2021年12月31日金曜日

2021年の大晦日はあっという間に暮れた

 YHFの読書録。2021年12月31日。(今回新たに3件追加した)

  1. はじめてのピアノ (かわいいおとえほん)、、成美堂出版、2017/7/1
  2. くだもの (幼児絵本シリーズ)、平山和子、福音館書店、1981/10/20
  3. まあるくなーれ わになれ (たんぽぽえほんシリーズ)、真珠まりこ、鈴木出版 、2020/6/24
  4. パンどろぼう、柴田ケイコ、KADOKAWA、2020/4/16
  5. おかおがぽん!、ただゆめこ、(自治体配布の非売品)、2016/4/1
  6. くだものさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  7. やさいさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  8. しろくまのパンツ、tupera tupera、ブロンズ新社 、2012/9/1
  9. フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし、レオ・レオニ、好学社 、1969/4/1
  10. くっついた、三浦太郎、こぐま社、2005/8/1
  11. しろくまちゃんのホットケーキ、わかやまけん、こぐま社、1972/10/15
  12. きんぎょがにげた、五味太郎、福音館書店、1982/8/31
  13. いないいないばあ、松谷みよ子、童心社、1967/4/15
  14. ノンタン もぐもぐもぐ、キヨノサチコ、偕成社 、1987/8/27
  15. ねないこだれだ、せなけいこ、福音館書店、1969/11/20 
  16. はらぺこあおむし、エリック=カール・もりひさし、偕成社、1976/5/1
  17. がたんごとんがたんごとん、安西 水丸、福音館書店、1987/6/30
  18. しましまぐるぐる、柏原晃夫、学研プラス、2009/4/7

YHFと私(昨日)

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AR関連活動情報

1.Slack初心者向け使用ガイドを友の会内で公開した。

2.1月4日の週刊ALL REVIEWS巻頭言原稿をチェックに回した。

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普段の会話に文字起こしアプリを使うアイデア。一昨日お会いした補聴器嫌いな人のために。
まずはiPhoneの「メモ」を使ってみる。他にもいろいろあるようだ。

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今朝のBGMはこれ。

Zuill BaileyのHaydn: Cello Concertos Nos. 1 & 2

 https://music.amazon.co.jp/albums/B079ZD8FC9?ref=dm_sh_Q3QNzbVYfHtzJCWMjW4dfpkwu

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午後、お仏壇の掃除をして今年の大掃除は終了。



2021年12月30日木曜日

孫と今年の遊び納め

孫の読書リストに追加するべき4冊。





そして著者のサインも。



 

リスト作成の報酬をもらった。


こちらからは、遅くなったけどクリスマス・プレゼント。孫に大好評!



2021年12月29日水曜日

人間ドックと読書と新宿と

6時起床。7時過ぎの急行で新宿へ向かう。

車中ではコニー・ウィリス『犬は勘定に入れません』を読む。最初の70頁。おもしろい。前作『ドゥームズデイ・ブック』を読んでこの作者の「タイムトラベル」を知っているからか。早朝の電車に乗っている事自体がタイムトラベルだからか。
8時15分までのタイムトラベルで目的地に到達。

12時まで胃の内視鏡検査を含む種々の検査をされたが、自分は小説中の存在だと考えると、楽に過ごすことができた。終了後、アルコールはダメとは言われたが、同行の大先輩と忘年会の締めを行う。以前とは違い、軽めにして切り上げる。ロマンスカーの座席を確保して、新宿駅の周りを散策。


デザートのサンドイッチと水割り缶をホーム売店で購入して、乗車。



今年は寝過ごすこともなく、無事に落車。じゃなくて降車。


 今年も暮れようとしている。

2021年12月28日火曜日

大掃除や忘年会の合間に読書もする、また愉しからずや


大澤聡さんの『批評メディア論』を拾い読みする。

26頁の「一般読者層の発見」のあたりが読みごたえある。私も「読者」論を書いてみたい。(無理!?)

それはともかく、自分は当然一般大衆なのだが、時々「エリート」側の人であるかもという非生産的(何もできないのに偉そうな口をきくという)誤解をする。要注意。

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「書評アーカイブサイト・ALL REVIEWSのファンクラブ「ALL REVIEWS 友の会」の特典対談番組「月刊ALL REVIEWS」、第36回はゲストにジャーナリスの山口昌子さんをお迎えし、山口さんの新刊『パリ日記(全5巻)――特派員が見た現代史記録1990-2021 1 ミッテランの時代 1990.5-1995.4』(藤原書店)を読み解きます。メインパーソナリティーは鹿島茂さん。」

を視聴する。友の会会員特権。

山口さんってすごい。ご著書の『パリの福澤諭吉 謎の肖像写真をたずねて』を予約した。『パリ日記』も欲しいが財布の関係上、あきらめて図書館に購入依頼する。

その後、AR合同忘年会を短く行った。

今年の一冊、を皆で紹介し合う。皆面白そうな本を読んでいるなあ。

私は

『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』 他の方々のは、

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

『サラ金の歴史』、『土偶を読む』

『独学大全』

『ゴールデンカムイ』

『アウルクリーク橋の出来事』

『時は殺人者』

『歴史修正主義』


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栃折久美子さん6月に92歳で亡くなっていた。(朝日新聞朝刊の記事による。)忘れていた?のかも。ともかく感無量。

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孫のPCR検査の結果はめでたく陰性。これで年末年始に遊べる。明日は私は人間ドック付き忘年会なので無理。 

2021年12月27日月曜日

『欧米の隅々』の再刊を私もお願いしたい

今日の高遠弘美先生のツイートを再録する。

こんなサイトを見つけた。「デジタル版『渋沢栄一伝記資料』」(TOPページ)

https://eiichi.shibusawa.or.jp/denkishiryo/digital/main/index.php

上記サイトのなかで市河晴子が筆記した部分。

https://eiichi.shibusawa.or.jp/denkishiryo/digital/main/index.php?authors_individual-535

