2017年11月30日木曜日

つまみ食い読書もいいものです、「知識の灯台」、「自壊する帝国」、「墨汁一滴」などなど、そしてヒュパティア

 夢日記。今日のメモはイメージがはっきりしているが、ストーリーの「深み」がない。二度寝で眠りが浅かったからか?



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 夢を記録した後、寒いので布団からは出ずに正岡子規の書籍を国会図書館デジタルコレクションで探して少し読んだ。「墨汁一滴」。正岡子規の精神力に敬服。





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 「自壊する帝国」(佐藤優 2008年 新潮文庫)を読み始める。「ソビエト帝国」が壊滅したときの経緯をしりたい。その後の世界情勢を理解するための助けになるはずだ、



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 図書館に行き何冊かかりてきた。「知識の灯台」(デレク・フラワー 柴田訳 2003年 柏書房)がなかでもおもしろそう。アレクサンドリアの図書館とムセイオンの果たした役割は何なのか。ウェルズは「世界史概観」で「われわれの今日の生活を形成する知的作業の決定的な出発点がある…」と書いている。(岩波新書 上巻115ページ)。



 狂信的なキリスト教徒に殺された悲劇的な哲学者ヒュパティアのことも知りたい。キングズリーの小説「ヒュパティア」も探して読むつもり。「知識の灯台」221ページで言及されている。

2017年11月29日水曜日

「国家の罠」(佐藤優さん)読了、次は「自壊する帝国」(同)を読もう

 今日の夢日記。イメージを描いてみた。



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 佐藤優さんの「国家の罠」の残り三分の二を、一気読み。面白かった。

 276ページ。「情報屋の基礎体力とは、まずは記憶力だ。」 映像で記憶するという。

 289ページ。拘置所に入ったとき、弁護士をまず教育している。参考書は「われらの北方領土」(外務省)、「北方領土問題」(和田春樹)、「スパイのためのハンドブック」(ロッツ)。#これらはちょっと調べてみる。

 291ページ。国策捜査される自分のための参考書。「決定版 私の田中角栄日記」(佐藤昭子)。#なにしろ勉強家。「勉強」で、苦しい拘置所生活を乗り切った。

 294ページ。「検察は基本的に世論(ワイドショーと週刊誌)の目線で動く。」

 334ページ。「獄中では、難解な神学書・哲学書の理解が…深くなる。」

 347ページ。鈴木宗男に関する参考書。「悶死−中川一郎怪死事件」(内藤国夫)

 456ページ。「拘置所の「ゆく年くる年」」にえがかれた年末年始のごちそうは、前にも別の本で読んだことがあるが、うらやましいほど豪華。なお、佐藤優さんは、普段の麦飯も旨いと言っている(*^^*)

 484ページ。出所後は「国内亡命者」として静かに生きたい。

 494ページ。「小泉政権成立後、日本は本格的な構造転換を遂げようとしています。内政的には、ケインズ型公平配分政策からハイエク型傾斜配分、新自由主義への転換です。」(鈴木宗男は公平配分論者。)外交的には排外主義的なナショナリズムへと転換。これも鈴木宗男の米、中、露との関係のバランス重視と異なる。
 #「国策捜査」の原動力はこの対立にある。

 529ページ。「北方領土交渉秘録 失われた五度の機会」(東郷和彦)には佐藤優の「公への献身」が描かれている。

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 つぎは、やはり佐藤優さんの「崩壊する帝国」を読んで、ロシアのより深いことを学ぼう(*^^*)

2017年11月28日火曜日

夢の記憶を辿るには、深く静かに潜行せよ

 今朝は三回起きた(つまり三度寝した)ので、夢のメモが三つできた。



 目覚めた時に見ていた夢(部分)は、たいてい記憶している。ただし、ストーリーを長く遡れるかというと、確実ではない。

 その時の意識の状態によるのだろう。

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 佐藤優さんの、「国家の罠」(2007年 新潮文庫)を読み始める。昨日息子の本棚から探し出した。

 以前読んだ「獄中記」、そしてこれも昨日発掘した「自壊する帝国」と読み合わせて、ソビエト崩壊時の裏の状況を学びたい。もちろん、獄中の話も興味深い。

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 獄中で執筆するには、自分の記憶を辿る必要がある。その意味で、佐藤さんを含め獄中記を書く人の記憶の発掘能力には感服する。

 もしかすると、獄中のような状況を自分の周りに作り出す必要があるのかも知れない。まわりの情報を遮断する。これは、朝の布団の中の状況に通じる。起き出して、テレビを付けた瞬間に夢の記憶は消え始める。

2017年11月27日月曜日

思考や潜在意識をコトバで表現できるのか?

