久しぶりに研修を実施しました。「要件定義」を題材とし、ペルソナ法をテーマとした研修です。過去何回か同一の研修にサブ講師として立会い、今回は初めて独力で実施しました。
準備は当然しっかり行い、当日は準備したことを話し、演習も筋書きに従い行ってもらいました。なんとか無事に終了し受講者のかたがたの感想もみな好意的だったので、正直言ってほっとしました。翌日はどっと疲れが出て何も手につきませんでした。
研修実施中に気づいたのですが、だんだん「乗って」くると、準備した以上の「良い?」話をしていることがあります。われながらうまいストーリー展開でしかも説得力のあることをしゃべっている。こんなに俺は上手なインストラクターだったかな?と驚く瞬間があるのですね。場の雰囲気と教材と準備作業のおかげといえますが、なによりも受講者のこのようなことを聞きたいという意欲が伝わってそれに答えようとして、うまくいったときにこのようなハイな状況になることがあるのです。夏ばて気味で、体力的には少し不安がありましたが、それもこのような状況になると克服できると再認識しました。
このようなトランス状況になるためのノウハウをまとめてみたいとも思います。たとえば小説家が書いているうちに、自然と登場人物が動いてくるときがあるとおっしゃることがありますが、それに似ていますね、「登場人物つまりペルソナ」がうまく動いてくれることで要件定義の材料となる「シナリオ」がリアルに出来上がるという意味でこの研修のテーマにもつながります。「書くこと」で自分の脳が普段以上の発想をしてくれる...そういえばマインド・マップもこの研修で使ってみましたが、目指すところに通じるところがあります。
また、このような形で研修を実施したいのですが、なにせ不況で、なかなか機会に恵まれないのがぜいたくな悩みです。
2010年9月8日水曜日
2010年8月9日月曜日
ゲゲゲの資料集めと貼紙
ひさびさのヒット朝ドラを見ていると本筋以外にも興味深いシーンが多い。
(1)スクラップブックが大量にある。
ごく一部は奥様も(TV局のテーマで)お手伝いされたようだが、ほとんどゲゲゲ先生が自力で新聞や書籍、週刊誌などからイメージが主となる材料を集めて主題別に作成されているようだ。テーマは「墓場」とか「妖怪」とか...漫画を描くときに背景のイメージなどに参考として使用するらしい。
これはわれわれもメモを作ったり、最近だとブログに書きまくったりする文章の「覚え」にあたるものだろう。イメージの形で保存されているので情報量は多そう。
本棚の大部分はこの資料が占めている。もとろんご自分の出版本や市販本などもあるが。
創作の原点にはこのような努力があり、どの世界にも欠かせない。食事中に読んでいる新聞も資料の一部となる。
(2)机の周りやトイレの中まで貼紙がいっぱい。
仕事の思い付きであったり、処世訓であったり、いたるところに貼紙がされてある。
われわれだとよくポストイットでやっているあれである。
仕事に必要な外部記憶は基本的には上記のスクラップだろうが、「中期記憶」としては貼紙方式がよかろう。今日はトイレ中に窓からのぞく猫にも、「こう貼紙にかいているではないか」と諭されていた。
貼紙にせよ猫にせよ、ものを考えぬいていれば意外なところから、思わぬヒントが生まれてくる。
(1)スクラップブックが大量にある。
ごく一部は奥様も(TV局のテーマで)お手伝いされたようだが、ほとんどゲゲゲ先生が自力で新聞や書籍、週刊誌などからイメージが主となる材料を集めて主題別に作成されているようだ。テーマは「墓場」とか「妖怪」とか...漫画を描くときに背景のイメージなどに参考として使用するらしい。
これはわれわれもメモを作ったり、最近だとブログに書きまくったりする文章の「覚え」にあたるものだろう。イメージの形で保存されているので情報量は多そう。
本棚の大部分はこの資料が占めている。もとろんご自分の出版本や市販本などもあるが。
創作の原点にはこのような努力があり、どの世界にも欠かせない。食事中に読んでいる新聞も資料の一部となる。
(2)机の周りやトイレの中まで貼紙がいっぱい。
仕事の思い付きであったり、処世訓であったり、いたるところに貼紙がされてある。
われわれだとよくポストイットでやっているあれである。
仕事に必要な外部記憶は基本的には上記のスクラップだろうが、「中期記憶」としては貼紙方式がよかろう。今日はトイレ中に窓からのぞく猫にも、「こう貼紙にかいているではないか」と諭されていた。
