図書館は明日から15日まで休館。ただしインターネットでの予約とその貸出だけは可能。閲覧席と書庫には立入禁止。やむを得ない。コロナ騒ぎが沈静化するまで我慢。
予約していた本、5冊ほど借りてきた。
『現代語訳 渋沢栄一自伝:「論語と算盤」を道標として 』(平凡社新書) 。先日の月刊ALL REVIEWSの対談のレポートのための参考書。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I023386490-00
『印刷・紙づくりを支えてきた34人の名工の肖像 』(グラフィック社)。最近のALL REVIEWSの書評で、興味を持った本。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I030095964-00
『フジ子・ヘミングの「魂のことば」』(清流出版)。他彼女の本2冊。
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000003993799-00
***
マンションの管理組合総会。ほとんど皆マスク姿。来年度は理事担当である。
2020年2月29日土曜日
2020年2月28日金曜日
ソール・ライターは永遠に
『永遠のソール・ライター』、写真集をe-honで取り寄せてもらうことにした。渋谷での展覧会に行くのは残念ながら中止。電車賃と入場料(シニア割引なさそうだし)を考えると、購入するほうが良いと判断した。手元におけるし、マチエールが大切な絵と違い写真なので。
売れているらしく、「取り寄せ」扱いになったので手にできるまでに少し時間はかかりそう。楽しみに待つ。
レースカーテン越しの写真を撮ることを考える。これもソール・ライターのマネだが。
***
『くよくよしない力』(フジコ・ヘミング)を読んだ。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I029120113-00
69頁。「クロイツァーとの出会いによって、音楽というものに導かれた。」
73頁。「じゃがいものお味噌汁が大好き。」ベジタリアンなのだ。
79頁。読書好き。「本の中にその人自身が投影されて」いる本。
113頁。「芸術は人と違っているほうがいい」と、ヨーロッパで教えられた。
119頁。「一つの場所にいたほうが、自分の目指すところに早くたどり着く。」
135頁。「夢は、ラヴェルの『ピアノ協奏曲』とラフマニノフの『ピアノ協奏曲』をCDにすること。」
155頁。「遅くなっても待っておれ、それは必ず訪れる」
内容は素晴らしいのだが、本の作りがいまいち。彼女はそんなところは気にしていないのだろう。
***
政府の場当たり的な新型コロナウィルス対策で(学校の閉鎖など)、混乱が広がっている。今日、スーパーで買物をしていたら、トイレットペーパーやティッシュが棚から姿を消していた。デマに踊らされる人がいるのは、正確な情報を出していない政府の責任だろう。
***
『論語』対談メモをnote原稿の一部用として下記のように書き直した。不明な部分を調べて補い、文章として読める形に直した。まだ腑に落ちないところがあるので、ビデオを見直してみる。
以下、作業中の文章
***
16時開始。
鹿島:出口さんは「通史」にチャレンジされている。日本では珍しい。私はフランスの通史を訳した。出口さんに書評していただいた。(『フランス史』(講談社))
渋沢がいかに論語を読んだか。それをいかに事業展開に生かしたか。きっかけは二つある。
ひとつめ、例えばバルザックの理解には当時の歴史研究が必要だ。歴史家があつかっていないところ。たとえばサン・シモン主義。ユゴーもそうだし、ナポレオン第二帝政もそうだ。(出口さんは大きくうなずいている。)サン・シモン主義はモノ・ヒト・アイディアの3つが循環して利益を生み出すとする。フランス人は競争嫌い。英米露はそうでない。澁澤栄一は欧州に行きサン・シモンを取り入れたかもしれない。その一方で論語のエートス(倫理観)も取り入れた。
ふたつめ、家族人類学のキーポイントは直系(父―子―孫)家族。エマニュエル・トッドによると発達の一定時期に成立する。論語も直系家族を基にしている。他の中国の思想は共同体で平等。共産主義(トッド理論のサワリ)。論語の時代はユダヤ並みに古い。
出口:私は「保険屋」なので素人の観点で申し上げたい。
ナポレオン三世はたしかに面白い。皇帝制とサン・シモン主義が共存していた。フランスには珍しく、英国と仲が良かった。第二帝政は王制とも共和制とも言えない。私はパリが好きだが、「今の良きパリ」はほとんど第二帝政でできた。トッドも好きだ。日本は男女差別が激しい。その原因の一つは長子単独相続制。職業も安定し、社会の流動性はない。中国は流動性高い。中国を考える上で大切なものは(漢)字と紙と始皇帝。紙に書かれた文字で社会を統治している。「一君万民」の社会であり、中間に「やさしい殿様」はいなかった。ギルドにもあったが、市民は互いの人間関係(秘密結社)も使って自分で自分の身を守る。
孔子の時代(知の爆発の時代)にはプラトンもアリストテレスもブッダも現れた。天才の現れる時期だった。なぜか。地球温暖化と鉄器の普及で農業がうまく行きだした。余剰生産物を使って威信財交易もはじまった。社会の余裕で勉強する人も現れた。後に周が滅びてそれらインテリが地方に分散した。中華思想の走りをインテリが地方に伝える。戦国の七雄のなかでインテリたちが議論し、それが諸子百家。
(続く。)
16時36分。
鹿島:私なりに易しく言ってみる。「礼」とは宮廷の儀礼。孔子は礼儀作法を教えていた。ブライダル・マナーやセレモニー・マナーそして宮廷マナーの教師だった。母親はシャーマンだが、母方の祖父に学んだのだろう。学び方はブッキシュ。「詩」(詩経)と「易」(易経)をオタッキーに勉強した。ただし「論語」ではシャーマニズムを嫌っており、その要素の部分は哲学的に変えて理論武装している。
孔子は弟子には「考えろ」、勉強しろと教えている。つまり知識だけじゃ駄目と。いろいろな弟子がいた。顔回は可愛がっていて死の時のなげきは激しい。(『論語』参照)子路は駄目生徒だった。何回教えても身につかない。でも孔子は目をかけた。それらの弟子により孔子のことばの受け取りかたがちがう。
勉強が好きなのは直系家族の特徴。そして直系なので祖父母の教育力が大きい。
出口:年寄りを手厚く扱って老年まで養う。おばあさん仮説が有名だが、群れ社会での生き残り・差別化戦略だ。血統と礼儀。
平清盛と頼朝は福原と鎌倉に引っ込んで、(うるさい旧権力から離れて)政治を行った。義満も。
孔子は「礼」を創った。周の大物の夢を見たとして「礼」を記述。
鹿島:土地私有制のもとに代々続く直系家族が成り立つ。祖先崇拝が出てくる。相続だけでなく、他のことでもフィロソフィー(一般原理)に従った。
出口:戦国の七雄。中国は欧州より広大なので、一般化した原理でないと諸国に通用しない。
鹿島:孔子が引用した文献は今では分からないものが多いが、論語は文献学にもなっている。ニーチェの『道徳の系譜』に通ずる。(聖書には新旧の話が含まれており、それを見分ける。)文献学は見分けのルールを体系化する。「古い方」がいいのかなど。フィロソフィー(哲学)は「考える」ルールである。孔子は文献学好きであり哲学好きである。