高遠弘美先生が「國文学」に書かれた記事「市河晴子に恋して――『歐米の隅々』ほか」をALL REVIEWSのコラムにしたもの。
https://allreviews.jp/column/1660

いろいろ調べていると、やはり私も『欧米の隅々』を再刊して欲しいと思った。なにしろ手元において読みたい。


次善の策で、今は、国会図書館に行くか図書館送信を使うかで読むしかないのだが、来年5月に始まるという個人への送信、これで読めるようになればそれでも嬉しい。

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読み始めた、『小泉今日子書評集』(中央公論新社)のあとがきによると、読売新聞社の書評委員間は事前に集まって書評対象図書の「読書会」をやってから、それぞれが書評を書いていたらしい。小泉今日子さんはこれが書評の品質を上げる役に立ったと言う。

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AR友の会の執筆研究部「文舵会」の回答用Googleフォームをメンバーに公開。1月7日に回答アップの締め切りを行い、実際の合評会は1月14日に開催する。楽しみだ。

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コニー・ウィリスの『犬は勘定に入れません』の題名の訳について疑義を挟む人がいたが、「犬は勘定に入れません」という訳は、『ボートの三人男 』(中公文庫 ジェローム・K. ジェローム (著), 丸谷 才一 (翻訳) )ではOKのようだ。 Kindle版で確認。



2021年12月26日日曜日

「読書史」も「量子物理学」ももっと勉強したい

参考になる記事。
https://oda-senin.blogspot.com/2021/12/blog-post_26.html

これを書いた方は『アーカイブの思想 言葉を知に変える仕組み』の著者のようだ。もう一度、図書館で借り直すことにした。
https://researchmap.jp/oda-senin

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これも読みたい。ケストナーの伝記。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784038142505

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『読書と日本人』(岩波新書)読了。「読書史」を本格的にやるなら買っておきたい本だ。


『星の王子パリ日記』読了。内藤濯は研究のしすぎと関東大震災にあった家族の心配のし過ぎで帰国直前に病気になってしまう。結局2ヶ月遅れで、1924年1月27日マルセイユ発の日本郵船榛名丸で帰国の途につく。(285頁)ご苦労さま。

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明日からはコニー・ウィリス『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』(早川書房)を読む。

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孫の通っている保育園で新型コロナ感染者が出たので、孫も濃厚接触者の扱いになってしまった。明日保健所でPCR検査を受けることになった。簡易な抗原検査では感染の兆候はみられない。本人もいたって元気。多分大丈夫だろうが、こちらは接触は避けなければならない。おかげで土曜日の育爺勤務はお役御免になった。顔をみられなくて残念。LINEの動画と写真で我慢する。正月には会えるのだろうか。

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放送大学の講義ビデオ『量子物理学』を観始めたが、説明の仕方が50年前の私の受けた講義と似すぎているような気がする。やはり最新の(今年出た)教科書『入門  現代の量子力学 量子情報・量子測定を中心として』を買って内容を比べなければならないと思う。そうするともっと良く「勉強」できそうだ。

2021年12月25日土曜日

津野海太郎『読書と日本人』は快著、菅原孝標女が読む『源氏物語』も私が読む『犬は勘定に入れません』も読書の質は変わらない

 「(AR友の会)文舵会練習問題回答フォーム 2022/01」を作成した。1🍅。
明日から回答募集を始める。

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メルマガ巻頭言新年号の原稿、第二稿作成。1🍅。来週チェックしてもらう。(火曜に133号が出てから。)

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津野海太郎『読書と日本人』(岩波新書)を読み始めた。以前借りておいたが、コニー・ウィリスの面白さに驚嘆しているうちに、読みそこなうところだった。ところが、読み始めると、その面白さに引き込まれて100頁を一気読み。買い物に行く必要上、一旦読むのを中断したが、今夜また続けるつもりだ。


いままで気が付かなかったが、「読書」という視点で、日本の文化をたどる。最初は『源氏物語』を夢中になって読む菅原孝標女の話。一般に言われている「音読」でなく、「黙読」であったろうという議論からはじまる。

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夕飯の買い物のついでにコニー・ウィリスの『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』(大森望訳 早川書房)を借りてきたので、またそちらが優先か? ダンワージー先生がまた出てくるのも魅力的なタイムトラベル物。

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放送大学『量子物理学』の続きも観たいし、時間が欲しい。

2021年12月24日金曜日

パンデミック下でも人への思いやりを忘れるなと『ドゥームズデイ・ブック』は教えてくれる

今日は以下の原稿を書いた。1🍅。

巻頭言新年号原稿 第一稿

読者の皆さま、新年おめでとうございます。巻頭言編集担当のhiroです。

昨年中は週刊ALL REVIEWSと巻頭言をご愛読いただきありがとうございます。おかげさまで読者数は1500を越え、133号まで発行することができました。今回は134号となります。

(中略)

毎年2回、過去半年の巻頭言を総集編としてnote記事にまとめています。昨年後半のものも下記にまとめました。年始の読書のご参考になれば幸いです。どうぞお読みください。

(アドレスを記入する 記事は昨日作成済みで仲間のチェック待ち)

私達の活動の拠点であるALL REVIEWSは、書評閲覧サイトの運営と関連情報の発信(たとえば月刊ALL REVIEWSビデオの提供)を活動の中心としていましたが、今年は書店経営にも乗り出すことになりました。

(中略)

書評家・作家の方たちも、出版・編集・販売に関わる方たちも、読者の方たちも自分たちの望む形で(一棚とは言え)書店を開き、好きな本を売ることができる。こう考えると、PASSAGEは世界に冠たる書店になると思います。

本に関する「閉塞的状況」への起死回生策、「なら、自分で本屋になっちゃえばいいじゃん!」(by鹿島茂さん)というPASSAGEのコンセプトは、われわれの巻頭言執筆にも大きな良い影響を与えることでしょう。楽しみです。

それでは、今年もメルマガ「週刊ALL REVIEWS」をよろしくお願いします。

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来年はまた放送大学で「勉強」する。オンライン!