 「樹の声 海の声」読了後の後始末。

 主人公咲耶の父のモデルは「図師民嘉」(1854−1922)、鉄道院経理部長。鉄道会計の整備に尽力。



 咲耶のモデルは「マリア・ユリ・ホエツカ夫人」、長く欧州に居たが、ポーランドがナチス・ドイツに侵攻されたとき、ポーランド人の夫と脱出。日本に帰って、戦後は学習院でフランス語講師。
 たぶん、そのころ辻邦生と親交があったと思われる。

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 今朝の「夢」日記。夢は忘れたので、目覚めた直後の妄想を書いてみた。夢はどうも「感覚」(視覚や聴覚や触覚など)が引き金となっているようだ。昼間の思考は言葉が引き金となっている、夢も思考も私にとっては言葉で表現するしか無い。
 映画と小説の違いににているようだ、しかし映画作家や音楽家にはいまさらなれそうもない。絵なら???
 
 思考や妄想、夢の内容を言葉で表現するのは、かなり困難だ。現実世界のモデルをチューリングマシンで表現すること以上に難しいのかもしれない。多次元世界のモデルを一次元の道具で表現できるのか?暗示がせいぜいだ。

 メモのとり方のテクニックはいろいろ考えられる(例 ワインバーグの文章読本)が、心の奥、潜在意識のなかにまで潜り込んでなにをメモするかのノウハウはいわく言い難い。村上春樹の「夢を見るために…」や、慶応の井庭先生も、難しさを述べるのみ。このテクニックを言葉で表現するのは無理かもしれない。ヘッセの「ガラス玉遊戯」や、マンの「ファウストゥス博士」に、例を求めるだけかも。

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 ひさびさに納戸部屋から本を発掘してきた。



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 「遺言。」(養老孟司 2017年 新潮選書)を読み終える。本当の遺言ではもちろんない。でもこの題名で書くのも面白いのでやってみたい(*^^*)


 

2017年11月26日日曜日

「樹の声 海の声」(下)読了、最後は一瀉千里だ

 今日のおやつは、好物のおはぎ。好物だが、体のことを考えて頻繁に食べるのは控えている。それだけに、旨い(*^^*)

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「樹の声 海の声」(下)、残りの300ページを、一気に読み終えた。

 主人公が女性というのは、辻邦生先生お得意だが、時々その生き方についていけないこともある。

 こんな描写があった。地球の回転と時間の経過が同期していると感じる。


 
 これは、どうも男性にはわからない。頭では理解できるが、それを体で感じるということはできそうもない。

 政治に関する話も出てくる。



 ただし、これは主人公の兄の口を通して語られる。そして、欧州の危機、ポーランドの悲劇に精神を病む夫を助けて、脱出に力を尽くすのは、政治音痴の主人公なのだ。

 ともかく、久しぶりに熱中し、読後のカタルシスを感じさせる本だった。

 辻先生の本を、もっと読みたくなり、図書館に予約を入れた。

2017年11月25日土曜日

「樹の声 海の声」(下)を読書、佳境にはいった

 やっと離婚がかなった主人公は、兄のいる巴里へ。

 個人の尊重される社会で、きびしいが楽しい生活を送る。

年金生活者が、のんびりとセーヌでの魚釣りを楽しんでいる。
 
 独逸にも旅行するが、ナチスの暗い姿が迫って来る。


 ハイデルベルク、ローテンブルク、 ニュールンベルク、ミュンヘン…これらの都市名は、昔の観光旅行を懐かしく思い出させてくれた。

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 今朝の夢日記。楽しい夢。多分起きる時に見ていた夢より前のものだ。少し明晰夢に近づいた。


2017年11月24日金曜日

「樹の声 海の声」(中)を読みながら相対性理論も勉強(*^^*)

 「樹の声 海の声」は中巻終りまで読んだ。途中に「相対性理論の話」(原田三夫)を読むという、記述があった。主人公の咲耶さんはなかなか勉強家だ。当時の日本ではアインシュタインの訪日もあり、相対論がブームになっていたらしい。