出口:孔子はそのルールを知っていた。昔の文章を集めて整理する。他国に通用するものができた。(でも)総理大臣にはなれなかった。仕方ないのでルールを体系化して弟子に教えた。プラトンにも似ている。プラトンもアカデメイアという学校を作った。(続く)
この本の前身、『「全世界史講義」 教養に効く人類5000年史」(新潮社)は近所の図書館にあったので、即日借り出せた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I027011430-00
第2部第2章の「知の爆発」に孔子の事が書かれている。儒教はその後、中国ではメジャーな思想にはなり得なかった。昨日の話通り、重要なのは諸子百家で言えば「法家」。紙と墨で書かれた法律が重要な統治の手段となった。「法家」と「儒家」の関係は為政者の「本音」と「建前」。後に他の宗教たとえばキリスト教が入ってきても、儒教の先祖崇拝は当然のこととして認められた。大した宗教ではないと気に留めてもらえなかったのかも。日本ではどうだったか。
17時。
鹿島:「論語」は現代中国における思想とは真逆です。
出口:孔子の言っていることは立派。立派すぎて毎日言われると嫌になる。皮肉な老荘思想のほうがインテリには好かれる。役人は法家思想でいく。一方、人民は助け合いで対抗する。世界連邦はいまやディストピア。諸子百家はその逆を行ったものだった。
鹿島:1対1では中国人は日本人に勝つ。10対10なら日本人が強い。400メートルリレーのように。
共立で30年、明治で12年教師をやったが、共立ではルールがあまりなく運営がファジー。たとえば教授と事務の間に副手がいてうまく問題を調整する。明治は巨大なので法家思想で統治される。なんでも文書化してある。
フランスでは数え方は60進法。この数え方なら財産も分割しやすい。遊牧民は平等であり、牛や羊は分割して相続しやすい。英国も12進法。始皇帝は遊牧民だったかも。
出口:四大文明は独自に発生したのでなく、メソポタミア文明がエジプトやインダスや中国文明に伝播した。たとえば、商では戦車(チャリオット)を使った。これらを岩波のシリーズに書いた。今5分冊のうち2冊め。草原と海。
鹿島:女性進出が日本では遅いが、一旦始まると早くなる。日本は世界では最も辺境。卑弥呼のいた日本は双系制家族(?)。少し女性に傾いていた。
出口:明治期に国民国家をつくろうとした。天皇制をそのツールとしようとした。その儀式のロジックに朱子学を使った。家父長制を基本としている。
司会:そろそろ時間です。
質問:澁澤栄一の論語解釈の分析をお願いします。
回答:鹿島:暴利を貪らない金儲けは正しい。論語を読み直し、ギブとテークの釣り合いをとれば良いと考えた。サン・シモンの社会民主主義に通じる。
出口:ルターが聖書に立ち戻ったように、澁澤栄一は朱子学ではなく原点である論語の理想そのものに立ち戻った。
このQandAの参考になるのは、鹿島さんの「『渋沢栄一 上 算盤篇』(文藝春秋)の解説」と、澁澤栄一自身の『論語講義』、後者は国会図書館デジタルコレクションですぐ読める。
売れているらしく、「取り寄せ」扱いになったので手にできるまでに少し時間はかかりそう。楽しみに待つ。
レースカーテン越しの写真を撮ることを考える。これもソール・ライターのマネだが。
***
『くよくよしない力』(フジコ・ヘミング)を読んだ。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I029120113-00
69頁。「クロイツァーとの出会いによって、音楽というものに導かれた。」
73頁。「じゃがいものお味噌汁が大好き。」ベジタリアンなのだ。
79頁。読書好き。「本の中にその人自身が投影されて」いる本。
113頁。「芸術は人と違っているほうがいい」と、ヨーロッパで教えられた。
119頁。「一つの場所にいたほうが、自分の目指すところに早くたどり着く。」
135頁。「夢は、ラヴェルの『ピアノ協奏曲』とラフマニノフの『ピアノ協奏曲』をCDにすること。」
155頁。「遅くなっても待っておれ、それは必ず訪れる」
内容は素晴らしいのだが、本の作りがいまいち。彼女はそんなところは気にしていないのだろう。
***
政府の場当たり的な新型コロナウィルス対策で(学校の閉鎖など)、混乱が広がっている。今日、スーパーで買物をしていたら、トイレットペーパーやティッシュが棚から姿を消していた。デマに踊らされる人がいるのは、正確な情報を出していない政府の責任だろう。
***
『論語』対談メモをnote原稿の一部用として下記のように書き直した。不明な部分を調べて補い、文章として読める形に直した。まだ腑に落ちないところがあるので、ビデオを見直してみる。
以下、作業中の文章
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16時開始。
鹿島:出口さんは「通史」にチャレンジされている。日本では珍しい。私はフランスの通史を訳した。出口さんに書評していただいた。(『フランス史』(講談社))
渋沢がいかに論語を読んだか。それをいかに事業展開に生かしたか。きっかけは二つある。
ひとつめ、例えばバルザックの理解には当時の歴史研究が必要だ。歴史家があつかっていないところ。たとえばサン・シモン主義。ユゴーもそうだし、ナポレオン第二帝政もそうだ。(出口さんは大きくうなずいている。)サン・シモン主義はモノ・ヒト・アイディアの3つが循環して利益を生み出すとする。フランス人は競争嫌い。英米露はそうでない。澁澤栄一は欧州に行きサン・シモンを取り入れたかもしれない。その一方で論語のエートス(倫理観)も取り入れた。
ふたつめ、家族人類学のキーポイントは直系(父―子―孫)家族。エマニュエル・トッドによると発達の一定時期に成立する。論語も直系家族を基にしている。他の中国の思想は共同体で平等。共産主義(トッド理論のサワリ)。論語の時代はユダヤ並みに古い。
出口:私は「保険屋」なので素人の観点で申し上げたい。
ナポレオン三世はたしかに面白い。皇帝制とサン・シモン主義が共存していた。フランスには珍しく、英国と仲が良かった。第二帝政は王制とも共和制とも言えない。私はパリが好きだが、「今の良きパリ」はほとんど第二帝政でできた。トッドも好きだ。日本は男女差別が激しい。その原因の一つは長子単独相続制。職業も安定し、社会の流動性はない。中国は流動性高い。中国を考える上で大切なものは(漢)字と紙と始皇帝。紙に書かれた文字で社会を統治している。「一君万民」の社会であり、中間に「やさしい殿様」はいなかった。ギルドにもあったが、市民は互いの人間関係(秘密結社)も使って自分で自分の身を守る。
孔子の時代(知の爆発の時代)にはプラトンもアリストテレスもブッダも現れた。天才の現れる時期だった。なぜか。地球温暖化と鉄器の普及で農業がうまく行きだした。余剰生産物を使って威信財交易もはじまった。社会の余裕で勉強する人も現れた。後に周が滅びてそれらインテリが地方に分散した。中華思想の走りをインテリが地方に伝える。戦国の七雄のなかでインテリたちが議論し、それが諸子百家。
(続く。)
16時36分。
鹿島:私なりに易しく言ってみる。「礼」とは宮廷の儀礼。孔子は礼儀作法を教えていた。ブライダル・マナーやセレモニー・マナーそして宮廷マナーの教師だった。母親はシャーマンだが、母方の祖父に学んだのだろう。学び方はブッキシュ。「詩」(詩経)と「易」(易経)をオタッキーに勉強した。ただし「論語」ではシャーマニズムを嫌っており、その要素の部分は哲学的に変えて理論武装している。