とりあえずは、『008 量子物理学(’21) 1569384p (テレビ) 松井 哲男、岸根 順一郎』あたりから始めよう。テキスト買おうかしらん。進行役の黒田有彩さんが魅力的だ。

https://v.ouj.ac.jp/view/ouj/#/navi/vod?ca=491

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以下のようなツイートを夕方行った。この感想は誇張ではない。パンデミックの怖さとその克服方法をを教えてくれる素晴らしい小説と思う。

コニー・ウィリス著『ドゥームズデイ・ブック』(大森望訳 ハヤカワ文庫SF)の下巻を今日一日で読み終えた。

本当に素晴らしい作品だ!

コロナ禍の状況下であるからこそ読むべきかもしれない。(この感想は蛇足、ともかく最高なのでオススメ。)

次は『犬は勘定に入れません』を読みます。



2021年12月23日木曜日

『ドゥームズデイ・ブック』、コニー・ウィリスは好きなだけディテールを書き込んでいる

久しぶりにこたつに入り、 『ドゥームズデイ・ブック』下巻の50頁から235頁までを読む。話は急展開。タイム・トラベルに伴うトラブルが、恐れていた事態を引き起こすのだが、パンデミックの中におり連絡もつかない主人公を21世紀の人たちはどうやって救出するのか。

ディテールを思い切り書き込むコニー・ウィリス。A. C.  クラークの抑制の効いた表現とは大違いだが、人をひきこむ力がある。


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これはすごい話、かも知れない。が、今までとどう変るのかよくわからない。

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巻頭言総集編note記事作成した。

最後に「まえがき」を書く。

週刊ALL REVIEWSは毎週火曜日夜に発行され、新規書評記事の紹介や新しいイベントなどを紹介していますが、ALL REVIEWS友の会の有志が交代で巻頭言を書いています。半年に一度その巻頭言をまとめた総集編を作ってお届けしています。今回の総集編の各記事の見出しには、巻頭言の筆者が毎回工夫をこらして考えたキャッチフレーズも掲載しました。本を読むのが好きでかつ書くことも好きな仲間の巻頭言をお楽しみください。そしてこれを読んでいる皆様にもこの仲間に加わることをおすすめしたいと思います。今後も週刊ALL REVIEWSをご愛読ください。(巻頭言編集担当 @hiro)

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夕方、廃棄処分にする壊れた電子レンジをゴミ集積場にはこぶ。15キロ以上あって、しかもかさばるので素手では運べず、管理人さんにお願いして、運搬用台車を借りて、ようやくの思いで移動させた。新年の前なので、室内が片付いて一安心。

できたての家の匂いは悪くない

『ドゥームズデイ・ブック』下巻を「通勤電車」で読み続ける。14世紀の状況は安定してきた。21世紀の状況は未だ混沌。

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今日の「通勤」は三軒茶屋の「くまちゃん」で忘年会があったため。平均年齢は優に75歳を越えているが、みな元気だ。2年ぶりの会合でみな生き生きとしている。



私は、息子一家の新居が完成してので、新居を見せてもらいに行き、その足で会場に駆けつけた。思ったとおり便利だ。これからの飲み会には余裕を持って出かけられる。今日は、孫も含め3人家族に飲み屋入り口まで送ってもらう。こんな幸せなことはなかなかない。

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午前中はAR友の会向けの書き物。書くというかメルマガ巻頭言をまとめる作業。9割がた出来た。 

2021年12月21日火曜日

『ドゥームズデイ・ブック』の事を考えていたら「一人読書会」のアイデアも浮かんだ

『ドゥームズデイ・ブック』は「停滞と混沌」と昨日は書いたが、停滞と混沌のなかに進歩や前進の芽が生まれることも忘れるなともうひとりの私が言い出した。

ここで生まれる「一人読書会」のアイデア。ブログに読んでいる本への思いを書いておき、その変遷をオモシロがる。すると不思議にその本と本のテーマに関する情報に敏感になる。それらは新しいアイデアの芽となる。本当にオモシロイ。

今日はお歳暮を手配するため、新宿のデパートに出勤したので、またまた「通勤電車読書」ができた。上巻は後少し。明日は忘年会に行くのでまた「通勤電車読書」ができる。下巻100頁が目標。

『古本年鑑』1934年版
読んでいるとなかなかおもしろい記事が見つかる。

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1868285


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YHFの読書録。2021年12月18日。(前回のものに我が家で保管しているものを3件追加した)

上の本は読む前に齧っていた
  1. はじめてのピアノ (かわいいおとえほん)、、成美堂出版、2017/7/1
  2. くだもの (幼児絵本シリーズ)、平山和子、福音館書店、1981/10/20
  3. まあるくなーれ わになれ (たんぽぽえほんシリーズ)、真珠まりこ、鈴木出版 、2020/6/24
  4. パンどろぼう、柴田ケイコ、KADOKAWA、2020/4/16
  5. おかおがぽん!、ただゆめこ、(自治体配布の非売品)、2016/4/1
  6. くだものさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  7. やさいさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  8. しろくまのパンツ、tupera tupera、ブロンズ新社 、2012/9/1
  9. フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし、レオ・レオニ、好学社 、1969/4/1
  10. くっついた、三浦太郎、こぐま社、2005/8/1
  11. しろくまちゃんのホットケーキ、わかやまけん、こぐま社、1972/10/15
  12. きんぎょがにげた、五味太郎、福音館書店、1982/8/31
  13. いないいないばあ、松谷みよ子、童心社、1967/4/15
  14. ノンタン もぐもぐもぐ、キヨノサチコ、偕成社 、1987/8/27
  15. ねないこだれだ、せなけいこ、 福音館書店、1969/11/20 