 国会図書館デジタルコレクションで探してみた。あった。やさしく解説してある。少し噛み砕きすぎかもしれない。



 原田三夫は有名な科学解説者。科学映画にも力をいれていた。そして、私も子供の頃お世話になった、雑誌「子供の科学」を創った方だ。

 ついでに、多分原田三夫が参考にしたであろう、石原純の「相対性理論」も少し読んでみた。国会図書館デジタルコレクションでこれも見つけた。



 「樹の声 海の声」の主人公は中巻の最後で、やっと不幸な結婚生活から開放され、自己からも自己を解放し、兄の待つ巴里に向かう。ご同慶の限りです。

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 今朝の夢日記。起きてから少し経ったが、忘れたと思っても文章にしていると、少しずつ内容を思い出せるようになった。なかなか良い文章書きの訓練だ。



 良い夢を見たいと考えて寝たが、全てハッピーとはいかないが、悪くはない夢を見ることができた。まだ、明晰夢にはなっていない。

2017年11月23日木曜日

休日の朝はテレビで情報収集、今日は松方コレクション

 夢はみていたが、朝起きて別のことをしていたら内容は忘れた。ただし、よく研修に来ていただいていた、E.H.さんの夢だったことは覚えている、懐かしい。

 朝食をとりながら、テレビを見る。普段とは違う番組をやっていたので。今日のは「松方コレクション」に関するドキュメンタリー。

 いろいろ好奇心を刺激していただいた。松方コレクションは、はじめて上京して、国立西洋美術館に行った時に、知ってはいたが、このようなドラマが有ったとは知らなかった。番組をみながらとったメモを夢日記に貼っておいた。




 関連で成瀬正一(せいいち)さんに興味を持った。

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 「樹の声 海の声」読書は順調に進む。主人公の父親が死ぬ前の諦観に感動。

 老人にとっては過去が「いま」に流れ込んでいる。「いま」が長いのはそのためだ。そして「いま」は過去に流れ込む。

 まったく同感。これは執筆当時の辻邦生先生ご自身のいつわらぬ述懐だろう。

2017年11月22日水曜日

「樹の声 海の声」読書が「フロー状態」(没我熱中状態)に突入

(ところでこの写真はiPhoneで撮影し、写真アプリでマーキングしたもの。この機能便利ですね。)

 主人公の咲耶が重い腸チフスで入院し、回復した後北海道に渡り、鰊漁を見聞するあたりで、読書スピードが上がってきた。

 これを私は「フロー状態」と呼んでいる。物語に没入できる。主人公の体験として作者が語る物語のイメージが直接伝わってくる。辻邦生先生の思い描いたイメージとほぼ同等なイメージがこちらの体に伝わる。

 こうなる前は、字面を追って、頭でストーリーを理解しようとぎくしゃくと努力している状態。フロー状態になると、読んでいる自分がストーリーのなかに存在して動いている感覚になる。

 読書によるカタルシスを与えるには、このようなフロー状態を読者に体験させなくてはならない。それによる感動は理性や知識でなく、読者の感情に訴える。感動することにより、そのストーリー内容は長期間の記憶に耐える。表面上は忘れ去られても、似たような感動が後年の読者を刺激すると、記憶回路からストーリーやイメージが飛び出してくる。

 ある意味ではこれは危険で、読者が創作を行っている時に、過去の読書経験を無意識に思い出して、自分の創作物中に書きこんでしまうことがある。場合によっては盗作問題が生じる。「無意識」を制御して「意識」によるコントロールを行うことが必要。このコントロールの技術的な話は、G.M.ワインバーグ先生の「文章読本」にある。「無意識」の制御を行うか否かは、本人の直感に頼らざるを得ないのだが。

 ともかく、「樹の声 海の声」に関してはフロー状態に入れたので、残りの900ページは、あっという間に読めるだろう。

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 あいかわらず、当時の本を国会図書館デジタルコレクションで参照しながら読んでいる。

 終戦直後の本と戦争開始前の本とでは、読みやすさが違う。年代は新しくても終戦後の本は、不鮮明だ。「樹の声 海の声」と関係ないが、「黄河の水」という本で比べてみた。
1949年版。