孔子は弟子には「考えろ」、勉強しろと教えている。つまり知識だけじゃ駄目と。いろいろな弟子がいた。顔回は可愛がっていて死の時のなげきは激しい。(『論語』参照)子路は駄目生徒だった。何回教えても身につかない。でも孔子は目をかけた。それらの弟子により孔子のことばの受け取りかたがちがう。
勉強が好きなのは直系家族の特徴。そして直系なので祖父母の教育力が大きい。
出口:年寄りを手厚く扱って老年まで養う。おばあさん仮説が有名だが、群れ社会での生き残り・差別化戦略だ。血統と礼儀。
平清盛と頼朝は福原と鎌倉に引っ込んで、(うるさい旧権力から離れて)政治を行った。義満も。
孔子は「礼」を創った。周の大物の夢を見たとして「礼」を記述。
鹿島:土地私有制のもとに代々続く直系家族が成り立つ。祖先崇拝が出てくる。相続だけでなく、他のことでもフィロソフィー(一般原理)に従った。
出口:戦国の七雄。中国は欧州より広大なので、一般化した原理でないと諸国に通用しない。
鹿島:孔子が引用した文献は今では分からないものが多いが、論語は文献学にもなっている。ニーチェの『道徳の系譜』に通ずる。(聖書には新旧の話が含まれており、それを見分ける。)文献学は見分けのルールを体系化する。「古い方」がいいのかなど。フィロソフィー(哲学)は「考える」ルールである。孔子は文献学好きであり哲学好きである。
出口:孔子はそのルールを知っていた。昔の文章を集めて整理する。他国に通用するものができた。(でも)総理大臣にはなれなかった。仕方ないのでルールを体系化して弟子に教えた。プラトンにも似ている。プラトンもアカデメイアという学校を作った。(続く)
この本の前身、『「全世界史講義」 教養に効く人類5000年史」(新潮社)は近所の図書館にあったので、即日借り出せた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I027011430-00
第2部第2章の「知の爆発」に孔子の事が書かれている。儒教はその後、中国ではメジャーな思想にはなり得なかった。昨日の話通り、重要なのは諸子百家で言えば「法家」。紙と墨で書かれた法律が重要な統治の手段となった。「法家」と「儒家」の関係は為政者の「本音」と「建前」。後に他の宗教たとえばキリスト教が入ってきても、儒教の先祖崇拝は当然のこととして認められた。大した宗教ではないと気に留めてもらえなかったのかも。日本ではどうだったか。
17時。
鹿島:「論語」は現代中国における思想とは真逆です。
出口:孔子の言っていることは立派。立派すぎて毎日言われると嫌になる。皮肉な老荘思想のほうがインテリには好かれる。役人は法家思想でいく。一方、人民は助け合いで対抗する。世界連邦はいまやディストピア。諸子百家はその逆を行ったものだった。
鹿島:1対1では中国人は日本人に勝つ。10対10なら日本人が強い。400メートルリレーのように。
共立で30年、明治で12年教師をやったが、共立ではルールがあまりなく運営がファジー。たとえば教授と事務の間に副手がいてうまく問題を調整する。明治は巨大なので法家思想で統治される。なんでも文書化してある。
フランスでは数え方は60進法。この数え方なら財産も分割しやすい。遊牧民は平等であり、牛や羊は分割して相続しやすい。英国も12進法。始皇帝は遊牧民だったかも。
出口:四大文明は独自に発生したのでなく、メソポタミア文明がエジプトやインダスや中国文明に伝播した。たとえば、商では戦車(チャリオット)を使った。これらを岩波のシリーズに書いた。今5分冊のうち2冊め。草原と海。
鹿島:女性進出が日本では遅いが、一旦始まると早くなる。日本は世界では最も辺境。卑弥呼のいた日本は双系制家族(?)。少し女性に傾いていた。
出口:明治期に国民国家をつくろうとした。天皇制をそのツールとしようとした。その儀式のロジックに朱子学を使った。家父長制を基本としている。
司会:そろそろ時間です。
質問:澁澤栄一の論語解釈の分析をお願いします。
回答:鹿島:暴利を貪らない金儲けは正しい。論語を読み直し、ギブとテークの釣り合いをとれば良いと考えた。サン・シモンの社会民主主義に通じる。
出口:ルターが聖書に立ち戻ったように、澁澤栄一は朱子学ではなく原点である論語の理想そのものに立ち戻った。
このQandAの参考になるのは、鹿島さんの「『渋沢栄一 上 算盤篇』(文藝春秋)の解説」と、澁澤栄一自身の『論語講義』、後者は国会図書館デジタルコレクションですぐ読める。
2020年2月27日木曜日
『パリの手記』(辻邦生)とその関連本は人生の指針だった
『パリの手記1 海そして変容』(辻邦生 1973年 河出書房新社)を読み直す。note記事にするための材料仕入れ。
辻邦生さんのパリ(またはフランス)滞在日記は3種類ある。(他に旅行記もあるが。)
(1)『パリの手記』(全5巻)。1957年からの最初のパリ滞在。
(2)『モンマルトル日記』(集英社)。1968年からの滞在。
(3)『パリの時』(全3巻 中央公論社)。1980年からの滞在。
このうちで、『パリの手記』は若き(1925年生まれだから本人は32歳ではあるが)辻夫妻の、パリでの修行の様子がわかって、もっとも好ましい作品であると思っている。
先にパリに行っていた森有正もたびたび登場して、辻邦生夫妻をなにくれとなく励ます。留学生活上の些事にとらわれず、毎日規則正しく8時間は勉強するようにとも。辻邦生も国立図書館に通い、読み、調べ、懸命に「小説論」(後の『小説への序章』)を書こうとする。筆はなかなか進まない。本来は『小説への序章』をさっさと書き上げ、そこで定まったスタンスのもとに、創作を始めたかったのだろう。しかしスタンスがなかなか決まらない。辻夫人は着々と古いキリスト教美術の研究を続けて学位をとるのに。
このあたりの様子は、漱石が倫敦でひとりでやろうとした作業風景に似ている。『文学論』の自序を見るとそう思える。漱石のほうが孤独で悲壮にやっていたようだが。
北杜夫がマグロ資源調査船の船医となり、訪ねてくるが、彼の励ましもすぐには役立たない。やっと、1960年に『城』を書き上げる。北杜夫を通じて埴谷雄高に読んでもらって、なんとか文壇デビューを果たす。
このような青春の苦闘時代の日記であるので、これを読むことには大きな意味が感じられた。何回も読み直した。そして辻邦生さんの他の小説もほとんど買って読んだ。森有正の本もかなり読んだし、辻邦生が勉強したトーマス・マンの解説本だけでなく、トーマス・マン全集も買って全部読んだ。
辻邦生と森有正とトーマス・マンとは私の青春時代のアイドルで、日本文学や哲学ヨーロッパの文学や政治に関する先生とも言える。『魔の山』のゼテムブリーニが凡庸なるハンス・カストルプの辛抱強い先生であったように。
春になると何かしら新しいことを勉強したくなるが、何をしていいかわからないことがある。そんなときは彼らのものを取り上げて読んで見る。新しい興味の対象が見つかる。それを勉強していて方向が見えなくなる。するとまた彼らの著作に戻る。
そのなかでも取り出すことが多かったのが『パリの時手記』だった。定年後、念願(この「念願」も辻邦生と森有正の影響を受けていた)のパリ旅行を果たした。辻邦生と森有正の住んでいた旧居を探し当てて喜びを感じた。
