土曜日なので今日もお孫様のお世話手伝いに行ってきた。ついでに、当地の図書館(カウンター)に行って、『ブック・カーニヴァル』(高山宏さん 自由国民社)を借りた。
孫が昼寝したすきに、『ブック・カーニヴァル』を読むことにした。1000ページを超える大著で、借用期間中に読み終わるか疑問なので少しでも早く読み始めたかった。例の5万5千冊の索引作りの話はもちろん、英語やフランス語などをともかく初級文法だけ習ったら原書を読みまくれと言う話、辞書は全部読めという話、目が丸くなるが、理にかなったエピソードが満載。まだ最初の67ページまでしか読んでいないが。少し先に鹿島茂さんの高山宏評「卓越した問題集に解答はない」が掲載されている。これを読むと、「世の中には「解答集」と称する凡庸な本が満ち溢れて」いるのだが、高山宏さんの本は「斬新な問題を満載した」そして「卓越した「問題集」である」とあり、なるほどと膝を打つ。
ここまで読んだ限りでは、なんとか読みきれそうである。そしてきっと今手掛けている「書評の勉強」の参考にもなりそうだ。
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孫とさんざん遊んだあと、帰宅すると注文していた丸谷才一『蝶々は誰からの手紙』(マガジンハウス)が届いていた。これも嬉しいし、「書評の勉強」が捗るだろう。
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夕食を済ませて、PCを立ち上げてみたらSlackの通知が表示されており、ARの月例定例会が開催されていたのを知った。遅刻したが顔を出してみた。カリヨン奏者の方がいらして、面白いお話を聞けた。カリヨンに興味を持ったので図書館で
書名 『世界カリヨン紀行 とんぼの本』
著者名 アンドレ・レア/[ほか]著
出版者 新潮社
出版年月 1994.11
を借りることにした。
以下のビデオも視聴。
https://youtu.be/UhRPsTtbb6E
世界大百科事典によると、
カリヨン
carillon[フランス]教会や市庁舎などの塔に据え付けられた,それぞれ一定の音高に調律された一組の鐘。音域,鐘の数は時代,地方により異なるが,全半音階を有する2~3オクターブのものが18世紀の標準的なもの。語源がラテン語quadrilionem(四つ一組の意)であるように,市民に時を告げるために4個の鐘を塔の上から打ったのがその原形とみられる。13世紀にオルゴール方式の自動演奏装置が,16世紀初頭にげんこつでたたく棒状の手鍵盤と低音用の足鍵盤の機構が採用され,演奏の可能性が拡大した。16~17世紀にフランス北部,ベルギー,オランダで特に愛好され,各都市が競って設置し,カリヨン製作と演奏の中心地となった。近代になり一時衰退したが,19世紀末より復興の動きがいちじるしく,奏者養成所の設立,定期演奏会の再開などにより,カリヨンの響きが再び町の名物となった。これと並行してアメリカにも多くのカリヨンが設置され,アメリカは20世紀のカリヨン音楽の第2の中心地となっている。
"カリヨン", 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-08-01)
鹿島茂さんとのカリヨンに関するコラボ企画のアイデアが出た。実現して欲しい。
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思い出した。出先の書店で『独学大全』を眺めた。これもいわゆる鈍器本。買おうか買うまいか迷ったが持ち帰るにはおもすぎるのでひとまず断念。どうしようかなあ?Kindleだと安いが読みにくそうだし。