貼紙にせよ猫にせよ、ものを考えぬいていれば意外なところから、思わぬヒントが生まれてくる。
2010年4月28日水曜日
要求の理解にも外国語の習得と同様な努力を
外国語の習得において、中級クラスでの困難はどうも、ヒアリングのようです。相手が何を言っているか解らない。言葉面はわかるが、何を言いたいのかがつかめない。一応返答はするものの、本当の理解に基づいた会話になっていないのでお互いに気持ちが悪い。時間もないのでうやむやのまま会話が終了する。もちろんこれではビジネスに使用するなど望むべくもないということになりましょう。
ここで一手間かける必要が有ったわけです。つまり、相手の言うことを注意深く聞くとともに、勇気を奮い起こして不明点をこちらの言葉で伝え、お互いに疑問点の解消をはかるように議論を行う。いくつか生まれてきた相互理解をベースとして論理的により深く広い理解に進んでいく。この際助けになるのは、相手の立場の理解、大げさに言うと相手のよってたっている文化をどれだけ理解しているかです。
要件定義の際に接する顧客は外国人だと思ってください。顧客の言っていることには彼のよってたっているビジネスの世界があります。これを理解することにつとめましょう。その世界の語彙を習得するのが第一段階、ビジネスの仕組みの概要も理解しておき顧客と話します。誤解は当然発生しますので、それをお互いに解消するように議論をリードします。
一方顧客からみても事情は同じで、われわれは奇妙なシステム用語を話す外国人(宇宙人?)です。顧客にわれわれの立場をうまく説明しましょう。
こうしたコミュニケーションには特有の「感」というか「運動神経」が必要なのかも知れません。ここは「文科系」の方の腕の見せ所なのでしょう。
ここで一手間かける必要が有ったわけです。つまり、相手の言うことを注意深く聞くとともに、勇気を奮い起こして不明点をこちらの言葉で伝え、お互いに疑問点の解消をはかるように議論を行う。いくつか生まれてきた相互理解をベースとして論理的により深く広い理解に進んでいく。この際助けになるのは、相手の立場の理解、大げさに言うと相手のよってたっている文化をどれだけ理解しているかです。
要件定義の際に接する顧客は外国人だと思ってください。顧客の言っていることには彼のよってたっているビジネスの世界があります。これを理解することにつとめましょう。その世界の語彙を習得するのが第一段階、ビジネスの仕組みの概要も理解しておき顧客と話します。誤解は当然発生しますので、それをお互いに解消するように議論をリードします。
一方顧客からみても事情は同じで、われわれは奇妙なシステム用語を話す外国人(宇宙人?)です。顧客にわれわれの立場をうまく説明しましょう。
こうしたコミュニケーションには特有の「感」というか「運動神経」が必要なのかも知れません。ここは「文科系」の方の腕の見せ所なのでしょう。
2010年4月26日月曜日
「事実」の吟味とモデル化
たとえば天文学の場合、遠い天体の観測から得られる情報の量は、理論構築に必要な情報量にくらべ非常に少ないし、観測に伴なう誤差がおおきい事が認識されています。そこで、得られた情報の精度やその解釈方法を徹底的に議論します。
システム開発で顧客の持っている情報をわれわれも「観測」して、それを解釈して顧客のビジネスモデルや要求モデルを作るわけですが、このときに得られた「観測」事実をどの程度吟味しているでしょうか?顧客の発言やビジネスの表面上の姿を、無条件に信用して、モデル作成に使っていないでしょうか?
顧客が「こういったので」そのとおり作ったのに、なぜ使い勝手が悪いと文句をいわれなきゃならないの..と不平を言うずっと前に、自分が正しいと思っている顧客からの取材事項をじっくり考えて、その正しい解釈はなにか、見落としはないのか、顧客そのものの発言の正確度はどうなのかを振り返ってみておく必要があります。
天文学ではものいわぬ天体が相手ですが、顧客はうまくアプローチすれば、物を語ってくれます。これで安心するのではなく正しいシステム化のための重要な手がかりとして大事にする心構えが重要でしょう。
システム開発で顧客の持っている情報をわれわれも「観測」して、それを解釈して顧客のビジネスモデルや要求モデルを作るわけですが、このときに得られた「観測」事実をどの程度吟味しているでしょうか?顧客の発言やビジネスの表面上の姿を、無条件に信用して、モデル作成に使っていないでしょうか?