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昨夜の夕刊記事から、「エターナル・グルーヴズ」(50年経って著作権が消滅した音楽を復刻)
https://eternalgrooves.net/


2021年12月20日月曜日

コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』を読みながら子育ての大変さを思う

 コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』(大森望訳 ハヤカワ文庫SF)を順調に読み続ける。今日「順調」なのは、またもや孫の出張保育に行ったためだ。電車での行き帰りにまた100頁以上読んだ。昼寝時にも読もうと思っていたが、料理をする必要があり、そこでは諦めた。


物語は「順調」には進行しない。いろいろな障害が発生して21世紀と13世紀のストーリーはどちらもほとんど進行しない。先週読んだ『航路』もそうだったので、このような物語の「停滞」はコニー・ウィリスの好みなのだと思う。普通ならもどかしく感じるのだが、読み続けたいと思わせる。これがすごい。

われわれの人生も実はそうなのではないか。「順調」に進むのは朝ドラの筋だけで、われわれのやっていることの基本は停滞であり混沌である。『ドゥームズデイ・ブック』の話を「停滞」させるのはパンデミックである。これを1992年に書いたコニー・ウィリスは先見性がある。その先見性はきっと歴史をしっかり勉強したことによるのだろうと推測する。

孫の生活も、保育園でもらってくるウィルスで、一進一退し、親たちの生活もその余波で順調には進行しない。他の方々に聞くとみな、この年頃(一歳から二歳ごろ)の子供はこんなものだという。コニー・ウィリスにも子供がいるようなので、こんな体験をしているのではないだろうか。

***

孫は、世の中はこんなものだと思って、気楽に構えているようだ。嬉しい。

絵本の読み方も堂に入ってきた


2021年12月19日日曜日

電車で「通勤」出来る方は、読書という観点からすると、恵まれている

コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』(大森望訳 ハヤカワ文庫SF)を読み続ける。今日の進捗は110頁くらい。上巻の半分を越えた。物語はあまり前進しておらず、中世(1300年代)に「降下」した主人公はまだ活躍していない。コトバが通じるような仕掛けを考案していった主人公だがなかなか通じない。といった情景を表現できる筆力はすごい。


***

今日は神保町に「出勤」したので読書に身が入った。身が入りすぎて読みながら電車の中で寝るという、懐かしい体験をした。ALL REVIEWSの作るPASSAGEという書店の「プレプレ・オープニング・パーティー」現地開催の予定だったので「通勤」したわけだ。

折悪しく、昨日から内装工事が開始されてしまい、床や壁の古い被覆を剥ぎ取った後のホコリがひどい。我慢できずに場所を「サイゼリヤ」に移して開催。楽しく書店の未来と、書店開催に伴うクラウドファンディングの話しをして16時開始して、20時ころにお開き。久しぶりに行ったサイゼリヤではエスカルゴが相変わらず美味かった。

***

明日は、土曜日に続き、孫のお世話係として働きに行く。また読書が捗る「通勤」ができる。 

2021年12月18日土曜日

コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』(大森望訳 ハヤカワ文庫SF)は第1ページからおもしろい

土曜日、一昨日からの発熱なので、孫のYHFくんはこちらに来ることが出来ない。やむなく、こちらから手伝いに行く。先週みつからなかった絵本が3冊出てきたので写真を撮ってきた。そして「読書録」に追加をおこなった。


YHFの読書録。2021年12月18日。(以前のものに3件追加した)

  1. はじめてのピアノ (かわいいおとえほん)、、成美堂出版、2017/7/1
  2. くだもの (幼児絵本シリーズ)、平山和子、福音館書店、1981/10/20
  3. まあるくなーれ わになれ (たんぽぽえほんシリーズ)、真珠まりこ、鈴木出版 、2020/6/24
  4. パンどろぼう、柴田ケイコ、KADOKAWA、2020/4/16
  5. おかおがぽん!、ただゆめこ、(自治体配布の非売品)、2016/4/1
  6. くだものさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  7. やさいさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  8. しろくまのパンツ、tupera tupera、ブロンズ新社 、2012/9/1
  9. フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし、レオ・レオニ、好学社 、1969/4/1
  10. くっついた、三浦太郎、こぐま社、2005/8/1
  11. しろくまちゃんのホットケーキ、わかやまけん、こぐま社、1972/10/15
  12. きんぎょがにげた、五味太郎、福音館書店、1982/8/31

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往復の電車内と、わずかな昼寝時間に、コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』(大森望訳 ハヤカワ文庫SF)を読む。最初から160頁まで、なんなく進む。先週読んだ『航路』より、格段に読みやすい。タイムトラベルという設定が単純だからか。でも最初のページから物語のイメージが立ち上がってくるのは著者と訳者の腕の良さがものを言っているのだろう。とにかく長い物語だが、このペースなら一週間で読み終えるだろう。

 

2021年12月17日金曜日

電子レンジを新調した

午前、いつものクリニックに高血圧と高脂血の定期検査に行く。特に変わりなし。ついでに最近かかっている胃の風邪(?)の薬も処方してもらう。胃の炎症を止めるもの。

薬局が混んでおり、帰りにハンバーガーも買ったので正午過ぎに戻る。大阪梅田の某クリニックで火災20名以上の心肺停止というニュースを聞き驚いた。直感的に昼間にそれだけの大事になるのは、一酸化炭素中毒か酸素不足になったのだと思った。その後の報道によると、放火らしい。ともかく被害を受けた方々へお見舞いを言いたい。

