中国・九州北部で大雨の被害。これ以上拡大しないことを祈るしか無い。
こちらでは大したことない雨なのに…南海上には次の台風が来ておりこれも心配。
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「我が父サリンジャー」を予定より早く読み終える。それだけ「読ませる」本だった。
サリンジャーの家庭での姿を描写する娘の筆は辛辣。戦争でのトラウマ、半ユダヤ人であることのコンプレックス、風変わりな嗜好、極端な人嫌い。娘の目から見た父サリンジャーの姿は情けない限り。しかし父親らしいところも少しは見せる。
鏡子夫人の、描いた漱石もかなりひどいが、客観的にみるとこれも「普通」のヒトの姿で、文豪というハローの影にある実像は小さくみえるということか。
著者マーガレットの成長の物語として読むと、かなりな迫力がある。記述を刈り込むと良い本になるだろう。
ジョイス・メイナードの「ライ麦畑の迷路を抜けて」も借りてあるが、すぐには読む気がしない。サリンジャーがかわいそうになってしまいそうだ。
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読書しながら、Amazon Music Unlimitedの曲を聴いている。本に出てきた、サイモンとガーファンクル、ブラザース・フォア。
でもやはり飽きが来て、ピリスのピアノに戻る。そして試しにミレイユ・マチューを検索してみたが、フランスの版権の問題かえらく、種類が少ない。これはちょっと残念。
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