148頁。1957年11月15日。「森先生とシャトレの中華料理店で話したとき、「日常のわずらわしい事柄の影響から、精神的なものをまもり、少しもそれがゆるがないようにすることに熟達する必要がありますね」と云っていたが、…
165頁。1958年1月19日。「僕は、この町へ来て、いよいよ、第二段階の生活に入った。準備段階、保留の時代は終わった。」
166頁。1958年1月20日。「午後、図書館で「小説の問題」。つかれると眼をあげて窓の外を眺める。」167頁。「こうした(『魔の山』が念頭にある)神業への奉仕が、本質的な、生産的な、いいうべくんば、倫理的な美的生活なのであろう。」
174頁。1958年2月15日。「リュクサンブールのクロッカスを見にいった。」
寒いパリにも春は来たのである。
「序文」「私が「絶えず書く」ということを自分に課したのはいつ頃からであったか、いまは正確に記憶はない。ともあれピアニストが絶えずピアノをひくように、自分は絶えず書かなければならない」
この『パリの手記』は当時、辻邦生さんが毎日書いていたノートから材料をとった、「創作」された日記である。この創作の仕方そのものも私の模倣の対象になっている。
ほぼ人生のすべてをこの本によって律していると言っても、あながち間違いではなさそうだ。
その上で考えると(2)と(3)の日記も参考以上のものとなっている。
***
夕方、買い物に出る時、西空に月と金星が明るく輝いていた。
辻邦生さんのパリ(またはフランス)滞在日記は3種類ある。(他に旅行記もあるが。)
(1)『パリの手記』(全5巻)。1957年からの最初のパリ滞在。
(2)『モンマルトル日記』(集英社)。1968年からの滞在。
(3)『パリの時』(全3巻 中央公論社)。1980年からの滞在。
このうちで、『パリの手記』は若き(1925年生まれだから本人は32歳ではあるが)辻夫妻の、パリでの修行の様子がわかって、もっとも好ましい作品であると思っている。
先にパリに行っていた森有正もたびたび登場して、辻邦生夫妻をなにくれとなく励ます。留学生活上の些事にとらわれず、毎日規則正しく8時間は勉強するようにとも。辻邦生も国立図書館に通い、読み、調べ、懸命に「小説論」(後の『小説への序章』)を書こうとする。筆はなかなか進まない。本来は『小説への序章』をさっさと書き上げ、そこで定まったスタンスのもとに、創作を始めたかったのだろう。しかしスタンスがなかなか決まらない。辻夫人は着々と古いキリスト教美術の研究を続けて学位をとるのに。
このあたりの様子は、漱石が倫敦でひとりでやろうとした作業風景に似ている。『文学論』の自序を見るとそう思える。漱石のほうが孤独で悲壮にやっていたようだが。
北杜夫がマグロ資源調査船の船医となり、訪ねてくるが、彼の励ましもすぐには役立たない。やっと、1960年に『城』を書き上げる。北杜夫を通じて埴谷雄高に読んでもらって、なんとか文壇デビューを果たす。
このような青春の苦闘時代の日記であるので、これを読むことには大きな意味が感じられた。何回も読み直した。そして辻邦生さんの他の小説もほとんど買って読んだ。森有正の本もかなり読んだし、辻邦生が勉強したトーマス・マンの解説本だけでなく、トーマス・マン全集も買って全部読んだ。
辻邦生と森有正とトーマス・マンとは私の青春時代のアイドルで、日本文学や哲学ヨーロッパの文学や政治に関する先生とも言える。『魔の山』のゼテムブリーニが凡庸なるハンス・カストルプの辛抱強い先生であったように。
春になると何かしら新しいことを勉強したくなるが、何をしていいかわからないことがある。そんなときは彼らのものを取り上げて読んで見る。新しい興味の対象が見つかる。それを勉強していて方向が見えなくなる。するとまた彼らの著作に戻る。
そのなかでも取り出すことが多かったのが『パリの
148頁。1957年11月15日。「森先生とシャトレの中華料理店で話したとき、「日常のわずらわしい事柄の影響から、精神的なものをまもり、少しもそれがゆるがないようにすることに熟達する必要がありますね」と云っていたが、…
165頁。1958年1月19日。「僕は、この町へ来て、いよいよ、第二段階の生活に入った。準備段階、保留の時代は終わった。」
166頁。1958年1月20日。「午後、図書館で「小説の問題」。つかれると眼をあげて窓の外を眺める。」167頁。「こうした(『魔の山』が念頭にある)神業への奉仕が、本質的な、生産的な、いいうべくんば、倫理的な美的生活なのであろう。」
174頁。1958年2月15日。「リュクサンブールのクロッカスを見にいった。」
寒いパリにも春は来たのである。
「序文」「私が「絶えず書く」ということを自分に課したのはいつ頃からであったか、いまは正確に記憶はない。ともあれピアニストが絶えずピアノをひくように、自分は絶えず書かなければならない」
この『パリの手記』は当時、辻邦生さんが毎日書いていたノートから材料をとった、「創作」された日記である。この創作の仕方そのものも私の模倣の対象になっている。
ほぼ人生のすべてをこの本によって律していると言っても、あながち間違いではなさそうだ。
その上で考えると(2)と(3)の日記も参考以上のものとなっている。
***
夕方、買い物に出る時、西空に月と金星が明るく輝いていた。
2020年2月26日水曜日
「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」展で素晴らしい作品に魅了された
「日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念
ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」
に行ってきた。国立新美術館(乃木坂駅直結)。
新型コロナウィルスは怖いのだが、美しいものを見たいという気持ちが勝った。電車の空いている時間帯を選び、緩行電車に乗ったので車内はガラ空き。これは良かったが、車内が寒いのには往生した。
***
注目したもの。
27番 《ベニヤミンの袋から発見されたヨセフの杯》(クラース・コルネリスゾーン・ムーヤルト)1627年
聖書の挿話からとられた画題だが、トーマス・マンの『ヨーゼフとその兄弟たち』を思い起こさせる。
33番 《聖小ヤコブ(男性の頭部の習作)》(エル・グレコ)1600年ごろ
小品だがグレコはグレコなのだ(素晴らしい)。
40番 《風景のなかの花束》(マティアス・ウィトースに帰属)
1670年代なのにリバーサル・フィルム写真のような深い色合い。
44番 《架空のゴシック教会の内部》(フランソワ・ド・ノメ)1621年ごろ
64×127センチの絵だが、8K画像の数十倍かと思わせる驚異的精細さ。この画なら何年見ていても飽きないだろう。参考↓
https://twitter.com/artnikkei/status/1224978556121276418
70番 《伝書鳩》(バラバーシュ・ミクローシュ)1843年
人物の来ているドレスの描写の精細さ。どうすればこんなに描きこめるのか?別の画家だが71番《レバノンの太守》(ボルショシュ・ヨージェフ)の人物の衣服の描写もすごい。
76番 《白いショールをまとった若い女性》(ギュスターヴ・ドレ)1870年ごろ
逆光表現がいい。これも写真作家に影響をあたえただろう。
89頁 《ガーンジー島での習作1》(ルノワール)1883年 ルノワールもガーンジー島に行ったことがあるのか!