気にかかっていた、荷物、電子レンジが午後3時に届く。品薄になっていて、高知からわざわざ配送されたらしい。ちょっと申し訳ない気持ちになる。エネルギーの無駄使い。

3時半からは散髪に行く。一時間ずっと、世間話。

戻ってきて、一服。その後、33年使った電子レンジ(一昨日作動しなくなったもの)を、重さをこらえて棚から下ろし、新しい電子レンジを設置する。棚の一段がいっぱいだったのが、バランス良い配置になった。


試運転をしてうまくいき、一安心する。新しいレンジは調理時間の判断力が向上しているようだ。

夜、10時。NHK BS-Pで六角精児の「呑み鉄 宗谷本線」を観た。寂しい沿線だが、なんとか飲み続けるところがエライ。

疲れたので、AppleTV+でスヌーピーシリーズを観て寝ることにする。明日は土曜日で孫の育児手伝い勤務、電車で出勤なので、コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』を読みながら通勤することにする。 



2021年12月16日木曜日

『犬が星見た-ロシア旅行』の「二人読書会」で改めて書評の奥深さに気づく


ALL REVIEWSに新しく加えられた記事は『新版-犬が星見た-ロシア旅行』(中央公論新社)の中野翠さんの書評だった。アドレスは以下に。

https://allreviews.jp/review/4432

武田百合子のこの本は今年正月に「ゆっくり」読んだので、「二人読書会」を勝手に急遽開催してみた。

まず、本年正月に読んだとき私がブログに書いた感想。

https://hfukuchi.blogspot.com/2021/01/blog-post_4.html

武田百合子の『犬が星見た ロシア旅行』(中公文庫)をようやく読み終わった。12月25日に借り出したので、足掛け10日かかった。最近読書スピードが落ちていたので妙に読むのが遅かったのかと思ったが、実はこれは本来ゆっくり読むべき文章だと思い直した。即物的でわかりやすい記述なのだが、ななめ読みができない。文章がいやおうなくじわじわと頭に侵入してくる。不思議な力をもった紀行日記だ。昭和44年のソビエト旅行の様子がありありと描写され、もういまさらロシアには行かなくても良さそうな気がしてきた。もちろん、機会があったら行きたいが、この本に描かれた体験以上の体験はできないだろう。その意味では罪作りな本である。ともかく感服、脱帽。

中野翠さんの書評のなかの見事な一節はこうだ。

もし日記の神様というものがいるとしたら、武田百合子は生まれた時から神様に選ばれていたかのように、日記文学の才能を発揮してしまったのだった。

鋭敏な観察眼と人物描写の妙、闊達な書きっぷりには、まったくほれぼれとしてしまう。

「日記文学」のなかでの、武田百合子の日記何冊かの位置付けへの深い考察が、中野翠さんの書評の裏にある。ここはなかなか真似できない。「書評」に関しての議論をするにはこのような事を避けて通れない。丸谷才一は「芸」とか「構え」と言っているのだが、この境地に達するには無数の読書の裏付けが必要だ。時間ももちろん必要。これに改めて気づくことが出来て、本日の「二人読書会」は大成功。

***

内藤濯『星の王子 パリ日記』(グラフ社)を読みすすめる。

109頁〜110頁。
妻への書簡にこの時期(1923年2月?)の日課が以下の趣旨で書いてある。スバラシイ。


朝は大抵9時から10時までのうちに起きる

コーヒーとパンとの朝食を部屋でとり、文芸新聞と普通の新聞に目を通す

11時から12時40分、仏蘭西人の先生と本を読み話をする

午後は年末に訪日する仏蘭西人と交換教授2時間、または読書か本屋あさり

夜は週に2度か3度芝居を観る、またはラシーヌの『ブリタニキュス』の翻訳を山田珠樹と1日1ページ行い翌日老教授に見てもらう


(この『ブリタニキュス』は1949年に岩波文庫から出ているようだ。仏文学者の山田珠樹は森茉莉の最初の夫。)


***

昨日友人のHYさんに見せていただいた素晴らしい写真。本人のご許可をもらって掲載する。



 

2021年12月15日水曜日

内藤濯の手帳の日々の文章に異常な才能を感じる(『星の王子 パリ日記』 グラフ社 )

内藤濯『星の王子 パリ日記』(グラフ社)を読みすすめる。古い(99年前の留学)日記だが、記述には全くと言っていいほど古さを感じない。発見された手帳から出版社員がまず書き写したと言うが、文章には破綻がない。編集の手がどの程度はいったのかはまだ分からないが、内藤濯の異常なまでの才能を感じる。


24頁

藤田嗣雄(嗣治の兄、外務省員でハーグ会議へ行く途中)と諏訪丸で同船。

第一章はマルセイユに着く前日まで。平安な航海だ。日本に残してきた息子のことを何度も気にかける。親友島村は病気なのでマルセイユに降りずイギリスに直行する。

52頁。

パリでの最初の落ち着き先は第5区ソムラール街9号の4階24号室。窓からはノートル・ダームが見える。

63頁。

辰野隆の紹介で第5区ラ・クレフ街52号オテル・ジャンヌ・ダルクに引っ越し。こちらの宿のほうが安い。三週間たってようやく日本の妻から手紙が来て、内藤は涙を流しながら読む。

***

Slackのマニュアル原稿、明日午前に見せられる形(Googleドキュメント)にして、仲間にチェックしてもらう。

友の会新入会員向けSlack初心者ガイド

1.はじめに

〈Slackを使いこなすコツ〉

うまく使えないと思った時には、Slackの使い方レベルでの解決策をまず探すのでなく、一旦落ち着いて自分は今何をしたいのかを「具体的」に書き出してみる。それを見ながら現状のSlack知識で、それが出来ないかを考える。ほとんどの場合これで解決できるはずである。(Slackはヒトに優しく使いやすいツールなので)。

