2021年4月7日水曜日

「作家の過去の読書体験も併せて味わう」のが読書と古川日出男さんが『おおきな森』で書いておられる。実に納得。

齋藤茂吉が歳をとったとき、どんな様子だったかを調べることにした。とりあえず、青空文庫で、彼の随筆をいくつか読んでみた。

面白いので、『選集』の随筆の巻を2冊、図書館で予約。日記も読む必要がありそうなので、『全集』の日記の一巻目を世田谷図書館で予約した。こちらは、土曜日か日曜日に孫の顔を見るついでに借り出してくるつもり。

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『三四郎』の文庫本があったはずなのに数週間見つからなかった。それが今朝、枕元の本棚にちゃんとあるのに気付いた。棚の端に横にして押し込んであったので気づかなかった。でも本の背文字はきちんと見えていたので、注意力不足と言うしかない。対策は、本をきちんと整理してならべることだろう。わかっているのに、そこをサボるのは老化のしるしだ。要注意。しかし、昔は乱雑なままでも本の排列を覚えていたような気もする。その記憶力がなくなってきているのが問題か。

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『おおきな森』読み続ける。100頁まで。二つの森に関しての話は順調に進む。そろそろ海もでてくるのかしら。

58頁。

「読書とは、読者が『その作家の過去の読書体験も併せて味わう』ことである」との定理……

なるほどです。

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今夜21時からは週刊ALL REVIEWSの100回記念イベント会議の仕切り直し。……で、いま終わったが面白かった。内容別途。

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