顧客が「こういったので」そのとおり作ったのに、なぜ使い勝手が悪いと文句をいわれなきゃならないの..と不平を言うずっと前に、自分が正しいと思っている顧客からの取材事項をじっくり考えて、その正しい解釈はなにか、見落としはないのか、顧客そのものの発言の正確度はどうなのかを振り返ってみておく必要があります。
天文学ではものいわぬ天体が相手ですが、顧客はうまくアプローチすれば、物を語ってくれます。これで安心するのではなく正しいシステム化のための重要な手がかりとして大事にする心構えが重要でしょう。
2010年3月29日月曜日
自分で書いたメモを情報源として活用する
とにかく、メモを書くことをおすすめします。一日のうちの空き時間5分程度を使ってそのとき思いつくアイディア・学んだこと・覚えておきたいこと・本のなかや他人の言葉で感心したものなどをメモします。このさいに年月日時刻を必ずメモに一緒に記入するのがコツです。メモを書くことによって自分の考えが整理できます。あらたな発見もできます
人間は忘れる動物です。メモを書くことによって少しはその内容を忘れにくくなりますが、数日たつとやはり忘れます。このためメモを書くだけでなく、あとで読み返すことが有効になってきます。数日前、数カ月前、数年前のメモを読み返すとあっと驚くことがよくあります。このころの自分はなんてよく考えていたのだろうと感心します。
メモはPCでとってもいいのですが、いつも携帯出来るようなノートに気に入った筆記具で手書きするのが筆者のお気に入りです。いまはA6版のノートと万年筆を使っています。これらを出先や旅先でみかけたお店で選ぶのも楽しいですね。
人間は忘れる動物です。メモを書くことによって少しはその内容を忘れにくくなりますが、数日たつとやはり忘れます。このためメモを書くだけでなく、あとで読み返すことが有効になってきます。数日前、数カ月前、数年前のメモを読み返すとあっと驚くことがよくあります。このころの自分はなんてよく考えていたのだろうと感心します。
メモはPCでとってもいいのですが、いつも携帯出来るようなノートに気に入った筆記具で手書きするのが筆者のお気に入りです。いまはA6版のノートと万年筆を使っています。これらを出先や旅先でみかけたお店で選ぶのも楽しいですね。
2010年3月26日金曜日
ITエンジニアの基礎的な素養とは
もちろん基本は情報科学、コンピュータ科学、計算の理論、システム工学、ビジネスマナー、コミュニケーション能力などでしょうが、意外に見落とされがちでかつ重要なのは、文科系および理科系の学問のやり方であると思っています。
事実を自分で見つめることや、仮説を立ててその検証をしていくこと、先人の業績を熱心にかつ冷静に学びその改善を含めた自分なりの取り入れ方をするというプロセス。一方常に全体と部分の関連を考えながら作業を進めるというプロセス。自分で発見したことは必ず自分の言葉で書きしるすというプロセス。
基本的には学校でこれらを身につけておけば、ITエンジニアとしての基礎ができているので、どんどん新しい仕事をしていけると思います。 一方ここが弱いといつまでも仕事を「見習っている」ということになってしまい、本来楽しくあるべき仕事が苦痛になってしまいます。
遅くはないのでここに気づいたら自分なりの主題を決めてしっかり考えて上記プロセスを実践していきましょう。
事実を自分で見つめることや、仮説を立ててその検証をしていくこと、先人の業績を熱心にかつ冷静に学びその改善を含めた自分なりの取り入れ方をするというプロセス。一方常に全体と部分の関連を考えながら作業を進めるというプロセス。自分で発見したことは必ず自分の言葉で書きしるすというプロセス。
基本的には学校でこれらを身につけておけば、ITエンジニアとしての基礎ができているので、どんどん新しい仕事をしていけると思います。 一方ここが弱いといつまでも仕事を「見習っている」ということになってしまい、本来楽しくあるべき仕事が苦痛になってしまいます。
遅くはないのでここに気づいたら自分なりの主題を決めてしっかり考えて上記プロセスを実践していきましょう。
2010年3月25日木曜日
ITエンジニアの教育をサポート
このブログやtwitterを通じて、ITエンジニアの育成に関するお手伝いができないかと考えています。コンサルテーションというと難しげですが、気軽に相談に応じる形で。
企業の中の教育・育成担当の方や、自分で自分を教育するしかない立場の方も対象としていきます。もちろん無料です。私のメリットはこのような相談を通じて私の経験を増して行く。それが今後の相談の裏付けになっていきますし、口幅ったいことを言えばいままでお世話になってきた社会へのお礼ともなろうと言うわけです。
窓口は以下の通り。
(1)このブログの各記事の下にコメントが記入できます。ここでどうぞ。
(2)twitter使用の場合はhfukuchiのコメントへの返信コメントでOK。
(3)人に見られたくない方は以下にメールください。
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