97番 《岩山のある水辺の風景》(メドニャーンスキ・ラースロー)1900年ごろ
厚塗りの水の描写が秀逸。遠くから見ると美しい。
105番 《オンディーヌ》(ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル)1881年
美しい。文句なし、大好きだ。
会場は空いていた。ゆっくり見ることが出来た。コロナ騒ぎに影響されないといいが…
帰りは六本木に出て遅い昼食。天麩羅と蕎麦。この店も空いていたので選んだ。
***
寒い中帰宅。しばらく閉じこもって体調管理する。
ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」
に行ってきた。国立新美術館(乃木坂駅直結)。
新型コロナウィルスは怖いのだが、美しいものを見たいという気持ちが勝った。電車の空いている時間帯を選び、緩行電車に乗ったので車内はガラ空き。これは良かったが、車内が寒いのには往生した。
***
注目したもの。
27番 《ベニヤミンの袋から発見されたヨセフの杯》(クラース・コルネリスゾーン・ムーヤルト)1627年
聖書の挿話からとられた画題だが、トーマス・マンの『ヨーゼフとその兄弟たち』を思い起こさせる。
33番 《聖小ヤコブ(男性の頭部の習作)》(エル・グレコ)1600年ごろ
小品だがグレコはグレコなのだ(素晴らしい)。
40番 《風景のなかの花束》(マティアス・ウィトースに帰属)
1670年代なのにリバーサル・フィルム写真のような深い色合い。
44番 《架空のゴシック教会の内部》(フランソワ・ド・ノメ)1621年ごろ
64×127センチの絵だが、8K画像の数十倍かと思わせる驚異的精細さ。この画なら何年見ていても飽きないだろう。参考↓
https://twitter.com/artnikkei/status/1224978556121276418
70番 《伝書鳩》(バラバーシュ・ミクローシュ)1843年
人物の来ているドレスの描写の精細さ。どうすればこんなに描きこめるのか?別の画家だが71番《レバノンの太守》(ボルショシュ・ヨージェフ)の人物の衣服の描写もすごい。
76番 《白いショールをまとった若い女性》(ギュスターヴ・ドレ)1870年ごろ
逆光表現がいい。これも写真作家に影響をあたえただろう。
89頁 《ガーンジー島での習作1》(ルノワール)1883年 ルノワールもガーンジー島に行ったことがあるのか!
97番 《岩山のある水辺の風景》(メドニャーンスキ・ラースロー)1900年ごろ
厚塗りの水の描写が秀逸。遠くから見ると美しい。
105番 《オンディーヌ》(ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル)1881年
美しい。文句なし、大好きだ。
会場は空いていた。ゆっくり見ることが出来た。コロナ騒ぎに影響されないといいが…
帰りは六本木に出て遅い昼食。天麩羅と蕎麦。この店も空いていたので選んだ。
***
寒い中帰宅。しばらく閉じこもって体調管理する。
2020年2月25日火曜日
『龍彥親王航海記 : 澁澤龍彥伝』読み終えた
『龍彥親王航海記 : 澁澤龍彥伝』やっと読み終えた。
276頁。神彰(雑誌『血と薔薇』のスポンサー、龍彥親王は編集長役だった)は、龍彥親王には「現代の政治」がないと批判。
277頁。植草甚一も『血と薔薇』に書いたらしい。
(調べよう。まずここから
http://www.mosakusha.com/web-geppou/2010/09/post-7.html
)
293頁。『滞欧日記』。三島の死の直前。
297頁。龍子と結婚。1969年。
299頁。三島はアンチ・イデオローグであると。
324頁。同窓会写真。周りはおっさん。本人だけ若い。
330頁。吉田健一の愛読者には龍彥親王の愛読者が多い。
370頁。蔵書がすごい。<群書類聚>などの叢書類。森鴎外他の全集。『書物の宇宙誌』を参照したい。
390頁。「幻想の中に生きている」と。(龍子評)
444頁。『私のプリニウス』。後にヤマザキマリが高評価。
479頁。『高丘親王航海記』を書き終えた。頸動脈に癌が再発。
***
『「全世界史」講義』を拾い読みする。
文字の起源。メソポタミア文明、チャリオット(二輪馬車の機動力)。
***
午前中、税務署へ。思ったより混んでいた。皆がマスク姿。
***
3月10日締切の原稿のネタ探し。
小説への序章 (中公文庫) 辻 邦生 https://www.amazon.co.jp/dp/4122006155/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_n2dvEbC9WKXN5
辻邦生作品全六巻〈6〉 (1973年)小説への序章 わが文学風土から パリ日記 年譜 辻 邦生 https://www.amazon.co.jp/dp/B000J98H9I/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_d5dvEbD23NPWV
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001254151-00
関連web
http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-683.html
パリの手記〈1〉海そして変容 (1973年) 辻 邦生 https://www.amazon.co.jp/dp/B000J98HFM/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_A7dvEb4ND12GW
276頁。神彰(雑誌『血と薔薇』のスポンサー、龍彥親王は編集長役だった)は、龍彥親王には「現代の政治」がないと批判。
277頁。植草甚一も『血と薔薇』に書いたらしい。
(調べよう。まずここから
http://www.mosakusha.com/web-geppou/2010/09/post-7.html
)
293頁。『滞欧日記』。三島の死の直前。
297頁。龍子と結婚。1969年。
299頁。三島はアンチ・イデオローグであると。
324頁。同窓会写真。周りはおっさん。本人だけ若い。
330頁。吉田健一の愛読者には龍彥親王の愛読者が多い。
370頁。蔵書がすごい。<群書類聚>などの叢書類。森鴎外他の全集。『書物の宇宙誌』を参照したい。
390頁。「幻想の中に生きている」と。(龍子評)
444頁。『私のプリニウス』。後にヤマザキマリが高評価。
479頁。『高丘親王航海記』を書き終えた。頸動脈に癌が再発。
***
『「全世界史」講義』を拾い読みする。
文字の起源。メソポタミア文明、チャリオット(二輪馬車の機動力)。
***
午前中、税務署へ。思ったより混んでいた。皆がマスク姿。
***
3月10日締切の原稿のネタ探し。
小説への序章 (中公文庫) 辻 邦生 https://www.amazon.co.jp/dp/4122006155/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_n2dvEbC9WKXN5
辻邦生作品全六巻〈6〉 (1973年)小説への序章 わが文学風土から パリ日記 年譜 辻 邦生 https://www.amazon.co.jp/dp/B000J98H9I/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_d5dvEbD23NPWV