解決策が見つからなければ、ここは必要に応じて参照する。

https://slack.com/intl/ja-jp/help/categories/360000049043

ここを見ても解決できなければ、#なんでも質問チャンネルで質問しよう。急ぎなら@here(メンション・メッセージ)で。

2.使いこなしのポイントはつぎの3つ

(1)@を意識的に使用する

(2)通知機能をうまく使う

(3)メッセージの内容の省略はせず誰にでも分かるように丁寧に書く

それぞれを説明する。


(1)@を意識的に使用する

メンション(「@」つきの発言)を意識して積極的に使うこと。

数多くのメンバーが参加するチャンネルで発言する場合には、誰宛の発言かをはっきりさせる必要がある。@付きでないただの発言はつぶやきだと思われ、ほとんどは無視される。

主な書き方は

「@(特定メンバー名)」:特定メンバー宛の発言

「@here」:オンライン中のチャンネルメンバー全員宛て (送信時に警告が出る。が、「OK」ボタンを押す。)

「@channel」:チャンネルメンバー全員宛て (送信時に警告が出る。が、「OK」ボタンを押す。)


(2)通知機能を知ってうまく使う

メンションされた相手にはPCやスマートフォンから、メッセージが到着した旨の通知がされる。

ごくたまに、通知を(設定で)切っている方がいるのでご注意。

(対処したければ、別途連絡して、その方自身に通知をオンにしてもらうしかない。)


(3)メッセージの内容の省略はせず誰にでも分かるように丁寧に書く

用件を伝えたり質問や回答の場合は、内容の省略はせず誰にでも分かるように丁寧に書くべき。「言外」の意味はまったく通じないと考える。冗長をおそれない。ここはビジネスメールと同じ。


付録:その他の注意。

〈レスポンスはすぐに返すのが基本〉
必要なレスポンスは「できるだけ」早く、気づいたらすぐに返事する。答えが出てこないときでも、答えを保留しないですぐに「考え中」と返す。

なお、返事が出来ない時間帯はできれば公表しておく。

〈絵文字・顔文字の使用〉
表現を和らげる目的で補助的に使用する。相手のメッセージに対して意味のある回答をする場合にはきちんとメッセージで行うのが望ましく、絵文字だけでは不十分と考える「べき。

〈プロフィール・アイコンの設定〉
プロフィール・アイコンは必ず設定しておく。メッセージの説得力が増します。

〈スマートフォンのアプリを積極活用する〉
スマートフォンのアプリは便利なのでできるだけ活用するのがオススメだ。

以上

* 

2021年12月14日火曜日

『航路(PASSAGE)』の感想がやっと3行書けた

 『航路』感想を以下の通りにツイート。

コニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) 』(大森望訳)を読み終えた翌朝の感想は以下。

もっとも好きな登場人物はブライアリー先生だ。年老いてしまったが文学好きの生徒だった主人公医師を当時も、そして現在も導く。

彼の繰り返す質問「暗喩と直喩のちがい」は本作品のテーマ理解の重要なキーワードだ。


***

ここはすごい!

https://www.kawashima-itsuro.com/

この本も欲しい。(Twitterで発見。)

http://hakubutsudo.shop-pro.jp/?pid=165619896

***

Slack使い方項目原稿 (つづき)


〈メッセージ文章の書き方〉

用件を伝えたり質問や回答の場合は、内容の省略はせず誰にでも分かるように丁寧に書くべき。「言外」の意味はまったく通じないと考える。冗長をおそれない。ここはビジネスメールと同じです。

必要なレスポンスは「できるだけ」早く、気づいたら即返す

よく考えてからはじめてレスポンスする……はやめる、すぐに「考え中」と返す。返事が出来ない時間帯はできれば公表しておく

〈絵文字・顔文字の使用〉

表現を和らげる目的で補助的に使用する。相手のメッセージに対してなんらかの回答をする場合にはきちんとメッセージで行うのが望ましく、絵文字だけでは不十分。

〈プロフィール・アイコン〉
は必ず設定しておく。メッセージの説得力が増します。

***

「友の会活動月報」項目案

(1)月報の趣旨(CMの一環)

(2)11月15日から12月14日までの主な出来事

・ARニュースから

https://allreviews.jp/news/5689
https://allreviews.jp/news/5696
https://allreviews.jp/news/5703
https://allreviews.jp/news/5713

・Slack内の動き

全体連絡から拾う。(手元メモあり)

11月16日〜12月13日

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塩.胡椒で下味つけし、筋切りしたソテー用豚肉に小麦粉をうすくまぶす。少し多めのサラダオイルをフッ素加工フライパンに入れ、とろ火から中火でゆっくりあたため、豚肉をじっくり両面焼く。(焼きすぎに注意し)焼色がついたら、余分な油を紙に吸わせ、水、酒(か白ワイン)、醤油同量とにんにくペースト少々のタレをかけてフタをし、蒸し焼きに。年寄りに優しいポークソテーの出来上がり!

