2018年4月20日金曜日

参照する本はすぐ手に取れるようにしたい

 昨夜図書館から借りてきた本、「私的読食録」(堀江敏幸、角田光代 2015年 プレジデント社)の中に、「御馳走帖」の書評がある。内田百閒の昼食の蕎麦のお話が紹介されており、これは何度読んでも面白い。「御馳走帖」は書棚のすぐ手に取れるところにある。こちらも読んでみたくなる、関連本を次から次へと読み漁る危険な流れに吸い込まれそうになった。踏みとどまった。

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 懸案の書棚の整理を少しだけ(一段だけ)やった。「トーマス・マン日記」や辻邦生の日記、アシモフ自伝など、すぐ手に取れるところに移して、順序よく並べた。「トーマス・マン日記」はやはり5冊しかないことが判明。あと5冊を死ぬ前に入手して読みたい。



 はみ出した文庫本は枕元に固める。3列に並べるという暴挙。後ろの列の本の背の写真を撮って、前に貼ったほうがいい。



 整理したら疲れたが、精神的には良い気分になった。

 森有正の著作、辻邦生著作集、森鴎外選集、寺田寅彦選集なども手近に並べたい。あ、植草甚一スクラップブックも。近いうちにやろう。なお、トーマス・マン全集はさっきの日記の棚の2段下にすでに並んでいる。

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 気を良くして「物語の娘 宗瑛を探して」(川村湊 2005年 講談社)を読み始める。

 宗瑛は片山廣子の娘で堀辰雄が慕っていた、堀辰雄の師匠芥川龍之介は片山廣子に想いを寄せていた… なんと華やかな世界。

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「70歳の日記」はめでたく読了。メイ・サートンは愚痴も正直に書くので日記が読みやすい。他の日記もいずれ借りて読むことにする。



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