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000001254151-00
関連web
http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-683.html
パリの手記〈1〉海そして変容 (1973年) 辻 邦生 https://www.amazon.co.jp/dp/B000J98HFM/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_A7dvEb4ND12GW
2020年2月24日月曜日
『論語』対談の私的メモ(最後)
出口さんと鹿島さんの『論語』対談メモ。昨日の続き、対談終了まで。
17時。
鹿島:「論語」は現代中国とは真逆です。
出口:孔子の言っていることは立派。立派すぎて毎日言われると嫌になる。老荘思想のほうがインテリには好かれる。役人は法家思想。人民は助け合い。世界連邦はいまやディストピア。諸子百家はその逆を行く。
鹿島:1対1では中国人は日本人に勝つ。10対10なら日本人が強い。400メートルリレーのように。共立で30年、明治で12年教師をやったが、共立ではルールがあまりなく運営がファジー。たとえば教授と事務の間に副手がいて調整する。明治は巨大なので法家思想で統治される。なんでも文書化してある。フランスでは数え方は60進法。分割しやすい。遊牧民は平等で牛や羊は分割して相続しやすい。英国は12進法。始皇帝は遊牧民だったかも。
出口:四大文明は独自に発生したのでなく、メソポタミア文明がエジプトやインダスや中国文明に伝播した。たとえば、商では戦車(チャリオット)を使った。これらを岩波のシリーズに書いた。今5分冊のうち2冊め。草原と海。
鹿島:女性進出が日本では遅いが、一旦始まると早くなる。日本は世界では最も辺境。卑弥呼のいた日本は双系制家族(?)。少し女性に傾いていた。
出口:明治期に国民国家をつくろうとした。天皇制をそのツールとしようとした。儀式のロジックに朱子学を使った。家父長制。
司会:そろそろ時間です。
質問:澁澤栄一の論語の分析をお願いします。
回答:鹿島:自分のためだけでない金儲けは正しい。論語を読み直し、ギブとテークの釣り合いをとる。サン・シモンの社会民主主義。直系家族。
ルター。
***
最後の方はうまくメモがとれていない。体力の限界? メモ用紙が小さく字も小さくて読めないことがあるので、今後の改善が必要だ。コロナウィルスが怖いので終了直後に会場を出て帰宅。
上記メモをnote記事に書き直すには、かなり勉強が必要そうだ。トッドの勉強どうしよう。
***
確定申告書類を印刷し添付資料も揃えたので、税務署に行く準備が整った。ところで、今回から源泉徴収票は提出しなくて良いらしい。
17時。
鹿島:「論語」は現代中国とは真逆です。
出口:孔子の言っていることは立派。立派すぎて毎日言われると嫌になる。老荘思想のほうがインテリには好かれる。役人は法家思想。人民は助け合い。世界連邦はいまやディストピア。諸子百家はその逆を行く。
鹿島:1対1では中国人は日本人に勝つ。10対10なら日本人が強い。400メートルリレーのように。共立で30年、明治で12年教師をやったが、共立ではルールがあまりなく運営がファジー。たとえば教授と事務の間に副手がいて調整する。明治は巨大なので法家思想で統治される。なんでも文書化してある。フランスでは数え方は60進法。分割しやすい。遊牧民は平等で牛や羊は分割して相続しやすい。英国は12進法。始皇帝は遊牧民だったかも。
出口:四大文明は独自に発生したのでなく、メソポタミア文明がエジプトやインダスや中国文明に伝播した。たとえば、商では戦車(チャリオット)を使った。これらを岩波のシリーズに書いた。今5分冊のうち2冊め。草原と海。
鹿島:女性進出が日本では遅いが、一旦始まると早くなる。日本は世界では最も辺境。卑弥呼のいた日本は双系制家族(?)。少し女性に傾いていた。
出口:明治期に国民国家をつくろうとした。天皇制をそのツールとしようとした。儀式のロジックに朱子学を使った。家父長制。
司会:そろそろ時間です。
質問:澁澤栄一の論語の分析をお願いします。
回答:鹿島:自分のためだけでない金儲けは正しい。論語を読み直し、ギブとテークの釣り合いをとる。サン・シモンの社会民主主義。直系家族。
ルター。
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最後の方はうまくメモがとれていない。体力の限界? メモ用紙が小さく字も小さくて読めないことがあるので、今後の改善が必要だ。コロナウィルスが怖いので終了直後に会場を出て帰宅。
上記メモをnote記事に書き直すには、かなり勉強が必要そうだ。トッドの勉強どうしよう。
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確定申告書類を印刷し添付資料も揃えたので、税務署に行く準備が整った。ところで、今回から源泉徴収票は提出しなくて良いらしい。
2020年2月23日日曜日
『論語』対談私的メモ(その2)…(孔子の頭の中の「体系」を知りたくなった。)
出口さんと鹿島さんの『論語』対談。昨日の手書きメモをそのままタイプした。昨日の続き。
16時36分。
鹿島:私なりに易しく言ってみる。「礼」とは宮廷の儀礼。孔子は礼儀作法を教えていた。ブライダル・マナーやセレモニー・マナーそして宮廷マナーの教師。母親はシャーマンで、母方の祖父に学んだのだろう。学び方はブッキシュ。「詩」(詩経)と「易」(易経)をオタッキーに勉強した。ただし「論語」ではシャーマニズムは嫌っており、その要素の部分は哲学的に理論武装している。
弟子には「考えろ」と教えている。つまり知識だけじゃ駄目と。いろいろな弟子がいた。顔回は可愛がっていて死の時のなげきは激しい。(『論語』参照)子路は駄目生徒だった。何回教えても身につかない。それらの弟子により受け取りがちがう。
勉強が好きなのは直系家族の特徴。そして直系なので祖父母の教育力が大きい。
出口:年寄りを手厚く扱って老年まで養う。群れ社会での生き残り・差別化戦略だ。血統と礼儀。平清盛と頼朝は福原と鎌倉に引っ込んで、(うるさい旧権力から離れて)政治を行った。義満も。
孔子は「礼」を創った。周の大物の夢を見たとして「礼」を記述。
鹿島:土地私有↔直系家族。代々続く。祖先崇拝。相続だけでなく、フィロソフィー(一般原理)に従った。
出口:戦国の七雄。中国は欧州より広大。一般化した原理は諸国に通用する。
鹿島:「勉強」する。孔子が引用したものは今では分からないものが多いが、文献学になっている。ニーチェの「道徳の系譜」に通ずる。聖書には新旧の話が含まれており、それを見分ける。見分けのルールを体系化する。「古い方」がいいのか?フィロソフィー。哲学は「考える」ルールである。文献学好き。哲学好き。
出口:孔子はルールを知っている。昔の文章を集めて整理する。他国に通用するものができた。(でも)総理大臣にはなれなかった。仕方ないのでルールを体系化して弟子に教える。(# 論語はあまり体系化されてないが、孔子の喋ったことまたは頭の中は体系化されていたのか。それを知りたい…これ質問すればよかった。)
プラトンにも似ている。プラトンもアカデメイアという学校を作った。(続く)
***
ここまでで定刻17時。まだまとめの話が残っている。
出口さんの本、『人類500年史』も呼んでみたい。まだ完結してない。