以上2012年のFacebookからのレシピメモ

***

『金沢』、この単行本の装丁の青色は、成巽閣のラピスラズリの間の壁色から来ているのだと思うことにした。


***

内藤濯『星の王子 パリ日記』(グラフ社)を借りてきた。この手の(留学や旅行)本を読むときは、最初に何という船で出かけたかを調べる。大正11年(1922年)10月15日、神戸三宮から内藤濯が乗船したのは「諏訪丸」。船室は101号だったという。(14頁。)


2021年12月13日月曜日

コニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) (上・下)』(大森望訳 ソニー・マガジンズ)読了

YHFの読書録。2021年12月。(昨日のブログの写真の下にも同じものを書き込んだ)

  1. はじめてのピアノ (かわいいおとえほん)、、成美堂出版、2017/7/1
  2. くだもの (幼児絵本シリーズ)、平山和子、福音館書店、1981/10/20
  3. まあるくなーれ わになれ (たんぽぽえほんシリーズ)、真珠まりこ、鈴木出版 、2020/6/24
  4. パンどろぼう、柴田ケイコ、KADOKAWA、2020/4/16
  5. おかおがぽん!、ただゆめこ、(自治体配布の非売品)、2016/4/1
  6. くだものさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  7. やさいさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  8. しろくまのパンツ、tupera tupera、ブロンズ新社 、2012/9/1
  9. フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし、レオ・レオニ、好学社 、1969/4/1 

***

コニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) (上・下)』(大森望訳 ソニー・マガジンズ)読了。下巻は今日一日読み続けた。オモシロイ。これ以上の感想はネタバレなしにはまだ書けないのが、情けない。

 


2021年12月12日日曜日

読んだ本を保存したり記憶しておくことは非常に大切と思っている(『航路』を読むとわかる……)

久しぶりにハマった本。

コニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) (上・下)』(大森望訳 ソニー・マガジンズ)。


幸い(?)なことに2日続けて孫の世話のオシゴトが発生したので、2日続けて「通勤電車読書」ができた。おかげで、上巻を読み終えた。孫がおとなしく2日とも昼寝をしてくれて、その時間にも読むことができたのも幸運だった。

明日は大丈夫そうなので、今夜は夜ふかししても良さそうだ。下巻をこの後、読むつもりだ。

***

孫のおかげなので、なにか本人に恩返しをと思い、いいことを思いついた。孫はまだ1歳3ヶ月だが母親に何冊か絵本を買ってもらい、読み聞かせしてもらったり、自分でもページを捲ったりして、楽しんでいる。幼くして愛読書があるわけだ。この書目を記録しておいてやることにする。

自分も幼い頃に本を愛読した記憶はあるが今になると、本の断片的な記憶と読んで楽しかった記憶しかない。それがどんな本だったかは正確には覚えていないのだ。この子が大きくなってもしも自分が子供の頃に読んだ本の書誌が知りたくなったら、役に立つはずだ。

とりあえず、今日は遅くなったので、孫の両親向けの料理(豆乳鍋)を作る傍らに撮った写真を、貼り付けておく。明日以降にも題名や著者名発行社名などを文字にすることにしよう。




おむつ替え用のシーツも写っているがご容赦願いたい

リスト
  1. はじめてのピアノ (かわいいおとえほん)、、成美堂出版、2017/7/1
  2. くだもの (幼児絵本シリーズ)、平山和子、福音館書店、1981/10/20
  3. まあるくなーれ わになれ (たんぽぽえほんシリーズ)、真珠まりこ、鈴木出版 、2020/6/24
  4. パンどろぼう、柴田ケイコ、KADOKAWA、2020/4/16
  5. おかおがぽん!、ただゆめこ、(自治体配布の非売品)、2016/4/1
  6. くだものさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  7. やさいさん (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本、tupera tupera、学研プラス 、2010/7/20
  8. しろくまのパンツ、tupera tupera、ブロンズ新社 、2012/9/1
  9. フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし、レオ・レオニ、好学社 、1969/4/1
7.は写真を取り忘れた。
ロングセラーが多い。『フレデリック』は、ぬいぐるみも持っている。上のツーショットで手にしている。

『航路 (PASSAGE) 』の主人公は、問題解決の手がかりになりそうな高校時代に読んだ本の題名がわからず苦労して突き止めようとしている。下巻の冒頭で、それが明らかになりそうな気配である。

***

曾根博義の事を調べるべし。友人からの貴重な情報による。

2021年12月11日土曜日

コニー・ウィリスの『航路 (PASSAGE)』は没頭できるほど面白い

昨日のブログの記述の一部は

「夕食前にコニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) (上・下)』(大森望訳 ソニー・マガジンズ)を読み始めた。借りてきてから1週間ほどたち、もう読むのは無理なのかと思い、返す前にイントロだけでも目を通そうとしたのだ。すると、実にオモシロイのに気づいてしまった。2段組45頁を30分くらいで一気に読んでしまった。巻を措く能わず……こうなったら空き時間を利用して全部読んでやろうと思う。」

だった。

今日は孫のお世話に電車で出撃するので、行き帰りの電車で読もうと考えた。たいていこういう場合は、なんらかの支障が生じてあまり読めないものだが、今日は気合で往復計1時間しっかり読書できた。そして孫の昼寝時間にも30分読めた。

おかげさまで200頁ほど前進。上下巻合わせて800頁強の本だが、この調子ならあと一週間以内には楽々と読みきれそうだ。

話は(多分)前半の佳境にはいり、主人公自身が危険とも思える実験台となる場面となっている。電車の中で忙しく頁をめくるのは久しぶりだ。目的の駅に近づいて降りる準備をするのがもどかしい。

帰って来て、自分たちの食事を済ませ、いま11時20分。明日もお世話出勤だが、今夜は後一時間読み、明日も電車などで1時間半読む。これで上巻はきっと終わるだろう。 



2021年12月10日金曜日

コニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) 』(大森望訳 ソニー・マガジンズ)は本当に面白そう

 『星新一の思想 予見・冷笑・賢慮のひと』の続きを、今日は寝落ちしないで、読む。第一章「これはディストピアではない」を読み終えた。

ディストピア小説でも、星新一のは「価値の相対化」があるため、他のものとは違うのだという。ならば、星新一はディストピアにどう対処するだろうか。これがこれから読む第二章「〈秘密〉でときめく人生」で明らかになるのだろう。

