6月12日以降はこれらの本をBOOKS HIROの書棚に入れていきます。
『左川ちか全集』を読みはじめました。本を読む時のいつもの癖で、解説のところからはじめています。これは正解かも知れません。左川ちかのことをまったく知らなかったし、解説を書かれた島田龍さんはこの本の編者でもあるのですが、左川ちかに関する論文を多く発表されており、それに触発されてこの本をし買うことになったからです。解説には1920年から1930年の左川ちかの活躍期の記述がありますが、当時の「文壇」の状況が解るような気がして、面白いからでもあります。
ウルフやジョイスが空前のブームを惹き起こしていたとあるのですが、まったく知りませんでした。もちろん左川ちか本人の文業についてもこれから勉強していきたいです。
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「文舵会」第6回の回答提出日は今日だったのですが、私も含めまだ提出できておらず、月曜日の夜に提出メ切を延ばすことにして、皆に通知しました。
私のものは、現在、安田講堂の講演会直後と、過去、学生時代の実験終了後の帰宅時描写を書くことにしました。芸術家ならぬ研究者と一般人との対比を書けたら良いのですが、短い中では不充分かも知れません。
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連続勤務の疲れで今日は昼寝を3時間してしまいました。久しぶりに作った夕食はビーフカレー。
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いま、NHKTVでやっているドキュメンタリーで紹介されている神保町の絵本専門店は閉店後バーもやっているということらしいです。PASSAGE by ALL REVIEWSもこうなってほしい。本の朗読もやっている。
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以下を観た。AmazonPrime
『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(吹替版)』 1時間34分 2018
『チベット旅行記』を展翅堂さんに買っていただきました。
『返却はお早めに』を仕事仲間の方からいただきました。
『書かれる手』を展翅堂さんから購入しました。
『モンマルトル日記』が仕入先から届きました。日曜日に搬入します。
本日は昨日に続いて〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉で12時から19時までお手伝い。少し疲れたので、ブログは用件のみです。
『左川ちか全集』(島田龍編 書肆侃侃房)を昨日発作的に購入しました。ブームに乗ったとも言えます。その402ページの編者による解説を見ると、左川ちかは1934年頃、銀座で「シルビアビーチの本屋」のような店を持ちたいと、友達に言っていたと言うことです。パリのシェイクスピア・アンド・カンパニー書店の文学者のコミュニティに憧れたかららしいです。このあたり、もっとよく調べてみます。
***
昨日用意しておいた本(*)を〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉に運び込みました。
(*)『河岸忘日抄』と『チベット旅行記』(5冊 セット売り)。
この他、「日記文学」の範疇に入れて良い(むりやり)本が書棚からたくさん見つかりました。
***
〈PASSAGE by ALL REVIEWS〉に行った主目的は、店舗運営のお手伝いです。
川本直さんが「一般」店主で入居されました。少し手伝いをし、自宅から持参した『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』にサインをしてもらいました。きょうは良い日でした。
BOOKS HIROのショップページを以下のように書き直しました。
***
最近(6月2日)の書棚の状況です。
『トーマス・マン日記』は5月中に完売しました。『森有正全集 日記編』も売れました。他には『河岸忘日抄』が5冊ほど売れました。ありがたいことです。
当初からはかなり様変わりしています。
6月6日現在店にあるのは
斎藤茂吉全集 29巻 日記1
獄中記(岩波現代文庫)
わたしの献立日記(中公文庫)
須賀敦子全集 第7巻(河出文庫)
鷗外選集 第22巻 日記
臨床読書日記(文春文庫)
ヨーロッパぶらりぶらり(ちくま文庫)
漱石全集 第十三巻 日記及断片
どうせ、あちらへは手ぶらで行く(新潮文庫)
Tagebucher 1946 - 1948: 28. 5. 1946 - 31. 12. 1948
です。
このあと、6月8日ごろ
河岸忘日抄
遺跡の旅・シルクロード
チベット旅行記(全5巻)
などを搬入するつもりです。
***
今後BOOKS HIROでは「日記文学」をテーマにした販売を続けたいと思います。日記好きの方々どうぞよろしくお願いします。もちろん、これから「日記」を読んでみたいという方も。