1936年版。


 紙質の違いが大きい。終戦後は劣悪な「酸性」紙を使っている本が多いと思う。変色が激しい。


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 今朝の夢日記。面白い夢だった。



2017年11月21日火曜日

「樹の声 海の声」を読み続ける、国会図書館デジタルコレクションが役立つ

 昨日に続いて、「樹の声 海の声」を読みふける。まだ100ページ。ペースが遅いのは、ストーリーの中で言及されている本をさがして、見つかったものを眺めるという楽しい道草を食うから。

 明治時代に幼年期を過ごす主人公や、まわりの人物がどんな本を読んだかが、かなり詳細に書かれている。その書名や著者名をてがかりに、探し出して、その本を斜め読みするのが楽しい。
 下手をするとそちらを読みふけってしまう。これでは読書のペースが上がらないが、こうして費やす時間は楽しくて何者にも替えられない充実感をもたらす。

 たとえば、子供用の本として「鉄道の話」とか、「十五少年」(森田思軒訳)を読んだという記述がある。

明治時代の本なので国会図書館のデジタルコレクションで探すのが良い。






 iPadのアプリ「帝國圖書館」で簡単に検索できた。このアプリでそのまま閲覧できる。

 実際に、少しだけだが、読んでみると面白い。

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 読書家には天国のような時代がやってきている\(^o^)/

2017年11月20日月曜日

「樹の声 海の声」(辻邦生)を読み始める、夢日記継続も

 「樹の声 海の声」(辻邦生 1982年 朝日新聞社)を読み始める。辻先生の本はほぼ全部読んでいるが、この本だけ読む機会がなかった。今回は諸般の事情により、図書館で借りて読むことにした。



 もう、未読の長編はなくなると思うと少しさみしい。「浮舟」を書いてほしかった(T_T)

 明治末期に生まれ、巴里にも行った主人公咲耶。序章では巴里時代に書いていたノートを第二次大戦後、廃墟の日本で、再発見し読み直すという、辻先生らしい書き出し。

 巴里の明るい朝のよろこびの描写はヘミングウェイを思い起こさせる。(「日はまた昇る」の第五章。)

 二段組1100ページの大作だが、数日で読み終えるだろう。

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 今朝の夢日記。かなり具体的。実経験に近い。(今気づいたが、日付は20日が正しい。)



 思い出せる夢は「困った」状況のが多い。困った夢ばかりでなく、楽しい夢も見ている気がするが、朝はたいていトイレに行きたくなっていることが多いのが原因かもしれない。夜中にめざましをかけて寝るか?

2017年11月19日日曜日

夢日記順調!? 茶沢通りの海老天うどんはうまかった

 息子殿の新居に整理棚と照明器具を運搬する仕事を仰せつかった。せっかくなので、皆でうどん屋さん(「およべ」)で夕食。


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 今朝の夢日記。かなり、まともに書けるようになった(と思う)。


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 昔の人もやっていたのかと、試しに国会図書館デジタルコレクションを『夢日記』というキーワードで検索したら、いくつか見つかった。どうも目次などのキーワードは登録しているらしい。これはこれですごい。


 読んでみたが、あまり私のと変わらない。変に自信を持ってしまいました。





2017年11月18日土曜日

夢日記、「私のファッション屋時代」のパリ、そしてクレタ島の「エジプト人」



 起床時に、夢をメモするノートを作った。今朝早速活用。書いてみると、違った方角から自分の意識を観察できておもしろい。


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 「私のファッション屋時代」(赤木曠児郎さん)を読み終える。画伯としての経歴よりも、パリでファッション関係の仕事をされていた経験が主に書かれており、面食らうが、かえって面白い。



 昨年買った画集も出してみた。細密な絵をパリの実景に即して何枚と亡く書かれるその根気に脱帽だ。太い万年筆でサインしていただいたが、その字体も気に入っている。隷書風。

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 夜、TBSテレビの「世界ふしぎ発見」で、ギリシャの断崖絶壁上の修道院やオリンポス山やクノッソス宮殿跡を観た。どこも行ってみたい。

 クノッソスのところで、少し心に衝撃が走る。ここには特に行きたいがなぜだろうと、夢を思い出すように、心の中をゆっくりと覗き込む。

 ミノタウロス…

 思い出した。ミカ・ワルタリというフィンランドの作家の「エジプト人」。これはシヌへ伝説からテーマをとった、古代エジプトの医師のビルディングス・ロマンだ。その中で、クレタ島を舞台にした悲恋が書かれていた。ここを思い出したのだ。