次に、『金沢』の続きを読む。

今度は知り合ったばかりの料理屋の主人と飲む。ふたりは金沢の

・成巽閣 http://www.seisonkaku.com とラピスラズリで塗った壁の部屋のこと
・加賀暖簾
・蕪鮨
・ごりの刺し身
・薄氷(うすごおり 菓子)

の話をする。

帰り道に主人公、内山は成巽閣を見物に行く。

一昨年金沢に行ったのでこのくだりに書かれたことはすべて懐かしい。吉田健一もそのような感慨で書いたのだろう。要するに金沢観光案内と悪口を書いてみる。

ここで寝落ち。

目を覚まして、保育園での孫の様子のプリント写真を16枚ほどスキャンする。たぶん生産性のないことだが、行きがかり上やむを得ない。できたものは愛らしい。

***

コニー・ウィリス『航路 (PASSAGE) (上・下)』夕食前に(大森望訳 ソニー・マガジンズ)を読み始めた。借りてきてから1週間ほどたち、もう読むのは無理なのかと思い、返す前にイントロだけでも目を通そうとしたのだ。すると、実にオモシロイのに気づいてしまった。2段組45頁を30分くらいで一気に読んでしまった。巻を措く能わず……こうなったら空き時間を利用して全部読んでやろうと思う。臨死体験を食い物にするトンデモ作家と、真面目に研究対象にしようとする主人公の医師たちとの対立が最初の部分のテーマだ。

https://allreviews.jp/review/4953

***

(以下は私的メモなので、読み飛ばしていただいて結構です。)

〈Slackに関する過去のブログより〉

11月21日

「体験的Slack使用ガイド」を構想し始める。
「友の会新入会員のために書く。

ポイントは次の3(?)点。

(1)@を意識的に使用する
(2)通知機能をうまく使う
(3)チャンネルの流れを見極める」←メンバーはどんな人かを知る方法。

その上でSlackの「使い方」よりも「何を」「どう」伝えるかに集中する。」

ブログでないが、ここは必要に応じて参照すべきところ。

https://slack.com/intl/ja-jp/help/categories/360000049043

11月27日

「極私的Slack使用法」文案。

@を使え。名指しのメッセージを書け。通常の会話では相手の目を見ないと話を聞いてもらえない。@でメッセージを読むヒトの関心を引き、そして話す。副次効果として誰向けのメッセージかを考えて書くことにより内容がはっきりする。

使うのは、@channel,@here,@hogehoge(特定の個人)。@channelと@hereとつけたメッセージには注意喚起がされるが、はじめのうちは遠慮しなくてよい。(うるさがられるかもしれないが、無視されるよりはずっと良い。)

@のつかないメッセージは単なるつぶやきにすぎない、下品に言うと風呂の中のオナラみたいなもので他人には何の効果もない

12月9日(昨日)←メンションと通知の項は分けたほうがいい。

新入会員向けSlack使用ガイドの一項目。

メンション(「@」つきの発言)
数多くのメンバーが参加するチャンネルで発言する場合には、誰宛の発言かをはっきりさせましょう。@付きでないただの発言はつぶやきだと思われ、ほとんど無視されます。

主な書き方は
「@(特定メンバー名)」:特定メンバー宛の発言
「@here」:オンライン中のチャンネルメンバー全員宛て (送信時に警告が出ます。)
「@channel」:チャンネルメンバー全員宛て (送信時に警告が出ます。)

メンションされた相手にはPCやスマートフォンから通知がされます。
ごくたまに、通知を(設定で)切っている方がいますのでご注意ください。
(対処したければ、その方自身に通知をオンにしてもらうしかありません。)

追加:
スマートフォンのアプリも大いに活用する。


2021年12月9日木曜日

コタツとは睡眠誘発機か

新入会員向けSlack使用ガイドの一項目。

メンション(「@」つきの発言)

数多くのメンバーが参加するチャンネルで発言する場合には、誰宛の発言かをはっきりさせましょう。@付きでないただの発言はつぶやきだと思われ、ほとんど無視されます。

主な書き方は
「@(特定メンバー名)」:特定メンバー宛の発言
「@here」:オンライン中のチャンネルメンバー全員宛て
「@channel」:チャンネルメンバー全員宛て (送信時に警告が出ます。)

メンションされた相手にはPCやスマートフォンから通知がされます。
ごくたまに、通知を(設定で)切っている方がいますのでご注意ください。
(対処したければ、その方自身に通知をオンにしてもらうしかありません。)

***

次の月刊ARノンフィクション編(12月28日)の対象書籍は『「パリ日記 Ⅰ ミッテランの時代』(5,280円 山口昌子 著 藤原書店)らしいが、探してもわが図書館にはなかった。悔しいので、探すついでに見つけた『星の王子 パリ日記』を予約した。面白そうだ。

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午後、『星新一の思想 予見・冷笑・賢慮のひと』をコタツで読み始めた。第一章「これはディストピアではない」の途中、30頁まで読んだところで寝落ちし、なんと4時半までぐっすり寝てしまう。風邪の後遺症だが、昼食後に飲んだヤクルト1000のせいだろう。この飲み物は評判通りに快眠ができる。効きすぎる。

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Twitterの「村上春樹のつぶやきbot」の今日のTweetは気に入った。引用させてもらった。正確な出典はまだ調べていないが。

新しい書き手が出てきて、この人は残るか、あるいは遠からず消えていくのかというのは、その人の書く文章にリズム感があるかどうかで、だいたい見分けられます。言葉、センテンス、パラグラフ、硬軟・軽重、均衡と不均衡、句読点、トーンの組み合わせによってリズムが出てきます。音楽と同じです。

***

漱石忌。