***
この本の前身、『「全世界史講義」 教養に効く人類5000年史」(新潮社)は近所の図書館にあったので、即日借り出せた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I027011430-00
第2部第2章の「知の爆発」に孔子の事が書かれている。儒教はその後、中国ではメジャーな思想にはなり得なかった。昨日の話通り、重要なのは諸子百家で言えば「法家」。紙と墨で書かれた法律が重要な統治の手段となった。「法家」と「儒家」の関係は為政者の「本音」と「建前」。後に他の宗教たとえばキリスト教が入ってきても、儒教の先祖崇拝は当然のこととして認められた。大した宗教ではないと気に留めてもらえなかったのかも。日本ではどうだったか。
16時36分。
鹿島:私なりに易しく言ってみる。「礼」とは宮廷の儀礼。孔子は礼儀作法を教えていた。ブライダル・マナーやセレモニー・マナーそして宮廷マナーの教師。母親はシャーマンで、母方の祖父に学んだのだろう。学び方はブッキシュ。「詩」(詩経)と「易」(易経)をオタッキーに勉強した。ただし「論語」ではシャーマニズムは嫌っており、その要素の部分は哲学的に理論武装している。
弟子には「考えろ」と教えている。つまり知識だけじゃ駄目と。いろいろな弟子がいた。顔回は可愛がっていて死の時のなげきは激しい。(『論語』参照)子路は駄目生徒だった。何回教えても身につかない。それらの弟子により受け取りがちがう。
勉強が好きなのは直系家族の特徴。そして直系なので祖父母の教育力が大きい。
出口:年寄りを手厚く扱って老年まで養う。群れ社会での生き残り・差別化戦略だ。血統と礼儀。平清盛と頼朝は福原と鎌倉に引っ込んで、(うるさい旧権力から離れて)政治を行った。義満も。
孔子は「礼」を創った。周の大物の夢を見たとして「礼」を記述。
鹿島:土地私有↔直系家族。代々続く。祖先崇拝。相続だけでなく、フィロソフィー(一般原理)に従った。
出口:戦国の七雄。中国は欧州より広大。一般化した原理は諸国に通用する。
鹿島:「勉強」する。孔子が引用したものは今では分からないものが多いが、文献学になっている。ニーチェの「道徳の系譜」に通ずる。聖書には新旧の話が含まれており、それを見分ける。見分けのルールを体系化する。「古い方」がいいのか?フィロソフィー。哲学は「考える」ルールである。文献学好き。哲学好き。
出口:孔子はルールを知っている。昔の文章を集めて整理する。他国に通用するものができた。(でも)総理大臣にはなれなかった。仕方ないのでルールを体系化して弟子に教える。(# 論語はあまり体系化されてないが、孔子の喋ったことまたは頭の中は体系化されていたのか。それを知りたい…これ質問すればよかった。)
プラトンにも似ている。プラトンもアカデメイアという学校を作った。(続く)
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ここまでで定刻17時。まだまとめの話が残っている。
出口さんの本、『人類500年史』も呼んでみたい。まだ完結してない。
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この本の前身、『「全世界史講義」 教養に効く人類5000年史」(新潮社)は近所の図書館にあったので、即日借り出せた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I027011430-00
第2部第2章の「知の爆発」に孔子の事が書かれている。儒教はその後、中国ではメジャーな思想にはなり得なかった。昨日の話通り、重要なのは諸子百家で言えば「法家」。紙と墨で書かれた法律が重要な統治の手段となった。「法家」と「儒家」の関係は為政者の「本音」と「建前」。後に他の宗教たとえばキリスト教が入ってきても、儒教の先祖崇拝は当然のこととして認められた。大した宗教ではないと気に留めてもらえなかったのかも。日本ではどうだったか。
2020年2月22日土曜日
『論語』対談のメモ最初の三分の一
出口さんと鹿島さんの『論語』対談。今日のメモをそのまま。まず最初の三分の一。
メモ内容は完全に私個人用。それにまだ良く理解してないので間違って書いているところがあるかもしれない。引用はしないでください。(そんな人いないか(*^^*) )
16時開始。
鹿島:出口さんは「通史」にチャレンジされている。日本では珍しい。私はフランスの通史は訳した。出口さんに書評していただいた。渋沢の「論語」読んだ。いかに事業展開したか。なぜ『論語』か、きっかけは二つ。
(1)例えばバルザックの理解には当時の歴史研究が必要だった。歴史家があつかっていないところ。サン・シモン主義が大切。ユゴーもそう。ナポレオン第二帝政も。(出口さん大きくうなずいている。)サン・シモン主義はモノ・ヒト・アイディアの3つが循環して利益を生み出す。フランス人は競争嫌い。英米露はそうでない。渋沢栄一が欧州に行きサン・シモンを取り入れたかもしれない。その一方論語のエートス(倫理観)も取り入れた。
(2)家族人類学のキーポイントは直系(父―子―孫)家族。エマニュエル・トッドによると発達の一定時期に成立する。論語も直系家族を基にしている。他の中国の思想は共同体で平等。共産主義(トッド理論のサワリ)。論語の時代はユダヤ並みに古い。
出口:私は「保険屋」。ナポレオン三世はたしかに面白い。皇帝制とサン・シモン主義が共存していた。フランスには珍しく、英国と仲が良かった。第二帝政は王制とも共和制とも言えない。私はパリが好きだが、「今の良きパリ」はほとんど第二帝政でできた。トッドも好きだ。日本は男女差別が激しい。その原因の一つは長子単独相続制。職業も安定し、社会の流動性はない。中国は流動性高い。中国―(漢)字と紙と始皇帝。紙に書かれた文字で社会を統治している。「一君万民」の中間にやさしい殿様はいなかった。ギルドも弱い。市民は互いの人間関係(秘密結社)を使って自分で身を守る。
孔子の時代にはプラトンもアリストテレスもブッダも現れた。天才の現れる時期。なぜか。地球温暖化と鉄器の普及で農業がうまく行きだした。余剰生産物を使って威信財交易もはじまった。社会の余裕で勉強する人が現れた。後に周が滅びてインテリが地方に分散した。中華思想の走りをインテリが地方に伝える。戦国の七雄のなかでインテリたちが議論し、それが諸子百家。
(続く。)
***
この月間ALL REVIEWS対談は神保町の東京堂書店六階ホールで行われた。コロナウィルスが心配なので緩行電車でのんびりでかけた。現地では手指の消毒用エタノールも準備され、換気にも注意していたので一安心。講師との握手やサインも自粛することに。
メモ内容は完全に私個人用。それにまだ良く理解してないので間違って書いているところがあるかもしれない。引用はしないでください。(そんな人いないか(*^^*) )
16時開始。
鹿島:出口さんは「通史」にチャレンジされている。日本では珍しい。私はフランスの通史は訳した。出口さんに書評していただいた。渋沢の「論語」読んだ。いかに事業展開したか。なぜ『論語』か、きっかけは二つ。
(1)例えばバルザックの理解には当時の歴史研究が必要だった。歴史家があつかっていないところ。サン・シモン主義が大切。ユゴーもそう。ナポレオン第二帝政も。(出口さん大きくうなずいている。)サン・シモン主義はモノ・ヒト・アイディアの3つが循環して利益を生み出す。フランス人は競争嫌い。英米露はそうでない。渋沢栄一が欧州に行きサン・シモンを取り入れたかもしれない。その一方論語のエートス(倫理観)も取り入れた。