 「エジプト人」は子供の頃、自宅にあった平凡社の小型本の文学全集端本で読んだ。この本は自宅の火災で焼けてしまった。
 面白かったので、大人になってから角川文庫版で買い直した。平成元年の六版を持っている。



 1954年に書かれて、ベストセラーになった。映画にもなったが、原作とは趣が違う。私は原作のほうが好み。

 古代エジプトの「シヌへの物語」も見つけて紐解いてみたい。インターネットならきっと実現しそう(*^^*)

2017年11月17日金曜日

読む本が多くて幸せなことだ

 今朝届いた新刊、「遺言。」(養老孟司さん)も読み始めた。面白い。
 「コルトーティボーカザルス 夢のトリオの軌跡」、「私のファッション屋時代」と合わせて3冊併読中。



 朝、寝床ではiPad読書。国会図書館デジタルコレクションで「三都物語」(鶴見祐輔)。どこかで聞いたような題だが、これは大正12年の本。



 三都とは巴里と倫敦と紐育のこと。まず、巴里に行っているが、部屋を借りてメードさんに料理を作らせているのがすごい。しかもメードさんの身の上相談にものっている。

 何回も書くけれど、「帝國圖書館」というアプリは素晴らしい。ページのダウンロードがもう少しテキパキしてくれるといいのだが。古いiPad Airなので遅いのかもしれないが。

  国会図書館デジタルコレクションのトップページを見るとコンテンツは大分充実しているのが分かる。UIがもう少ししっかりしてくれるといい。PC用のアプリで適当なものがあれば…探してみよう。自分で作るのは大変そうというか無理に近い。


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 これは一年半ぶりに作った餃子。上手く焼けているが、味がさっぱりしすぎとダメ出しを食った(*^^*)


2017年11月16日木曜日

「思想の自由の歴史」の読書と、慣れてきた夢メモ作り

 図書館本だが、「思想の自由の歴史」(ビュァリ 森島訳 1951年 岩波新書)を半分まで読む。

 昔の大学の教養部時代に読むべき本。一度は手に取ったはずだが、マジメに読んでいなかった。今回は渡辺一夫先生の本で引用されていたので、読むことにした。寛容と非寛容の問題のくだりで。

 前半の主題、ギリシャ時代には、百家争鳴、皆自由に思想を発表できたのに、偏狭なキリスト教徒のために、自由のない中世が続いた。その後、ルネサンスがやってくる。

 キリスト教の中でも争いは続く。現在(20世紀初め)、偏狭なキリスト教は米国に巣食っている。

 「背教者ユリアヌス」(辻邦生)は、まさにこのテーマを扱っていた。

 日本でのキリスト教弾圧の原因なども、一緒に考えてみるべきだ。

 そして、現代でも、政治的に、社会的に、国内外とも、非寛容がはびこっているが、いかにして寛容な社会を作るか。ビュァリは、冒頭で、頭のなかではどんな思想をもつのは簡単だが、それを誰でも発表できるのが自由だと述べている。

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 夢メモ。今日は、ストーリーを思い出して書いてみた。忘れたことは多いが、昨日のメモよりはわかりやすくなった。この調子で続けたい。

 夕食の買い出しに行ったが、必要な味噌を買い忘れ、昨日買ったヨーグルトをまた買いそうになってこちらは思いとどまる。

 寝ている時の夢と、起きている時の自意識の区別は、この意味(想起性)では差がない。

2017年11月15日水曜日

夢メモ書いてみたが、時間をおくと何だかわからなくなる、要改善

 朝5時に目が覚めた。たしかに幾つか夢を見ていたので、メモした。正確に言うと、トイレに行ってから、メモした。



 なんらかの、スター・ウォーズ的ストーリーがあったのだが、この簡単なメモでははっきりしない。時間をおくと、印象も薄れてくる。夢を見ているという意識を持っていたかは不明。

 次は、もう少し詳しいメモを書いてみよう。ストーリー性も持って。

 5時以降、二度寝しなかったので、寝不足気味で頭がぼんやりする。なぜ二度寝しなかったかというと、iOSアプリ「帝國図書館」で、本を探して読んでいたから。このアプリは素晴らしい。寝床の中で国会図書館の本を多数読めるのだから\(^o^)/

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 図書館分室に行き、予約注文していた本を借りてきた。