「グレン・グールドの生涯」を200ページまで読んだ。ページ数としては五分の二弱だけれど中身は盛りだくさん。
グールドはコンサートピアニストとしてデビューして、名声を得る。爆発的人気。ただし、彼の演奏「スタイル」が奇妙という評判もたつ。演奏が見事なら、気にしないという聴衆が多かったが、なんでもけなしたがる評論家や記者が、やっかみ半分に攻撃を仕掛ける。
一方、グールド自身も、大聴衆の前のコンサートの緊張から、ストレス性(としか思えない)の症状を訴える。楽旅にも出るが、そもそもホテル住まいも飛行機も嫌い。徐々にキャンセルが多くなる。いつも同じ曲ばかり弾かされるのも嫌になってきた。
大金が稼げるコンサート出演を断って、自分だけの音楽の世界に閉じこもる。作曲もしたいし、次々と新しい曲を弾いていたい。留守のうちに愛犬(グールドが自宅でピアノを弾くのを見守ってくれたり、一緒に散歩もしてくれた…)も交通事故で亡くなってしまった。カナダの山の中で音楽だけと付き合おう。
このままでいいのか…
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自分の経済状況に照らし合わせても(大袈裟か)、辛くなってきたので、昨日入手したiPadアプリでお絵かきして遊んだ。ストレス解消によい。
ついでに小林一茶の句を読んでみた。
「羽生えて銭がとぶ也としの暮」。いいねえ。
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あまり呑気にしてもいられないので、収支計算書を作り始めた。数字が明らかになると少し気楽になるだろう。大赤字だと困るが…
やっぱり表計算ソフトは便利。エクセルじゃないですが。
(追記)百鬼園の本を読んでいると、人間は収入以上の出費をしてしまう動物としか思えない。困る^^;
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