(2)家族人類学のキーポイントは直系(父―子―孫)家族。エマニュエル・トッドによると発達の一定時期に成立する。論語も直系家族を基にしている。他の中国の思想は共同体で平等。共産主義(トッド理論のサワリ)。論語の時代はユダヤ並みに古い。
出口:私は「保険屋」。ナポレオン三世はたしかに面白い。皇帝制とサン・シモン主義が共存していた。フランスには珍しく、英国と仲が良かった。第二帝政は王制とも共和制とも言えない。私はパリが好きだが、「今の良きパリ」はほとんど第二帝政でできた。トッドも好きだ。日本は男女差別が激しい。その原因の一つは長子単独相続制。職業も安定し、社会の流動性はない。中国は流動性高い。中国―(漢)字と紙と始皇帝。紙に書かれた文字で社会を統治している。「一君万民」の中間にやさしい殿様はいなかった。ギルドも弱い。市民は互いの人間関係(秘密結社)を使って自分で身を守る。
孔子の時代にはプラトンもアリストテレスもブッダも現れた。天才の現れる時期。なぜか。地球温暖化と鉄器の普及で農業がうまく行きだした。余剰生産物を使って威信財交易もはじまった。社会の余裕で勉強する人が現れた。後に周が滅びてインテリが地方に分散した。中華思想の走りをインテリが地方に伝える。戦国の七雄のなかでインテリたちが議論し、それが諸子百家。
(続く。)
***
この月間ALL REVIEWS対談は神保町の東京堂書店六階ホールで行われた。コロナウィルスが心配なので緩行電車でのんびりでかけた。現地では手指の消毒用エタノールも準備され、換気にも注意していたので一安心。講師との握手やサインも自粛することに。
2020年2月21日金曜日
確定申告書も完成
『超拡大で虫と植物と鉱物を撮る 超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック 自然写真の教科書』を読む(あるいは見る)と、実に面白くてわくわくする。身近で普段は何の気無しに見ているものの細部に、広大な世界が広がっている。
この本では、高価な機材を使った例が多いのだが、手持ちの機材でも似たような写真は撮れそうだ。機材に頼るのでなく、自分の周囲の世界の細部を探検したいと思う心と努力が大切そうだ。
ともかくいい本だ。
***
昨日の青色申告書に続き、今日の午前中一時間くらいかけて、確定申告書を作り上げる。インターネット上のツールのおかげだが、慣れも手伝って、随分楽に早く出来た。下準備として、年間を通じて必要書類を一箇所にまとめておいたが、これも時間短縮に役立った。
***
明日の月間ALL REVIEWSに備えて、『論語』を読み続ける。この古い箴言集がなぜ日本で今も読まれて、いや内容が良きにつけ悪しきにつけ影響を与え続けているのか。それを解明しないといけない。
***
休憩代わりにNetflixのドラマ『グッド・ワイフ』を数話観る。弁護士も判事も検事も利害だけで動いているような気がしてくる。人気のあるドラマだが、その人気の原因がそこだと、ややがっかりする。たかがドラマだと割り切ることにしよう。
この本では、高価な機材を使った例が多いのだが、手持ちの機材でも似たような写真は撮れそうだ。機材に頼るのでなく、自分の周囲の世界の細部を探検したいと思う心と努力が大切そうだ。
ともかくいい本だ。
***
昨日の青色申告書に続き、今日の午前中一時間くらいかけて、確定申告書を作り上げる。インターネット上のツールのおかげだが、慣れも手伝って、随分楽に早く出来た。下準備として、年間を通じて必要書類を一箇所にまとめておいたが、これも時間短縮に役立った。
***
明日の月間ALL REVIEWSに備えて、『論語』を読み続ける。この古い箴言集がなぜ日本で今も読まれて、いや内容が良きにつけ悪しきにつけ影響を与え続けているのか。それを解明しないといけない。
***
休憩代わりにNetflixのドラマ『グッド・ワイフ』を数話観る。弁護士も判事も検事も利害だけで動いているような気がしてくる。人気のあるドラマだが、その人気の原因がそこだと、ややがっかりする。たかがドラマだと割り切ることにしよう。
2020年2月20日木曜日
青色申告作業中
『龍彥親王航海記 : 澁澤龍彥伝』なんとか後半へ。私の後の予約者が多いので、延長はできない。あと一週間以内に読み終えなくてはならない。多分大丈夫。
263頁。龍彥親王に愛想をつかした妻が出ていく。全面的に面倒を見てもらっていたので、困った。甘やかされて育ったお坊ちゃんにも困ったものだ。著者が「親王」と呼んでいるのはこの意味だったのだろう。
***
青色申告書を作った。そもそも「売上」が少なかったし、そのせいで経費計上も網羅的にやる必要がない、だから簡単に済んだ。明日には確定申告書を作って、来週そうそうに提出しに税務署に行きたい。今年も窓口に提出に行く。コロナウィルスがこわいので空いているときを見計らっていこう。
***
夕方、図書館に行き、3冊借りてきた。
『短編画廊 絵から生まれた17の物語』(ハーパーコリンズ・ジャパン)。これは以前月間ALL REVIEWSで紹介されたもの。やっと借りる事ができた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I029708259-00
『黄金列車』(角川書店)。これも最近の月間ALL REVIEWSにて。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I030023934-00
『超拡大で虫と植物と鉱物を撮る 超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック 自然写真の教科書』
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I028115067-00
***
『論語』を少し読む。
263頁。龍彥親王に愛想をつかした妻が出ていく。全面的に面倒を見てもらっていたので、困った。甘やかされて育ったお坊ちゃんにも困ったものだ。著者が「親王」と呼んでいるのはこの意味だったのだろう。
***
青色申告書を作った。そもそも「売上」が少なかったし、そのせいで経費計上も網羅的にやる必要がない、だから簡単に済んだ。明日には確定申告書を作って、来週そうそうに提出しに税務署に行きたい。今年も窓口に提出に行く。コロナウィルスがこわいので空いているときを見計らっていこう。
***
夕方、図書館に行き、3冊借りてきた。
『短編画廊 絵から生まれた17の物語』(ハーパーコリンズ・ジャパン)。これは以前月間ALL REVIEWSで紹介されたもの。やっと借りる事ができた。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I029708259-00
『黄金列車』(角川書店)。これも最近の月間ALL REVIEWSにて。
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I030023934-00
『超拡大で虫と植物と鉱物を撮る 超拡大撮影の魅力と深度合成のテクニック 自然写真の教科書』
書誌:
https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I028115067-00
***
『論語』を少し読む。
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