ひさびさのヒット朝ドラを見ていると本筋以外にも興味深いシーンが多い。
(1)スクラップブックが大量にある。
ごく一部は奥様も(TV局のテーマで)お手伝いされたようだが、ほとんどゲゲゲ先生が自力で新聞や書籍、週刊誌などからイメージが主となる材料を集めて主題別に作成されているようだ。テーマは「墓場」とか「妖怪」とか...漫画を描くときに背景のイメージなどに参考として使用するらしい。
これはわれわれもメモを作ったり、最近だとブログに書きまくったりする文章の「覚え」にあたるものだろう。イメージの形で保存されているので情報量は多そう。
本棚の大部分はこの資料が占めている。もとろんご自分の出版本や市販本などもあるが。
創作の原点にはこのような努力があり、どの世界にも欠かせない。食事中に読んでいる新聞も資料の一部となる。
(2)机の周りやトイレの中まで貼紙がいっぱい。
仕事の思い付きであったり、処世訓であったり、いたるところに貼紙がされてある。
われわれだとよくポストイットでやっているあれである。
仕事に必要な外部記憶は基本的には上記のスクラップだろうが、「中期記憶」としては貼紙方式がよかろう。今日はトイレ中に窓からのぞく猫にも、「こう貼紙にかいているではないか」と諭されていた。
貼紙にせよ猫にせよ、ものを考えぬいていれば意外なところから、思わぬヒントが生まれてくる。
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